××××は飲み物です

「ゴールデンスラバー」を観るくらいだったら「魔法少女リリカルなのは The MOVIE 1st」を見たほうがよいです。

アイ・アム・レジェンド 2007年12月14日公開

2008-02-09 | 僕の彼女はサイボーグみたいな映画
てててん~てん♪ てれてれてんてん~♪ てれてれてんてんてん♪

ウィル 「いや~、最近寒いですなぁ。関東にも雪が積もりまして雪見酒などするのもよろしゅうおまんな。まぁ、それはそうと最近の映画は何でもゾンビばっかりですなぁ。右を向いても左を向いてもゾンビゾンビで見分けがつきません!ゾンビがはやっているからこの映画もゾンビになったと違いますかなぁ?ぶっちゃけ、この題材でゾンビが出てくるのもおかしいと思いますが、まぁそこはそれ大人の事情。ゾンビブームだからCGの素材も安くなるし、脚本もストやなんやでややこしいことになっているから、才能がな…でなくユニークな脚本でこの企画が通ったという時点で問題がありますがしかしまぁ」

そこに犬のサム登場。

サム 「ウィルの旦那!?」
ウィル「何でぃ!?」
サム 「久しぶりの更新だからって前振り長すぎですよ」
ウィル「ぐったりでやんす!!」
サム 「ぐったりじゃしょうがねぇな? ところで今日は旦さんの誕生日とお聞きしましてお伺い致しました」
ウィル「おう、そうかい。あまりたいしたもんがねぇけど上がれや」
サム 「へい、失礼いたしやす」
ウィル「ちょっと、女房にスクランブルエッグとベーコンを作らせるからちょっと待ってろよ」
サム 「え? 女房ってどこにいますか?」
ウィル「あれだよ、あれ?」

マネキンを指差すウィル。

サム 「え…? あれはマネキンですよね?」
ウィル「なんでぇ、お前さんはうちの女房の顔も忘れちまったのかい? しょうがない奴だねぇ。全く」

怖いのでスルーするサム。

ウィル「おい、サムが来ているというのに何で返事しねぇんだい? おめぇはよ?」

台所に向かうサム。ずっと独り言を喋っているウィルにどん引きのサム。
ウィルがスクランブルエッグとベーコンを皿に盛ってくる。

ウィル「悪いねぇ。どうも最近かかぁの奴、喋らなくなってよう?おめえさんに気ぃつかわしちまってすまねぇな」

怖いのでスルー(略)

サム 「ほう、これがスクランブルエッグですか? わたし見たことないんですけどどうやって食べるんですか?」
ウィル「普通にフォークですくって…」
サム 「ほう、旦那さんには失礼ですけど私一応犬なんで犬食いさせて頂きます」
ウィル「おめぇさん、うまいこと言うじゃねぇか」
サム 「ほう、うまい! この付け合せのベーコンってのはどうやって」
ウィル「フォークで…、あ、ごめん犬食いでいいや」
サム 「うまい! わたしこんなん食べてことありませんわ!!」
ウィル「ベーコンを食ったことがない奴なんているのかい? おめぇさんは本当に変わっているねぇ」
サム 「はい、わたし一応犬なんで」
ウィル「それに比べると裏に住んでいるあのライオンの野郎はいけすかねぇなぁ」
サム 「わたしも苦手ですなぁ、わたし一応犬なんでどうも猫科の奴はいけすかねぇ」
ウィル「この前、おれが鹿食ってたときにあのライオンがきやがってよ」
サム 「鹿だけに、しかたないなぁ? なんちて」

スルーされるサム。

サム 「…前もそんな話聞きましたね」
ウィル「そうなんでぇ、あいつは何故か飯の時間になるとあがってきやがって人が食っているもんにケチつけてきやがってなぁ。しかも、文句言いながらおかわりしやがるんだよ。しとつあいつを懲らしめようかと思っているんだよ」
サム 「でも、ライオンには逆らえませんからねぇ…。ところでウィルの旦那、この何か腐った肉のような臭いはいったいなんですか?」
ウィル「おう、男の手料理を作ってみようと思ってよ。思いつきで鹿肉のベーコンを作ってみたんだが、どうもベーコンじゃないものができてしまって怖くてそのままにしているんでぇ。お前さんちょっと覗いてみてくんねぇかい?」
サム 「へい…」

燻製器を開けるサム。

サム 「旦那、これ腐ってますぜ?」
ウィル「そうかぁ、でもせっかく作ったもんだしこのまま捨てるのも勿体ないねぇなぁ。何かいい方法が…、あ!思いついた!!」
サム 「たぶん、わたしが思っていることと同じだと思います」
ウィル「これをこのまま、ライオンに食わせるというのもなぁ」
サム 「はい、犬のわたしが臭いだけで死にそうになってますから何か入れないといけませんねぇ」
ウィル「料理は彩りが大事だからなぁ」
サム 「何か、面白いもん混ぜたらどないでっしゃろ?」
ウィル「そうだなぁ。とりあえずそこにあるタッパーに鹿肉をつめて…」
サム 「タッパーはあきませんて。お、ちょうどええとこに小さい土鍋がありました」
ウィル「駅弁みたいでいいじゃねぇか。とりあえずそれにつめてくれや」
サム 「へい!!」
ウィル「何か寂しいなぁ。…あ、そこに一口飲んだだけで怖くなって三年間そのままにしているペプシのキュウリ味があるから、それも入れちゃおう!!」
サム 「入れちゃおう!! 旦那! ピーナッツバターを入れるともっと面白くなりますよ」
ウィル「入れちゃおう!! あ、こんなとこにタバスコがあるからこれも入れちゃおう!!」
サム 「入れちゃおう!! …って、まるでアメ横ガード下にある千円でつめ放題のチョコレート屋さんみたいで面白くなってきましたなぁ」
ウィル「関東に住んでいる人にしかわかんねぇネタはよくねぇなぁ。ところでこれは何か名前をつけねぇといけねぇなぁ」
サム 「腐った鹿肉なんてのはどうですか?」
ウィル「お前さん、そのまんまじゃねぇかよ? 何かいいのが…、うん? 何かお三味線の音が聞こえないかい?」
サム 「犬のわたしに聞こえないから幻聴だと思いますけど」
ウィル「うるせぇな? おれには ちぃりぃとてちんっ♪ って聞こえるんだけ」
サム 「じゃあ、ちりとてちんでいいじゃないですか」
ウィル「ちりとてちんだけじゃいけねぇなぁ。元祖ちりとてちんと、本家ちりとてちんとどっちがいいかい?」
サム 「元祖のほうがそれっぽいじゃないですかい?」
ウィル「おう、そうかい。じゃあ、早速これを箱につめてライオンの野郎が来るのを待つだけで…、お? またいいタイミングでライオンの野郎が来たよ。お前さん」
サム 「じゃあ、わたし台所に隠れてますんで」
ウィル「おう、任せたぜ!!」

ライオンが上がってくる。

ライオン「こんちわー、ウィルの旦那。誕生日って聞いたんで来てやったぞ。何か食わせろ」
ウィル 「いきなり来て何か食わせろたぁ、失礼なライオンだねぇ」
ライオン「はい、わたし一応野獣系なんで」
ウィル 「まぁ、いいよ。今日はグルメのお前さんに食べてもらおうと思って珍しい食い物を用意してたんだよ。おい、犬のサムっ!! あれを持ってきなさい」
サム  「は…、ぶ、お、おまたせしまし…」

ちりとてちんを笑いながら持ってくるサム。台所で大爆笑。

ウィル 「(サムに向かって)笑いなって!」
ライオン「ちりとてちんですなぁ。わたしこれが好物でして、動物園では毎日食べてました」
ウィル 「ほう!! 動物園でこれを毎日ぃー!?」

サムはツボにはまって台所で悶絶。

ウィル 「サム!笑うなら表に出て笑いなやっ!」

サムは表で大爆笑。

ライオン「なんでぃ、サムの野郎具合でも悪いのかい?」
ウィル 「いやいや、気にしなくてええって。じゃあ、食べてくんねぇ」

少しずつ食べようとするライオン。

ウィル 「あぁ、あかん、あかん。これはそんなちびちびと食べんと一気に食うと美味しゅうおまっせ」
ライオン「そうですな。では一気に…」

顔色が悪くなるライオン。

ライオン「う…、これはうぇぇ」
ウィル 「どないしましたん?」
ライオン「いえ、ちょっと体調が…」
ウィル 「そない言わんと、ほらちゃんと口を開けて」

ライオンの口をこじ開けるウィル。
そこにサム登場。
サムはちりとてちんをライオンの口に流し込む。

ウィル 「はい、入ります!!」
サム  「入っちゃった!!」
ウィル 「また入れます!!」
サム  「入れちゃった!!」

苦しむライオン。

ライオン「旦那!! すいません、もう結構です。もうお腹いっぱいです」
ウィル 「ほう、そうかい。ところでワシぃちりとてちんを食ったことないんやけど…、どんな味がしますか?」

ライオン「はい!ベーコンの腐ったような味がします…」



 

 


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