【歯顔大笑】

歯を見せて大きく笑おう!

145.【言葉足らず】

2012-12-17 | その他
【言葉足らず】 

この「言葉足らず」はわりとよく聞くし、使う事もあるのではないでしょうか。 そして、これによく似た
「舌足らず」という言葉もありますが、みなさんはそれぞれうまく使い分けていますか?それともどちらが
どちらかわからなくなっていますか? わからなくなっている方のためにはっきりさせていきましょう!

「言葉足らず」
 1 説明などが不十分なさま 説明不足 ・ 説明不十分 ・ 言葉足らず ・ ○○○○
 2 言葉で表現するのが下手 言葉足らず ・ 口下手 ・ 口ベタ ・ 口不調法 ・ 話が下手・○○○○

一方、「舌足らず」 の方は・・・

「舌足らず」
 1 (説明が)不十分 ・ (表現が)足りない ・ 行き届かない ・ あいまいな(表現) ・ (自分で)咀嚼
  (そしゃく)出来ていない ・ (内容が)煮詰まっていない  「―な文章」「―な説明」
 2  舌の動きが滑らかでなく、物言いがはっきりしないこと。また、そのさま。「―なしゃべり方をする」


こうやって説明を見ると、ほとんど同じ・・・それどころか、「○○○○」と書いているところは「舌足らず」
と書かれていて、「言葉足らず」の説明で「舌足らず」という言葉そのものが使われているのです。つまり、   
どちらを使っても全く同じ意味である事がよくわかります。

但し、「舌足らず」の2の意味で使う時・・・甘ったるい話し方をする様子を『舌足らず(舌っ足らず)な
話し方をする・・・』等と言いますが、これは『言葉足らずな話し方をする・・・』とは使えません。
(注1)「舌っ足らずは 舌足らず が促音便になったものです。

もう一つ、
「意余って言葉足らず」"言いたいことがたくさんあって、それを言葉で十分表現しきれない"事を意味しますが
これを「意余って舌足らず」とは言いません。


どうでしょう、これで「言葉足らず」「舌足らず」の意味、使い方、クリアーになりましたか?
私の説明が「言葉足らず」になっていない事を祈って、今回はこのへんで!

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