音楽中心日記blog

Andy@音楽観察者が綴る音楽日記

Won’t Get Fooled Again

2008年08月02日 | 歌詞・訳詞
俺たちは街頭で戦う 子どもたちを足元に置いて
やつらが崇めていたモラルは 消え去るだろう
煽動者たちは 反対派を裁判にかけ
判決を下すとすぐに ショットガンが火を吹く

新体制ってやつには 敬意を払うよ
新しい革命ってのにも 礼を尽くすさ
あたりの変化にも 微笑んでみせるよ
ギターをとって 弾きはじめよう
昨日とまったく同じように
そしてひざまずいて 祈るんだ
もう二度と騙されはしないぜって

この変革は 来るべきもの
そんなことは みんなわかってる
俺たちは束縛から解きはなたれたんだ それだけのこと
そして 世界の様子は以前と同じ
歴史は変わってないんだ
だって 次の戦争でも あの旗は揚げられるのだから

新体制ってやつには 敬意を払うよ
新しい革命ってのにも 礼を尽くすさ
あたりの変化にも 微笑んでみせる
ギターをとって 弾きはじめよう
昨日とまったく同じように
そしてひざまずいて 祈るんだ
もう二度と騙されはしないぜって

俺は家族を連れて 逃げるよ
幸運にも 生き残ってさえいればね
あり金を集めて 青空に笑ってみせる
催眠術をかけられた人間が 嘘をつけないことくらいわかってるけど
そうだろ?

通りには なにもありゃしない
何が変わったのか 俺にはわからない
掲げられたスローガンが 取り替えられただけのこと
進歩派を名乗っていたやつらは 今や保守派になってる
そして一晩で ヒゲはのび放題だ

新体制ってやつには 敬意を払うよ
新しい革命ってのにも 礼を尽くすさ
あたりの変化にも 微笑んでみせる
ギターをとって弾きはじめよう
昨日とまったく同じように
そしてひざまずいて 祈るんだ
もう二度と騙されはしないぜって

新しいボスに会ってこいよ
前とたいして変わらないボスに

- The Who「Won't Get Fooled Again」(1971)
    (Translated by Andy@音楽観察者)

 内閣改造に寄せて(ウソ。でも半分はホント)

 アルバム「フーズ・ネクスト」のラストを飾るナンバー。
 ピート・タウンゼントが抱いている世界観・社会観がよく表れた詞だと思う。
 「無法の世界」という邦題は、ちょっとハズしているような気がするが。

 原詞はここを参照。

 映画「キッズ・アー・オールライト」における演奏。