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カントリー・ミュージックの聖地「ナッシュビル’75」劇場公開1976年4月

2015-01-16 21:35:21 | 映画

              
 テネシー州ナッシュビルといえば、カントリー・ミュージックの聖地として有名。ケニー・ロジャース、クリスタル・ゲイル、クリス・クリストファーソン、ウィリー・ネルソン、ウェイロン・ジェニングス、ジョニー・キャッシュ、エミルー・ハリス、パッツイ・クラインという面々の曲が聞けるのかと思ったがそうではなかった。

 監督のロバート・アルトマンは、マーティン・スコセッシ、ウディ・アレンと並んでアメリカの俳優から最も尊敬されている監督の一人という。

 その監督は、「カントリー&ウェスタンの草の根の文化をさまざまな展開で描き、アメリカの感性や政治を映し出したかった」とのこと。が、完成後はこのナッシュビルでは不評だった。ナッシュビルの音楽を使っていないからという。

 監督の話では、出演俳優が2,3曲自作してのぞんだらしい。この映画には大物俳優は出ていない。脇役でよく見る顔が多い。その俳優たち24人の群像劇になっている。

 時は経て2007年版AFI(アメリカン・フィルム・インスティチュート)によると、歴代映画ベスト100の第59位となって認知されている。

 日本でのカントリー・ミュージックは、マイナーな印象が強い。アメリカでは国民的音楽の象徴となっている。ロバート・アルトマンもそういう土壌があるからこそ、アメリカを描きたかったのだろう。

 ここでは映画とは関係がないが、カントリーの古典的なヒット曲「クレイジー」をパッツイ・クラインでどうぞ!

監督
ロバート・アルトマン1925年2月ミズーリ州カンザスシティ生まれ。2006年11月没

キャスト 
ヘンリー・ギブソン、リリー・トムリン、ロニー・ブレイクリーほか多数。
コメント
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