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「ベター・コール・ソウル」海外テレビドラマで好評だった「ブレイキング・バッド」のスピン・オフ作品

2018-03-27 16:46:18 | 映画

           
 2008年から2013年に放送された、高校の化学教師がドラッグ製造に手を染め苦境に落ちていくさまを描いた「ブレイキング・バッド」。そのシーズン2第8話から登場したいかがわしい弁護士ソウル・グッドマンの6年前を描く。

 6年前はジミー・マッギル(ボブ・オデンカーク)と名乗り独身の兄チャック(マイケル・マッキーン)の持病「電磁波過敏症」の世話を焼く。この電磁波過敏症は、電気的なものに反応して息苦しくなる。従って家の中でもランタンを灯し、冷蔵庫もなく外から中へは時計、スマホといったものは郵便受けに入れるという具合。太陽にも弱く家の中は薄暗い。

 チャックはHHMという大手法律事務所の創業者で優秀な弁護士。ジミーは通信教育で弁護士資格を取得した。チャックから見れば何ともできの悪い弟に見える。この兄弟の軋轢がいろんな問題を起こす。

 HHMには、キム(レイ・シーホーン)というジミーの恋人がいる。この二人の助け合いもいい味付けとなっている。

 そしてもう一つのストーリーに元警官で今は駐車場のゲート係員をするマイク(ジョナサン・バンクス)が裏社会と係わりながら、孫娘との交流に安らぎを求めている。

 シーズン3は、アマゾン・プライムで有料で観られるが、DVD化はまだのようだ。一言でいえば「面白い」 観はじめると一気に観たくなる。

 私はキムを演じたレイ・シーホーンがお気に入り。40代半ば小じわも見られるが親しみがあって好感が持てる。酔っぱらった口調も上手かった。彼女は、2016年本作でサテライト賞助演女優賞受賞。

 彼女を見ていてふと思ったのが、平昌オリンピックで女子の選手に美人が多いことから、この中からいつでも女優になれるほどの容貌だ。ということは女優も男優もだが、個性がないとその業界で成功はおぼつかないと言える。映画俳優と一般人との垣根が低い感じ。従って俳優も激烈な競争なのだろう。

 この間セクハラを抗議して黒服を着た女優たちは自分の地位が確立している人ばかり。そうでない人はセクハラに抗議なんて他人事なんだろう。

 ジミー役のボブ・オデンカークは、コメディアン、俳優、映画監督、放送作家、脚本家、プロデューサーの顔を持つ。この人50歳を過ぎていて、歳の割に若く見える。本作で2015年第67回プライムタイム・エミー賞ドラマシリーズ部門の主演男優賞を受賞。

 そして特異な顔つきのジョナサン・バンクス。ギャング相手に腹の据わったところが痛快。アマゾンは全話の購入額が2,140円。後で分かったが楽天テレビなら、全話レンタル14日間1,360円。ご参考までに。
  

  
キャスト
ボブ・オデンカーク1962年10月イリノイ州生まれ。
ジョナサン・バンクス1947年1月ワシントンDC生まれ。
レイ・シーホーン1972年5月ヴァージニア州ノーホーク生まれ。
マイケル・マッキーン1947年10月ニューヨーク州ニューヨーク市生まれ。
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