はやぽんログ!

アイマスP兼ガジェット好きがなにか書いてるらしい。

【長期レビュー】第3回 富士通東芝 IS12T 世界初のWindows Phone 7.5搭載スマートフォン

2015-03-27 10:43:20 | ガジェット
どもー今回は
長期レビュー第3回ということで
富士通東芝のIS12Tです。
カラーはブラックの他にイエローとマゼンタがあるため、非常に明るいカラーの印象がある

また、キャリアはKDDIです。

購入経緯はiPhone 3GSの2年縛りが消えたことと、携帯端末でもOfficeが使える点です。
カメラの出っ張りが特徴

もちろんAndroid端末も考えましたが、
私は何か先を行き過ぎましたね。
当時発表されたばかりのAndroid 4.0における推奨スペックはデュアルコアに1GBのメモリと言うかなりハードルの高いもの。
アップデート対象となる見込みの端末がほとんどなく、強いて言えばSAMSUNGのGalaxy SIIくらいでした。

先代のGalaxy Sでバッテリーの発火事故もあったり、デュアルコアになったことで電池持ちがあまり宜しくない観点からこの機種は敬遠してました。
それを除くとハイスペックはXperia acro(IS11S)とかしかなく、辛うじてアップデートできるかどうかでしたね。

それもあってiPhone 4にしようかと迷ってたのですが、そこにWindows Phoneが現れたわけです。
新OSでもあり、冒険半分で選択しましたね。SoftBankの電波があまり良くなかったのもありましたので…

覚えているのは、地元のauショップにはなく都市部の電気屋で買いましたね。
取り扱ってないと言われたので…

当機は世界初のWindows Phone 7.5を搭載した端末で、当時は大々的に宣伝されてました。

端末性能は

3.7インチTFT液晶 800×480 254dpi

CPU Snapdragon S2 (MSM8655)
Single Core 1.0GHz

RAM 512MB

ストレージ 32GB

カメラ リア1320万画素

OS Windows Phone 7.5→7.8

その他 防水機能を搭載。



その前にこのWindows Phone OSについて少し説明を。

このOSはWindows Mobileからカーネルまで一新して作られたもので、iOSやAndroidよりも後発であることから「両者のいいとこ取り」とも言われますね。

ホーム画面にアプリアイコンなるものは無く、ライブタイル呼ばれるものが画面に散りばめられています。
これはModern UIというもので、ライブタイルがアプリアイコンとウィジェットのような役割を果たすものです。

ライブタイルは色も変えられる。

Windows 8が主流になりつつある今では、Modern UIもよく見かけるようになりましたが、その前身とも言えるでしょう。Windows Phone OS発表当時はまだWindows 8は存在してませんから。


アプリケーションもUIが面白く、iOSやAndroidと同じアプリでも操作感がまるで違うものもあります。基本的に横スクロールで切り替えたりできます。

アプリケーションの例。確かに他のOSのものとはかなり異なったUIとなっている。

このWindows Phoneの利点として挙げられるのが、PCアプリケーションとの高い互換性です。


例としてOfficeハブが挙げられます。

内蔵のOfficeはPC版のMicrosoft Officeで作成したファイルをそのまま閲覧、編集することができます。しかも、表示崩れや文字化け等はほとんどありません。

当時のAndroid等の互換アプリでは、文字フォントや改行する所がうまく表示できなかったりと正直使えたものではありませんでした。
(現在こそMicrosoft OfficeのAndroid版とiOS版が使用できますが、やはりWindows Phone版が1番対応フォントが多いですね。)
標準装備のOffice One Driveとの連携も利くのでありがたい。

他にもPeopleハブが便利です。

こちらは連絡先にメールやFacebookが統合されたもので、最新情報等の更新がまとめて見ることができます。
この7.5からTwitterも統合され、さらに多くの情報を得ることができるようになりました。
いちいちそれぞれのアプリを開かずともFacebookとTwitterの投稿を見れるのはなかなか便利


Xboxとの連携性の高さ

ここはさすがMicrosoftです。ゲームがなければ自社のプラットフォームと連携すればいいじゃないかというものです。
これができる会社と言えば、他にSONYくらいしか見当たらないものです。

このようなアプリもあり、OS間でこれができたのはとても革新的だと感じた


このほかにも当時としては目新しい機能も多数ありました。中でも音声コントロールは当時のAppleのものよりも素晴らしいものでした。
Siriが出るまではかなり優れた音声インターフェースだった

カメラは1320万画素を搭載してるため、きめ細かい写真を撮ることが可能です。
当時の機種の中でもなかなか綺麗に撮れる機種でした。

iPhone 3GSと比べると明るい写真も撮れ、フラッシュも搭載してるため暗所でも問題なしです。シャッターキーが付いているので撮りやすさも問題なしです。
ですが、フロントカメラは無くセルフィーには向きません。この頃のスマートフォンにはフロントカメラもトレンド化してきた時期でもあったので何か惜しいですね。
IS12Tで撮影した画像。海の青が鮮明に写っている

カメラには13.2mega pixelsとある。

防水、防塵なのでお風呂場での利用も問題ないかと。

イヤホンジャックはキャップレス防水となっている

ハードウェアキーも光るので、暗所での利用も問題ないです。
キーが小さいので押しにくいこともしばしば…

でも、それらの利点も含めながらも一般のユーザーには使いにくい端末でもありました。
例えば


キャリアメールは使用不可

Cメールが送信できない(アップデートで対処済み)
ガラケーサービスがない(ワンセグやおサイフケータイはもちろん、au固有のサービスも使えないものが多かった)

その上、流行りのスマートフォンゲームやコンテンツはほぼ全て遊べないです。
まぁ、ビジネスユーザーが仕事メインに使うか一部の端末好きくらいにしか受け入れられなそうな端末です。

その後の経過

購入から1年

動作は非常にサクサクでこの頃のAndroidにはなかった魅力ですね。どちらかと言えばiOSに似た感覚ですかね。Google系のサービスを使ってるユーザーにはなかなか使いにくい印象もちやほやと見受けられました。

少々使ってわかったのですが、このライブタイルとプッシュ通知でしか通知を確認できなかったので少々使いにくかったです。よく忘れ去られるものありましたし…
私はスマガラ固有機能や、auのサービスを使わなかったので何の問題もなかったです。iPhoneで赤外線通信が使えないことにも不便は感じませんでしたし。

購入から2年

マイナーアップデートはあるものの、動作が遅くなるようなことは確認できず。
この時にWindows Phone 7.8へアップデートされました。UIがWindows Phone 8とほぼ同じになりました。それ以外は基本的に変わらないものでしたが、カスタマイズの幅が広がるものです。

この年の6月にiPhone 5に乗り換えました。あえて5Sにはしませんでしたね。3色展開というのが噂されてたのもあったので…

購入から3年

実はAndroidスマホなら半年で販売終了するものですが、このIS12Tは2013年12月まで販売されていました。なので今更ながら買う人もいましたね…少しは
日本で技適を取得してる唯一のWindows Phoneですからね。希少な上に貴重です。

この頃になっても重いとは感じませんね。同時期に発売されたiPhone 4やIS05も所有してますが、iPhone 4(iOS 6.1.3)とほぼ同等かそれ以上くらいに快適です。

ストレージが32GBもあるので動画等を入れて持ち歩くのが現在のメイン利用です。まぁ、Nexus 7を持ち歩くのが面倒なところで使ったりお風呂場で動画等を見るときに使いますね。

また、カメラの性能も悪くないのでカメラとしても利用してます。

2014年10月にOSのサポートが打ち切られ、セキュリティアップデートが終了しました。Windows XPみたいなものだと思っていただければわかりやすいです。


通信環境

キャリアがKDDIに変わったため、以前よりも3G回線を山とかでも問題なく使えるようになりましたね。


ここからは3年使って使いにくかった点についてです。

・スクリーンショットが撮れない

これはOSの問題でデベロッパー権限を取得(9800円/年が別途かかる)しないと撮れないものでした。なので、OSに起因するものです。

・検索エンジンが限られてる

これはWindows PhoneがブラウザーにInternetExplorerを用いるのがほぼ前提だからです。標準の検索エンジンはBingのため、日本では少々使いにくいこともしばしば….
サードパーティでGoogle検索が出たのも結構後でしたし…Yahooに至っては正規のエンジンはありませんからね。

個人的にはUC Browserがオススメですね。検索エンジンも豊富ですし、AndroidやiOS端末でもつかえるので履歴の管理等が簡単です。


・アプリがやっぱり少ない

第3のOSと言われてはいるものの、iOSやAndroidに比べると開発が遅いです。
常にAndroid版よりも半年から1年は遅れてると思ってもらってよいです。

LINEに至っては2014年10月のアップデートでようやくタイムラインに対応しました。
未だにスタンプも半分ほどが全滅です。サポートされていませんと表示されると何か申し訳ないです。

他にもゲームアプリはANGRY BIRDのパクリのようなものはありますが、パズドラやモンストと言ったゲームは存在すらしません。

Google系のアプリは正規ではほとんどありません。
サイドパーティでGoogle+やDriveとの互換アプリはありますので、使えない訳ではないです。

後継機のWindows Phone 8は従来のOSとはカーネルの仕様が変更されました。
このため、以前のアプリは使えますが
Windows Phone 8向けに作られたアプリは基本的にこのIS12Tでは動きません。
現在ではMicrosoftのSkypeですら動かないですからね…



・カスタマイズ性が低い

ホーム画面に壁紙を設定できなかったり、タイルの大きさを変えられないなど自分好みにするのが難しい機種でもありました。7.8にするとタイルの大きさを変えることができるようになりました。



・英語に設定しないと機能を使いこなせない

せっかく素晴らしい機種なのに、やはり英語圏向きなものが多いですね。
音声検索機能は日本語のままでは使えないですし、これには流れてる音楽を端末に聞かせると、Zuneストアから一致するものを探してくれる機能まであります。音声検索機能の最先端を行くiOSですらiOS8になって実装された機能ですからね。いかに早いかがわかります。



・コンテンツの入手がiOS端末に似てる

iOS端末にiTunesのようにWindows Phone端末にはZuneです。

このZuneが特別使いにくいわけではないですが、iOS端末を所有してる身からはiTunesと混在して面倒なことになってます。Android端末のようにエクスプローラーからのデータのやり取りはできませんね。

Windows Phone 8からはエクスプローラーでデータのやり取りができます。


なんか悪いところばかり書いてしまいましたが、もちろんいいところもあります。

先述のようにPC版のOfficeとの互換性は非常に高いですし、その他のExcelやPowerPointと言った機能も高い互換性を維持したまま利用可能です。

1GhzのSingle Core CPUに512MBのRAMというなかなか貧弱なスペックでも快適に動作する点も魅力です。

世界初の日本語入力でカーブフリックキーボードを搭載していたので、文字入力はやりやすかったですね。慣れてしまえば他のスマホに違和感を感じるくらいにまでなりましたね。

需要があるかは別として非常に使いやすいものだった。

PeopleハブでFacebookやTwitterの友達の最新情報を一括で見ることもできましたし、FacebookとTwitterの同時投稿もできましたので今は無いと不便にも感じます。

Xboxとの連携性は非常に高く、少しくらいのことはスマホでできてしまいます。

サポートが終了する前はiOSほどとは行かないものの、Androidよりはセキュリティ性も高かったと言われています。

そのため、このスマートフォンが求めたユーザーというのは

・仕事等でOffice等のファイルをよく使用し、編集等を行うことが多い人

・SNSやメール等をよく利用し、それらを使いこなす人

・フリックで長文入力を行う人

・PC周りとの連携性を高めたい人

・Xboxユーザー

という限られたユーザーがターゲットだったと感じます。

実際この記事も、IS12Tで文をところどころ編集したりしてます。パソコンを持ち運ばずに、資料等を閲覧し編集できるのはすごい点だと思います。
それだけが存在意義と言っても過言ではないかもしれない端末です。

まぁ、ブログくらいでしたらEvernoteがありますからその方が楽だったりもします。

でも、私はこれを学生の時に購入しました。記憶にあるのは何を言っても周りのユーザーに通じないことと、周りの話題に一切乗れないことです。


よく、標準ブラウザーがSafariとかGoogle検索とかと聞きますが
標準ブラウザーがInternetExplorerなんて特殊な携帯電話がまずないですからね…

周りでは誰も使わないBing
やりたいけどできないゲーム
タイムラインのないLINE
何故か全て英語(自己設定なので…)
誰に触らせても使い方のわからない端末

Windows Phoneの話題では

メアド交換したのに何故か私だけ
Gmailとかよくありましたね。
(先述の通りキャリアメールは使えない)

ニコニコ動画を見るのに苦労したのですが、誰にもわからないのです。
(正規のアプリはなく、サードパーティもmp4形式の動画のみ…色付きのコメントが打てなかったり等)

○○ってアプリ便利だよね!
→マーケット探しても出てこない…しかたない。


などと友達からはガラケーなのかスマホなのかわからないと言われることもしばしば…((だからWindows Phoneだって))

結論

アプリが少なすぎる…それ故にゲームがしたくてNexus 7を買いました

というような事になります。


なので学生や一般ユーザーの方にはあまりオススメできない機種です。

今は格安スマホにWindows Phoneが参入する流れになっており、約3年ぶりの上陸ということになります。
私のような特殊な人間はWindows Phoneを好き好んで2台目
(iPhone 5の後Lumia 630に機種変)
ということにもなりますが、興味本位で買うと後で非常に後悔します。


この後iPhone 5に乗り換えるきっかけにもなりましたね。現在はLumiaやiPhoneのテザリングでIS12Tも使ってます。最近はLumiaのおかげで出番が減りましたが…

実に今まで契約したケータイにAndroid端末が無いことに今更気付く私でした。

それでは今回はこの辺で(・ω・)ノ


コメント (3)   この記事についてブログを書く
« 追悼の意 | トップ | 【 まとめ】iPhoneのカメラで... »
最近の画像もっと見る

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ウィンドウズフォン初めて使用 (誠)
2016-08-20 08:22:18
IS 12TはブラウザでPCサイトが多くてモバイルモードからPCモードに切り替えが少なくてすむ理由です

アンドロイドが長かったですが!いかにアンドロイドアプリがグーグル開発者サービスの影響が多いのが嫌気を指してウィンドウズフォンからグーグルサービスを閲覧してます

追記です (誠)
2016-08-20 08:46:38
アンドロイドでグーグルサービスを全般的にりようしてると気が着くのですがウィンドウズフォンは最初から!やる気を出さなかったと感じます
グーグルに特許料を貰った方が儲かる理由です
何れはくろーむブックPCでアンドロイドとウィンドウズフォンアプリは統合されて使用出来ます
チャイナ製造のウィンドウズPCにはクロム&アンドロOSトリプル搭載機出てます
コメントありがとうございます (muskapsp)
2016-08-21 01:05:31
確かにIS12Tが出た頃はGoogle率いるAndroidに対して、ほぼ駆逐されかけたWindows mobileの後継としてリリースされた訳ですからね。
本来ならGoogleからライセンス頂いて自社プラットフォームに載せたいのはあったかもしれませんが、Microsoft自体それを互換できるサービスがあったのも事実ですし…自社サービスと重なってしまうのもあります。

なんだかんだでシェアのあるIEにクラウドストレージのOneDrive
エンターテインメントではXboxとの一部互換を持っていたりと「キワモノ」感は少なめな第一印象でした。

まぁやる気がないと言ってはアレですが、WP8までの礎を築いたという意味ではよくやったかと思います。
MSもユーザーは「プラットフォームの魅力よりもアプリの魅力に惹かれる」という事に気づき、今は呼び込む方針で方針転換してますね。

コメントを投稿

ガジェット」カテゴリの最新記事

関連するみんなの記事