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ジョン・レノンの励ましの手紙。数十年後に届いた実話「Dear ダニー、君へのうた’15」

2016-03-02 16:48:09 | 映画

              
 ロック界のビッグ・ネーム、ダニー・コリンズ(アル・パチーノ)は、もう若くないとはいえいまだに人気は衰えていない。しかし、ツアーでのリクエストは昔の曲ばかり。作曲はこの30年間全くないダニー。

 ダニーの誕生パーティの夜、マネージャーのフランク(クリストファー・プラマー)から40年前にジョン・レノンがダニー・コリンズに宛てた励ましの手紙があったことを打ち明けた。そしてその手紙をコレクターから買い取ったと言って額に入れた手紙を手渡した。

 「ダニー・コリンズ君 ヨーコと記事を読んだよ。金持ちで有名になることで君の音楽は堕落しない。堕落させるのは君自身。君はどう考えるかな、ダニー? 音楽と自分自身に忠実であれ。電話番号を書いておく。直接話をしよう。力になるよ。ジョンより」

 そういえばダニーのこれまでの人生は、有名になり金が出来ると酒と女それに薬に溺れ、この博物館のような豪邸に今も若い女を囲っている。ダニーはジョン・レノンの手紙に触発され、女を置き去りにしてニュージャージーへ。

 そこにはグルーピーの一人との間に出来た顔も知らない息子トム(ボビー・カナヴェイル)一家に会うためだった。一家には妊娠中の妻サマンサ(ジェニファー・ガーナー)と一人娘がいる。しかし、トムからすれば顔も知らない父親が突然訪ねてきて一体どういうことか。怒り心頭というところ。ダニー自身の再生と家族の絆を築く物語。

 アル・パチーノの演技力もあって評論家から高く評価されているようだ。ただ、製作費1000万ドルに対し興行収入が約487万ドルで赤字となっている。さすがのアル・パチーノも単独で客寄せはムリになったか。

この映画の監督は、もともと脚本家でこれが初監督作品らしい。それにしても最近はこういうケースが多い。劇場公開2015年9月
         
         
         
         
         

監督
ダン・フォーゲルマン出自不詳

キャスト
アル・パチーノ1940年4月ニューヨーク市サウス・ブロンクス生まれ。1992年「セント・オブ・ウーマン」でアカデミー主演男優賞受賞。
アネット・ベニング1959年5月カンザス州トペカ生まれ。
ジェニファー・ガーナー1972年4月テキサス州ヒューストン生まれ。
クリストファー・プラマー1929年12月オンタリオ州トロント生まれ。2011年「人生はビギナーズ」でアカデミー助演男優賞受賞。
ボビー・カナヴェイル1970年5月ニュージャージー州生まれ。

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