好意を仇で返されるというのは、このことかもしれない。もともと銃弾譲渡を発表して欲しくなかった韓国と発表した日本とで子供のような喧嘩をしているように見える。
詳しいことはニュースで報道されているので割愛するが、朝鮮日報は「日本にとって32万円の弾薬提供はそんなに騒ぐことか」という社説を掲載した。
縷々説明のあと「韓国軍が国連に弾薬提供を要請した直接の理由は、韓国軍が保護している1万5000人の現地住民の安全を守るためだ。25日には韓国軍の駐屯地からわずか300メートルの地点に迫撃砲弾が落下した。このような状況をよく知るはずの日本が、1万発の弾薬提供を通じ、ありとあらゆる形で「恩着せがましい態度」を軽々しく取り続けるのは、本当に「せせこましい」態度だ。これでは近隣諸国が抱く日本に対する不信と不安はさらに大きくならざるを得ないだろう。日本は今、自らの足元を突き刺していることを知らねばならない」と結んでいる。
全く唖然とする。むしろ「恩ぎせがましい態度」や「せせこましい態度」をそっくりお返ししたいが、日本の態度もこれ見よがしで品格に欠けていたのを認めざるを得ない。
たぶん韓国から見ると恥を掻かされたという思いで八つ当たりしているのだろう。日本の自衛隊も韓国軍もPKO活動は同じような内容だったという。工兵や医療活動。
それでも日本は、融通できるぐらいの銃弾は持っていっていたことになる。韓国は持っていかなかった。これは一体どういうわけなんだろう。韓国のPKOに対する熱意が薄いのか。現地の情勢判断を誤ったことかもしれない。
激烈な戦闘の末、弾薬がなくなったのなら仕方がないが、一発の銃弾の消費もない段階で銃弾の補充は恥以外のなにものでもない。しかも、日本からの譲渡となれば国内の反発は強く、政権のマイナスにこそなれプラスにはならない。
で、矛先を日本に向けるというわけだろう。韓国は日本が何をやっても気に食わないのだろうなあ。哀れな国になったよ。ちなみに産経デジタル版によれば、銃弾一発の値段は80円だそうだ。
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