普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

商店街活性化への道(3)

2007-01-08 17:35:26 | 地方分権と再生

<<駅前商店街衰退の理由の解明>>
私は前のブログでK商店街の問題点とパチンコ屋の影響について書いてきた。
実はこれを書き出したのは、今まで見聞きしたことの他、(素人にとって)首を捻る現象に気がついたからだ。
1.同商店街は人口26万を超える区の中心だ。
2.筑豊や遠賀地方など広大な背後地域がある。
3.K地域はK駅の隣接して電車の始発駅や、バスセンターがある交通の要衝だ。
K駅は九州で有数の乗降客がある。
つまりマイカー利用の人を除く皆に商店街に来て貰うチャンスはある。
然し、事実はJRを降りた人のうち僅かの人がIデパート向かうだけで、他はそのまま電車やバスに乗り継ぎ、眼の前の商店街に向かう人は殆どいない。
4.同商店街の中の市場に最も影響を与える筈のスーパー・マーケットが歩いて2~30分の所しか無いのに、商店街の中の市場の衰退が異常に激しい。
強いて言えばIデパートにも生鮮品を売っているが、その規模が地もとの市場を食う程の規模ではない。
5.各地の大型スーパーに市場を奪われたことも考えられるが、他地区の同じような条件または同じ地域にスーパーがある悪い条件にある市場でさえなおそれなりに頑張っているのは何故か。
この店については専門家の診断を仰ぎたいところだ。

<<基本的な解決策>>
それだけ判ったように言った以上具体的な解決策を書かねばならぬのだか、実は今までの二日に亙る文章と上記の疑問の中に基本的な解決策が既に入ってはいっていると思う。
つまり、
1.如何にして店主のやる気をもたせるのか。
2.どの層をターゲットにし、どこと競争して勝ち抜いて行くのかと言う商店街の戦略
3.将来を見据えた商店街の将来図
4.地もとの大学に衰退の原因を学術的に調べてもらう。
などである。

<<具体的な解決策>>
以上のことは当然のことで、いかに処理するかは商店街の店主自身で考える他ないと思うし、私がこれ以上書くのは素人の無知をさらけ出すようなものだが、恥を掻きついでに、思いつきを批判、提案の形で順序不同に書く事にする。
1.魅力ある商店街にする。
商店街自身の魅力が乏しい
誰をターゲットを絞っているか判らない。
女性を惹きつける商品がない?(男だから判らないが多分?)
特に食べたいと思うものがない。 

2.駅から商店街までの空間を充実する。
K駅から約80m?もわざわざ歩いて魅力の無い商店街に寄る気になれない。
その80mの間は街で良く見かけるパーフォーマンスもないただの空間だ。

3.駅前商店街の中心となるC通り通路の活用。
通りの巾が10mと広すぎる。この様な広いアーケード街など他に見た事がない。
広すぎるから少々の通行人があっても、閑散とした通りになる。
雑踏している街には人が寄るが、人が少ない街は人を惹きつけない。
折角の広い通りを利用して通りの中心でワゴン・セールをして、通りの巾を狭くする。
現在でも月に二日、産直市をやっているが、陶器市、日曜朝市、夏の夜店などのイベントなどで通りの賑わいを演出する。
C通りの奥の広場に舞台を造り、若者のパーフォーマンスの場を提供する。
これについては保守的な店主も共通空間の活用に強く反対しにくい。  
現在この種のイベント報せはホーム・ページだけだが、新聞折り込みの就職情報誌などで宣伝する。
実は私もこのブログを書く時始めてホーム・ページの存在を知った。
4.商店街の再建のための条例を市で作って貰う。
そして街の景観を守り、その雰囲気を壊すような店の開店を防ぐ。
今度の市長選が売り込みのチャンスだ。

<<ゴーストタウンのC通りと人の波のブックセンター>>
なお今日1月8日所要でKに出た。問題の4車線の巾の長さ250mのC通りの見渡せる範囲で7~8人しか歩いていなかった。
全くのゴーストタウンだ。
然し帰りによった同商店街のF通りにあるIブックセンターでは(多分正月に行く所のない?)人達でごった返していた。
だから駅前商店街の再生はやり方しだいでは、夢ではないような気がした。
(続く)


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