観察月日 2018. 3.26.晴 20℃
観察場所 厚木市 不動尻
不動尻の早春の頃は、長年通い詰めている所なので、この
季節になると急に行ってみたくなる。
広沢寺の集落では、コツバメ(蝶)に出会い、ヤマガラの一
群が出迎えてくれた。
山の神隧道を抜け谷太郎川沿いに進むと、山側の崩れ
を防止する金網の中に、ハルユキノシタが岸壁を覆い、2
~3花を開き始めていた。この花の盛りの頃来てみたいと
思いながら、今まで来ていない。
今日は成虫で冬を越したチョウの飛翔が目立つ。一番多
いのはテングチョウだ。厳しい冬を越すチョウは、体内の水
分が凍結したら死につながる。そこで体内のグリコウゲンを
グリセリンに変え、不凍化するのだと言う。目覚めたチョウの
体は水分を要求するのか、水場でテングチョウが吸水してい
た。緋色の羽を持つヒオドシチョウも私の靴の隣に降り、吸
水を始めた。
テングチョウに次いで多いのが、ルリタテハだ。見通しの良
い所に止り、同種の蝶が飛ぶと追い駆けて飛び、組みつ解れ
つを繰り返す。キタテハも地面に止まっていた。
キチョウは前種のタテハチョウに比べ弱々しいが、成虫で越
冬したチョウだ。
最近の不動尻は、ミツマタの花で有名になったらしく、尋ねる
人がいる様だ。花を見たらビロウドツリアブが吸蜜に来ていた。
ヤマガラが出迎えてくれた。
金網の中は・・・・。
ハルユキノシタの花が2~3輪。
吸水中のテングチョウ。
ヒオドシチョウも 吸水中。
仲間を待つ ルリタテハ。
休む キタテハ。
止まる キタキチョウ。
谷川で待つ アズマヒキガエル
ミツマタで 名を広めた?
ビロウドツリアブ。