【歯顔大笑】

歯を見せて大きく笑おう!

97.【舌鼓を打つ】

2011-12-26 | 
【舌鼓を打つ】

ほとんどのみなさんはこの言葉、ご存知だと思います。多分、
自分で使うよりもテレビやラジオで耳にする機会の方が多い
のではないでしょうか。。。

意味は・・・
  ・あまりのおいしさに舌を鳴らすこと。「珍味に舌鼓を打つ」
  ・不満げに舌打ちをする。

ここで問題です!

あなたは、「舌づつみ」と言いますか?それとも「舌つづみ」?

正解は、“鼓”とは楽器の鼓のことですから「つづみ」が正しい
読み方です。

ところが、実際によくつかわれている言い方は「づつみ」の方が
圧倒的に多く、アンケートでは60%を上回る数字になります。

では、どうして”誤った読み方”がこれほどまで広まったのでしょう。

【音位転倒説】
”舌・つ・づ・み”は発音しにくいことから江戸時代初めのころ、
自然と言いやすい”つ”と”づ”を逆転させた”舌・づ・つ・み”
を使い始めました。
 これを”音位転倒“といい、他には「新しい」もこの例で、元々
「あらたな」という言葉があるように「あらたしい」であったもの
が「あたらしい」になりました。

【連濁説】
2つの言葉をくっつけて、1つの言葉にする時、後ろの言葉に濁音
をつけるというものがあります。例えば、小包(こ・づつみ)腕時計
(うで・どけい)等がその例です。 
それに従うと、”舌”と”つづみ”をくっつけて1つの言葉とする
場合は、”舌づづみ”になります。この”した・づづみ”はとても言い
にくく、響きも悪い事から”した・づつみ”と言うようになったという
二段階変化説があります。

まあ、国民の60%以上がこの”誤った読み方”をしている以上、
今やどちらも正解!というのが常識なようです。

いずれにしても、おいしいものを食べて”舌鼓を打つ”のに理屈は
いらないですよね!

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