【歯の地蔵尊】
前回は大阪市内にある”歯神社”でしたが、今回は京都
にある”歯のお地蔵さん”の話です。
京都市北区千本通り沿い、市バス”千本鞍馬口”停留所
のほぼ真横にあります。私は車で行ったのですが、いろ
いろ調べたものでは停留所から約1分というものもあって
停留所からもう少し離れたところを探し、真前を2度ほど
行き過ぎていました。それほどちっちゃいんです・・・。
高さ40~50センチのお地蔵さんなんですが、歯の痛みを
和らげてくれると言われています。 その由縁とは・・・
”昔、このあたりに大工の夫婦が住んでいた。夫は仕事
一筋で、近所の評判も上々の「いい男」だったが、妻は
気が気ではない。「ほかの女に取られたらどうしよう」
「もう浮気しているかも」。疑心暗鬼が高じ、夫の帰り
が遅いと迎えに出るほど思い詰めていた。
そんなある日、にわか雨の夕方、妻が傘を持って夫の
仕事場に向かうと、夫が若い女と相合傘でいるところに
出くわした。逆上する妻に夫は驚き、とっさに近くにあ
った石地蔵の陰に隠れたが、頭に血が上った妻は地蔵の
肩にガブリ。すぐに正気に戻ったものの、食い込んだ歯
は地蔵から離れない。
苦しんでいたところ、通りかかった老僧の法力で歯は
離れたが、妻はそのまま息絶えてしまった。その歯形が
残ったので、「歯形地蔵」の名が付いたと言われている”
(京都新聞より)
この由縁は小さな小屋の中の左壁にプレートとして張り
付けてあります。
男尊女卑のきつい時代、妻が夫に逆らうとひどい目にあ
うというたとえ話として作られたという説もあります。
どういう由縁があったにせよ、長く地元の人に親しまれ、
今も歯の治療に行く前に参ってから行く人もおられるな
んて、とても微笑ましくいい話だなぁと感じます。
だからこそもっと“重く”扱われ、目立つように保存され
ればいいのになぁっと思ったお地蔵さんでした。
前回は大阪市内にある”歯神社”でしたが、今回は京都
にある”歯のお地蔵さん”の話です。
京都市北区千本通り沿い、市バス”千本鞍馬口”停留所
のほぼ真横にあります。私は車で行ったのですが、いろ
いろ調べたものでは停留所から約1分というものもあって
停留所からもう少し離れたところを探し、真前を2度ほど
行き過ぎていました。それほどちっちゃいんです・・・。
高さ40~50センチのお地蔵さんなんですが、歯の痛みを
和らげてくれると言われています。 その由縁とは・・・
”昔、このあたりに大工の夫婦が住んでいた。夫は仕事
一筋で、近所の評判も上々の「いい男」だったが、妻は
気が気ではない。「ほかの女に取られたらどうしよう」
「もう浮気しているかも」。疑心暗鬼が高じ、夫の帰り
が遅いと迎えに出るほど思い詰めていた。
そんなある日、にわか雨の夕方、妻が傘を持って夫の
仕事場に向かうと、夫が若い女と相合傘でいるところに
出くわした。逆上する妻に夫は驚き、とっさに近くにあ
った石地蔵の陰に隠れたが、頭に血が上った妻は地蔵の
肩にガブリ。すぐに正気に戻ったものの、食い込んだ歯
は地蔵から離れない。
苦しんでいたところ、通りかかった老僧の法力で歯は
離れたが、妻はそのまま息絶えてしまった。その歯形が
残ったので、「歯形地蔵」の名が付いたと言われている”
(京都新聞より)
この由縁は小さな小屋の中の左壁にプレートとして張り
付けてあります。
男尊女卑のきつい時代、妻が夫に逆らうとひどい目にあ
うというたとえ話として作られたという説もあります。
どういう由縁があったにせよ、長く地元の人に親しまれ、
今も歯の治療に行く前に参ってから行く人もおられるな
んて、とても微笑ましくいい話だなぁと感じます。
だからこそもっと“重く”扱われ、目立つように保存され
ればいいのになぁっと思ったお地蔵さんでした。