普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

川柳「貧乏人旅の恥またかき捨てる」

2019-06-20 12:45:14 | 川柳
 現役のときの海外出張の際の飛行機はエコノミー、ホテルはビジネスクラスが普通ですが、成り行きで時に高級のホテルに泊まることも有ります。その時に困るのが食事。最初に給仕がぶどう酒の瓶の栓を抜き私のコップに注ぎOK?と訊きます。酒の美味い拙いも判らず、拙いなど言えば貧乏人のさがでその瓶の処理がどうなるかと思ってgoodと言うことに。次に困るのが卵の料理法を訊かれること。ゆで卵(ボイルド・エッグ)と言えば何分間(ハウ・ロング?)かと訊かれ、卵焼き(フライド・エッグ)と言えば黄身を上に(サニイ・サイド・アップ)するか下にするか訊かれます。それから以後は何も訊かれない炒り卵(スクランブルド・エッグ)専門にしました。
 これは私の責任ではないのですが、会社指定のイランの定宿でのもたつき。その世話をした日本人の係員が私の申し込みをするのに「本人の名前で」申し込みをしていたので、ホテル側は私を泊めれば後に来る係員が泊まる部屋がなくなると夜中まで大揉め。結局、私が「もし彼が来れば自分がホールで寝るから」と宣言してやっと決着。
国際協力事業団(JICA)の課長とブラジル行きの飛行機に乗った時の話。彼の待遇に合わせたのか生まれて始めての上位のクラスの部屋と料理。寝る時は椅子が略平行近くになるのでゆっくり安眠。問題は起床して椅子がどうしても元に戻らない!そのような時クラスで慣れていれば隣の客やスチュアーデスにどうすれば良いか訊けるのに、詰まらぬ貧乏人の見栄でそのまま、結局足をあげたままで朝の食事をする羽目になりました。
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川柳くろがね吟社紹介「負け犬のその後を聞かぬのも情け」

2019-06-20 12:20:45 | 政策、社会情勢
川柳くろがね 6月号より
前月号鑑賞 小川 清隆 選評
「負け犬のその後を聞かぬのも情け」   坂本 書文
 負け犬の傷に塩を塗る。弱者には強く、強者には弱い人間が多い。負け犬としてはそっとして欲しいもの。見て見ぬ振りをするのも情け、負け犬にだけはなりたくないと励んでいるところ。

「たんたんと主治医が話す副作用」    前田 伸江
 薬とは毒であること、副作用がないと薬としては認可されない。薬の持つメリットもデメリットも正直に説明するのが医者の責任である。それもたんたんと話すところに情を感じる。ただしその薬を服むかどうかを決めるのはあなた自身である。特に七種以上の薬を一緒に服んではいけない。七十歳を過ぎたら薬は服む必要はないといわれている。気休めに服んでいるだけ。

「不発弾たがいに秘めて五十年」     八木 幹子
 「相方を不作だったと知っている。」我慢に我慢を重ねて五十年。連れ添った二人、若ければとっくに別れていただろうによくも五十年辛抱したものだと、お互いに思っている。しかし異なもので、相方が逝くと不発弾は消え去り、楽しかった思い出だけが残るもの、それが夫婦というもの。

「臍曲りオンリーワンという個性」    桑原 康博
 オンリーワンと呼ばれる人は変人が多い。臍曲りは他人に迎合しない。「オンリーワン目差す場末の町工場」ナンバーワンよりもオンリーワンを目差すその個性が大なるものを掴む。その個性を守り続けることは大事ですばらしい。

本社句会「自由詠」(雑詠)合評
 司会:古谷龍太郎
 左の数字は上位の得点、句の下の欄は個々または全体的な指摘、「」内は参考句。
(参考句は作者、評者または両者の考えを忖度して試作したもので必ずしもベストではないので念のため。)
3・デート中座り直してプロポーズ
  報告書になっている。デート中にプロポーズするのは良くあること。「皆と飲む中でいきなりプロポーズ」
 ・実母への嫁の愚痴聞く遠い耳
  評者の聞いているのは誰の質問に作者の姑の返事。「実母の愚痴聞く姑の遠い耳」
3・落ちている尻尾いつかは私かも
  自分もいつか馘になるかもと言う気持ちは良く判る
 ・財布中若干の札ある安堵
  「そうですね」川柳。札で無くて諭吉など使ってみては。「安堵する財布の諭吉まだ二人」
18・群れにいて作り笑いが癖になる
  面白い
 ・奢る目がキュウリの曲がり許さない
  奢る→これには人におごるの意味が有るので「驕る」が良い
4・香水も黙っていないバスハイク
  特に指摘なし。
 ・自真作いつも没です助けてよ
  自真作→自信作の間違い、これだけで没になる。
5・人間を積んだ瞳が柔らかい
  人間→言外の意味を感じさせる「にんげん」の方が良い。経験、実績などの表現も一考の余地。
 ・地図に入り今日は穂高の雪に立つ
  入り→広げ
 ・模擬試験思わずスマホ探る指
  試験にスマホは禁止されているのでこのような句は作らないこと
4・最後にはほうび待っていた真面目
  真面目→愚直などなにか他の表現はないか、
9・無理するな力を抜けと心太
  面白い
 ・アポ電で改めて知る資産なし
  改めて知る→がっかりさせる「アポ電をがっかりさせる資産なし」
 ・夫自慢なんとしている妻寝言
  夫、妻のどちらか一つの表現にすること「あの妻が寝言で僕を褒め散らす」
 ・ホタルより夜店気になる三歳児
  三歳児→動く、幼い子、孫二人など具体的に書く
 ・楠若葉五感を澄まし言葉選る
  特に指摘なし。
3・野心燃え原稿用紙埋めた夜
  吉川英治など具体的な人名を使う。「英治目指し原稿用紙埋めた夜」

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