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名優たちに囲まれた正月

2005-01-06 14:08:17 | 映画
  だいたい年末年始のテレビ番組ほどつまらないものはない。もともと見るのは、ニュースと天気予報それに大リーグの野球中継くらいのもので、ラジオが中心になっている。そんなわけで毎年そうであるように、今年もレンタルDVDで映画を楽しむ。

  楽しんだのは、アル・パチーノ、ラッセル・クロウの「インサイダー(99年度)」アル・パチーノ、コリン・ファレルの「リクルート(03)」ニコール・キッドマン、ジュード・ロウの「コールド・マウンテン(03)」ショーン・ペン、ティム・ロビンス、ケビン・ベーコンの「ミスティック・リバー(03)」の四本。アル・パチーノは、アカデミー賞に数多くノミネートされ92年「セント・オブ・ウーマン/夢の香り」で主演男優賞を受賞。ラッセル・クロウは00年「グラディエーター」で主演男優賞受賞。ニコール・キッドマンは、02年「めぐりあう時間たち」で、主演女優賞を受賞。ジュード・ロウはこの「コールド・マウンテン」でノミネートされる。ショーン・ペンは、「ミスティック・リバー」で主演男優賞受賞。ティム・ロビンスは、この作品で助演男優賞を受賞。ケビン・ベーコンは受賞こそないが有数の性格俳優。いずれの映画もよく出来ていて堪能した。
  
  「コールド・マウンテン」のニコール・キッドマンを見ていると、なんと美しい女優だろうと思う。目の色、鼻筋が通り少し上向き加減のキュートな鼻と口元の愛らしさ、歯並びのきらめきはため息が出る。アル・パチーノの抑えた演技も貫禄を感じさせる。「リクルート」で車の中、カメラが固定され顔の表情だけの演技は難しいだろう。私は演技を感じさせない演技が最高と思っている。覚えたセリフをただ喋るのではなく、自分のものにして自然に出る感じと言っていいだろうか。たしか「恋愛小説家」だったと思うが、解説でヘレン・ハントとその母親が町を歩く場面について「ここは難しい場面だ」と言っていた記憶がある。DVDのよさは、この解説が入っていることで私は愛好している。

  おおげさな場面でなく自然に振舞うなにげない場面こそ難しい。ロバート・デ・ニーロとメリル・ストリーブの「恋におちて(84)」で、メリル・ストリーブがニューヨークの町を友達と歩く場面が本当に自然で、今でもストリーブの笑顔とともに脳裏に焼きついている。この映画の全体は、霧のような記憶になっているにもかかわらず。
  
  「ミスティック・リバー」を監督したクリント・イーストウッドは、多彩な監督で作曲もするという。「トゥルー・クライム」では、「Why should I care」を共同作曲している。カナダ出身の女性歌手ダイアナ・クラールが歌っていて、スローなジャズで恋人と踊るのにはもってこいの曲だ。私の好きな曲の一つになっている。
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