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映画 ショーン・ペン、ナオミ・ワッツ「リチャード・ニクソン暗殺を企てた男(04)」

2006-01-24 13:47:16 | 映画
 自分の身辺に融通が利かない、笑顔が少ない、ユーモアがなく人との折り合いも上手くなく、何かにつけ「すみません」「ごめん」を言う人がいたらどうするか。おそらく飲みに誘ったりスポーツを一緒に楽しんだりはしないだろう。
            
 サム・ビック(ショーン・ペン)もそんな男である。妻マリー(ナオミ・ワッツ)と別居中なのに、ちょくちょく顔を出し厭な顔をされても繰返す。ストーカーのような振る舞い。父から遺されて兄と経営していたタイヤの販売店を辞め、家具のセールスマンの仕事についている。
           
 しかし、ボニー(ドン・チードル)と独立して車でタイヤを販売する構想を練り、アメリカン・ドリームを夢見ている。セールスの仕事がくびになり、離婚通知書や新しい事業の融資を断られたことが一気に狂気に駆り立てる。
           ドン・チードル
 ニクソン大統領に対し嘘つきだという潜在意識が、旅客機をハイジャックしてホワイト・ハウスに突っ込むという大胆な発想が生れ実行しようする。これがニュースになっても、おかしな男がおかしな事件を起こしたくらいが関の山だろう。関心も一晩で消えうせてしまう。ホワイト・ハウスに突っ込めば、一晩ということはないだろうが。この映画は何を言いたいのだろう。人生の負け犬を描きたかったのか、社会の理不尽な仕組みを描きたかったのか、実話をヒントに作ったというが深みにかけていて印象が薄い。出演の俳優だけでもっている。

 ショーン・ペン、ナオミ・ワッツそれに「ホテル・ルワンダ」でアカデミー主演男優賞にノミネートされたドン・チードル。ショーン・ペンは離婚通知書が届けられ、元妻に電話をしたが一方的に切られた後「ミスティック・リバー」に引き続き号泣する。今回少しは演技のテクニックを要したが。

 ちなみにリチャード・ニクソンとは何者か?1913.1.9~1994.4.22。81歳で没。アメリカ合衆国の第36代副大統領および第37代大統領。ウォーターゲート事件によりその職を辞任した。任期中に辞任した唯一のアメリカ大統領といわれている。おこがましいが、現在のジョージ・W・ブッシュは、第43代目の大統領。
           リチャード・ニクソン
 監督の二ルス・ミュラーは今回が初監督。製作総指揮にアカデミー賞脚色賞を「サイド・ウェイ」で受けたアレクサンダー・ペイン監督とレオナルド・デカプリオが名を連ねている。この二人は二ルス・ミュラーとフィルム・スクールからの仲間だそうだ。

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1 コメント

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こんにちわ。 (laundry)
2006-01-28 17:38:35
コメントどうもありがとうございます。



「カラーズ」ですか??

わぁ、初めて聞きました。探してみようっと





私のブログのサブタイトル

~また新しく、わたしはあなたに恋をする~

は、恋愛に限らず(もちろんダーリンもやけど)映画の中のスターにも、現実で出会う友だちや初めましての人、そしてこんな風に意見を交換するあなたにも

色んな顔を見せてもらって、「素敵だな」を

いっぱいいっぱい捕まえたいなと思って

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「耳の中には星の砂の忘れ物」は、aikoの歌にあるフレーズからもらったものです。

とっても好きな言葉やから。(意味深)



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