普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

最近の安倍さん批判について

2007-04-25 10:41:59 | 安倍内閣

近頃のブログでは安倍さんへの批判が増えているようだ。
それも目立つのは自称右翼や保守を名乗る人達の、普通なら安倍さんを支持しても可笑しくない人達の間の批判だ。

それで何時もの情報不足、勉強不足の一般庶民の眼で問題点を考えてみた。

その主なものは
1.ニュース・ウィーク誌で慰安婦問題で謝罪
2.憲法改正への取り組み
3.政治手法の幼さ
のようだ。

1.ニュース・ウィーク誌で慰安婦問題で謝って、日本に不利なる立場に置いたと言う批判
これについては、私もブログで書いが、
一度謝ったことについてとやかく言わないで済ます。
それ以上謝る時は慎重にも慎重を期すべきだ。
今回の場合も、慎重に安倍さんの真意について、英文で書いたものを相手(とマスコミにも)に渡すべきだった。
(これについては同意見あり)
と思う。
 安倍さんの慰安婦発言について 
  
それ以上の事は、現物のニュース・ウィークの記事を見ていないので、後は同紙が安倍さんの真意を正確に報道することを祈るだけとしか言えない。

2.「憲法改正→軍国主義化」と言う古来からの批判に加えて、米国からの影響を強く受けている今、憲法改正に踏み切れば、米国の軍事戦略の枠組みに組み込まれるだけだと言う批判

憲法改正については、米軍占領終了以後から何度も叫ばれながら、未だに手づかずになっている問題だ。
それをまだまだ経験不足の安倍さんが今やろうとするのは性急過ぎると思う。
そのために憲法改正に必要な、国民投票法の成立に当たって、それこそ憲法改正のため絶対に協力が必要な民主党の仲をこじらせてしまった。
(勿論この問題については、民主党の対決一本槍の姿勢も批判されるべきだが。)

安倍さんは憲法改正を今度の参院選の争点にしたいそうだが、ここは国民投票法案の成立で、一休みして置いた方が良いと思う。

もし、どうしても憲法改正をしたいのなら、問題の9条はしばらく棚上げにして、その他の問題点の改正にしばらくとどめるべきだ。
そして、世界から総スカンを食っている、米国と未来永劫、同盟関係を続けるのが、果たして日本のためになるのか、もしそうでないとした時の、日本の防衛をどうするのかなど、基本的な考え方をきっちり整備する必要があると思う。
そうすれば、国民の理解が今以上に得られるだろう。
 米国との関係の見直し

安倍さんは、当面の日本の防衛問題解決には、憲法改正を今しなければいけないと思っているようだし、それも正しいかも知れないが、このまま仮に強行しても、議会で3分の2の承認は得られないだろう。

現在の情勢では、万一外国が攻撃してきたときは、米軍の援助の元で、超法規で戦うしかないと思う。
国が壊滅的打撃を受ける事態でも、憲法を守るなど考えられないからだ。
そうなれば、今までの平和ボケした一部の国民も憲法改正の必要性が身に沁みて判るだろう。

勿論そのような事態にはならないと思うし、またそうならないよう祈っているが、いずれにしても、もう少し時間を掛けて、考えて貰いたいものだ。
今まで、50年放って置いたのだし、後、一、二年かけて議論する方が早道だと思うが。

3.政治手法の幼さ
安倍さんの進めて政策で目立つのは、小手先の手法と管理強化だ。

教育で言えば、教師の10年毎の免許更新、いじめ生徒の出席停止、懸案になっている教育委員会への政府の関与などなど。
教育予算の増加、教師を悩ましている父兄の再教育など基本的な政策にはまったく手着かずだ。

官僚制度で言えば、談合など不正防止のため、新人材バンクの設置を先に決めて、その根幹の官僚の定年制など後回しだ。

経済問題で言えば、経団連の悪巧みに引っ掛かって、悪評嘖々の残業代ゼロ法案をを考えたのはいいが、その提出間近になって、世論の反発で始めてその問題点に気付いて引っ込めたこ。
批判者の中には、参院選後にこの問題をぶり返すのではないかと言う人もいるが、そこまで政権が無能ぶりを発揮するとは思いたくない。

<<安倍内閣に期待するもの>>
上記の批判の原因の大半は他のブログでも指摘されているように、安倍内閣の体制の脆弱なことからきているような気がする。
おまけに、松岡さんなど就任当初から首を捻られている人達を登用して、安倍内閣支持率の減少に貢献させている。

自民党内からも声が出ているように、なるべく早い時期に内閣改造を行い、もう少し強力な陣容、特に安倍さんの支えてくれるような大物を入れる必要があると思う。
リーダーシップと言えば聞こえが良いが、今は安倍さんが一人相撲を取っているような気がする。
このままでは裸の王様にもなりかねないかもしれない。

安倍さんの言う、再チャレンジ教育改革主張する外交、そのための情報機関の設置など良いことばかりだ。
前にも書いたが、上に上げたものだけを見ると、小泉さんの政策と全く違っている。
政策発表の時、はっきりと小泉さんの政策、小泉自民党との決別を明らかにすべきだった。
そうすれば、問題になった復党問題も、今までの安倍さんの対応で却って支持率は上がったかも知れない。
何故なら、小泉さんが自分の方針に反する人を追放し、刺客を立てたのを党内外の人達は皆おかしいと思っていたからだ。
今回のことで男を上げた平沼さんもとうに復党している筈だ。

また安倍さんの主張する外交は、米国一本槍の小泉さんと違って、安倍さんらしく、はっきり言わないが、恐らく米国にも言うべきことは言う意味だと思ったのは私だけ立ったろうか。

今内外から批判を浴びている慰安婦問題の発言もしっかりした情報機関があれば、もっとスムーズに処理出来た筈だ。 

安倍さんの考えている方向はそう間違っていないと思う。
安倍さんはもっと体制を強化して、もっと腰を据えて、もっと足が地についた政策で「美しい日本」の為に強い意味のリーダー・シップを発揮して貰いたいものだ。

 安倍内閣の理想と現実
 安倍内閣改造の勧め
 安倍内閣支持率向上策

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