足立直義の丹沢・大山山麓だより

生き物との出会いを楽しみに今日も山麓を歩いています

No. 1596 ~ 夏過ぎたヤブガラシ ~

2018年10月01日 | 昆虫

観察月日  2018.9.6.晴 30℃

観察場所  秦野市 くずはの家

 くずはの家の冬は、薪ストーブを使っている。裏へ回って見ると、

雑木の薪がぎっしり積まれ、秋の内に冬の準備が整っていた。 

 人間にはこよみがあるから、秋の次に冬が来る事は解る。ところ

で、こよみを持たない昆虫達は、次に冬が来るのを“どの様にして

”読み取るのだろうか。 

 くずはの家には、ススキの原を保存してある場所がある。原の中

程に小道が付けてあるので、そこを歩くのは何とも楽しい。ススキ

だけではなく、私の目を引いたのはヤブガラシであった。

 イチモンジセセリが体長より長い口吻を大きくたわませ、その先

で蜜を狙う。その口吻の先の花は、緑の4枚の花弁と立ち上がっ

た4本の雄蕊、その元には円盤状に盛り上がった“花盤”が黄赤色

に光っている。程なく花弁と雄蕊は落ち花盤が薄桃色に変る。

 隣の花には、青銅の金属色のオオセイボウが蜜を探す。

 「ハナグモが綺麗なガを・・・」とRさん。カメラを向けると、“アカスジ

シロコケガ”だ。小形だが美しい種類が多い。

 ところで、ヤブガラシは、暑い夏に全盛の植物だ。ここでは元気に花

を付けている。アゲハチョウが吸蜜に飛来した。多くの昆虫は盛夏に

仕事を終えたのであろう。だが、羽化して間もないアゲハチョウは、こ

れから卵を産み、孵化した幼虫は成長しながら昼の時間の長さを数え

、冬が来るのを読み取り、越冬蛹になる準備をしなければならないのだ。

10月はその大事な時期に当たる

冬の準備は終わっていた。

イチモンジセセリがやって来た。

雄性期の花と 雌性期の花が。

オオセイボウ。

ハラナガツチバチ

アカスジシロコケガ

アゲハチョウが 吸蜜に飛来。

これからが大仕事

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