イコンのもとに


在宅介護16年が終了後、やっと自分のために生きられる。イコンも描いてます。ブログは書いたり書かなかったり、気分で。

岡山を罵られて

2015年05月22日 | イコン

イコン画家の白石孝子さん夫妻には
私たち岡山の作家たちは
バカだ、間抜けだとボロクソに罵られてきましたから、
若手作家は警戒し、
ベテラン作家たちは相手にしていません。
白石さんの名を出すと
多くの作家は「げーっ、、、」とした顔をします。

住んでいる岡山を罵って
作品が売れるはずはないし、
日本正教会への入信もないと思います。

岡山のデパートは白石さん夫妻の作品は扱わないのだそうです。
岡山の悪口を言ってきた作家の作品は売れるはずありません。
白石孝子さんには岡山弁まで汚いと罵られてきました。
私も両親も買った作品を送り返してやりました。
気持ち悪いので使いたくないからです。

私は白石孝子さんが代母、ゴッドマザーではあるのですが、

(2018年3月20日訂正、実際は柳井原教会の信徒女性がゴッドマザーですが、

私たちは洗礼の雑事を白石さんにまかせました。

私ともうひとり水島の女性は、白石さんが代母になりましたが、

彼女も白石さんから離れました。)

柳井原ハリストス正教会の神父や信徒のみなさんを田舎者だと言ったり
母の聖人を何度言っても間違えて描いたり
至聖所に上がれとイコン教室の生徒に言ったりするので
いくら代母でも、
常識のない人とはおつきあいできませんでした。
我が家は先祖からキリスト教と関係ありましたから
私は洗礼を受けましたが、
白石さんたちの岡山批判を聞かされて
洗礼受けようと思う人はいないと思うな~。
不気味だもの。

柳井原ハリストス正教会には今は行っていません。
もう、白石孝子夫妻に罵られるのはうんざりです!
聖人を間違えて描くイコン画家なんて
信用できませんね。

神父の娘って、最低だな!

生まれた土地を愛するのは当たり前、
どんな田舎だろうと
岡山弁が汚かろうと
私は岡山を愛しています。
それを罵るイコン画家など
イコン画家とは言えないな。
私はイコン画家の白石孝子さんは
とても尊敬はできません。
画家としても下衆だと思いました。
最低レベルの宗教画家を見させてもらいましたね。
そんなに岡山が嫌なら
東京に帰ればいいのに。
まだ、白石夫妻は岡山を罵っているんでしょうか?
東京に帰ればいかがでしょう?

修道院を白石さんのアトリエに作ると言っていたけれど
10年以上、夫婦で岡山を罵っていて
岡山の人の敵みたいになっているのに
宗教施設などできるはずはないと
思いながら聞いたことがありました。

「岡山を批判する夫婦の修道院よ。
警察に言わなくていいの?
修道院建設に反対意見は多数でしょ?
できたら困るわ」と
言われたこともありました。
岡山の悪口を言い続けているのに
宗教の布教などできるはずがないのを
わからないのでしょうか?
白石アトリエに
修道院などできなくて本当によかったと思いました。
今までもいじめられた作家はたくさんいるのに、
さらにおかしな宗教施設を作られたらたまりません。
おかしいのは白石さんで、
日本正教会はまともだと思います。
神父様方は普通の感覚です。
それを誤解されたら困ります。
宗教に関係したトラブルって
みんなが嫌うものですね。
イコンについての正確な知識は
日本正教会に問い合わせをしてください。
絵として描くのは全く自由です。
神父の娘が描くイコンは特別だなんて
ありえません。
詐欺と言われるはずです。
宗教のパワハラは辞めてほしいですね。


父の病院近くの風景。
田舎のよさがたっぷり!
この田舎のどこが悪いんだ!

私は岡山の土地に感謝しています。
豊かで美しい。
何もなくても、自然が私たちを守ってくれています。
岡山の自然に感謝しかありません。









にゃんこたちも健やかです。
私はにゃんこにモテます!







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アクリルイコンは長持ちしない剥がれていく

2015年05月20日 | イコン
10年以上前にイコン画家の白石孝子さんと知り合い
「私は神父の娘だから特別なイコンが描けるのよ。
私たち家族はすばらしい家族なんだから」と聞かされてきましたので
私はオリエント美術館に紹介して
イコン教室を開いてもらったのですが、
まさか洋金箔シールを
「私にしか売らないのよ。すごいでしょ」と自慢しながら独占販売されるとは思ってもみませんでした。
エッグテンペラも
オリエント美術館の学芸員に言われて初めて描いたと言うし、
それで、すごいイコン画家と言われても
私は疑いしか出てきませんでした。

他の若い作家たちからも
「白石さん、自分たちはすごいって言っているけど何が一体すごいんだ?」
と質問があったりして
私も答えようがありませんでした。

エッグテンペラも4年くらい前に初めて描いて
正統なイコンの伝承者だ、と言われても
アクリル画家じゃないの?と思った人は多かったです。

熊本県人吉市の
人吉ハリストス正教会のイコノスタスも
私は介護があるからと断りましたが
白石さんがどうしても手伝ってほしいと言うので手伝いました。

日本の社寺は30年くらい前に
修復として手を入れたアクリルメディウムが
ボロボロと剥がれ
ちょうど文化庁が膠に変えていく修復をしていると聞いていたので
まさか、白石さんが市販のリキテックスのアクリル絵具で
人吉ハリストス正教会のイコノスタスを描くとは思いませんでした。

私は何度か「アクリル絵具でいいんですか?」とか
「リキテックスの市販のでいいんですか?」と確かめたのですが、
市販のリキテックスのアクリル絵具に
ホルベインやクサカベのピグメントを混ぜて描くというのです。
これは、大作だけれど、
今の文化庁の文化財の板絵の修復は
30年前の修復のアクリルメディウムが剥がれているので
膠に総入れ替えしているわけなのに
わざわざ、剥がれるとわかっているアクリル絵具で描くのだろうか⁈
と驚いてしまいました。

普通、社寺の大きな仕事は絵具の指定があるはずなのに
私には自分のアクリル絵具を使うように言われただけですから
私は、このイコノスタスを手伝うことは非常にストレスでした。
私はミカエルとカブリエルの金箔を貼っただけで
白石さんが「介護してたらイコンなんて描けないわよ」と取り上げていき
私は介護があるからと最初手伝いを断っていたのに
自分の都合で取り上げていくわけですから
「なんて身勝手な女だろう!
あれが宗教画家だなんて!」
と、私の両親が怒りましたが、私はホッとしました。
さっさと持って行ってくれて、非常に安心したのです。
剥がれるとわかっているイコンを描かなければならない
多大なストレスからの解放で安眠できました。

白石さんからもらったアクリルイコンでさえ、
ガラスの額に入れていても、
6年も経ってないのに、
洋金箔シールは変色し、
パリパリとアクリル絵具は剥がれきていますから
人吉ハリストス正教会のイコノスタスも、そう長くは持ちません。
30年は持たない、10年以内に剥落します。
プロの貼った金箔だけ残り、
アクリル画面は順番に剥がれていくと思います。
ピグメントを混ぜているので
画面の部分部分で収縮率が違いますから
剥がれるのは早いと思います。
イコンはハッチングを繰り返しますから
ハッチングする度に空気の層ができ、
マニキュアと同じように
パリパリになって剥落していきます。
そんなものを描かなくてよかった!と心から思いました。

白石さんは「年寄りばかりみていないでイコンを描きなさい」と私によく言っていましたし、
年寄りをみなければならない私は
介護を辞めてまでイコンは描きたくはないし
私の両親が「あれがイコン画家だなんてとんでもない」と怒りました。
非常に心身矛盾した発言をする宗教画家で
精神的にも信頼はできないなと思いましたから
本当に私は描かなくてよかった!と思っています。

あのアクリル絵具で
また別の教会のイコンを描き続けていくのでしょうか?
文化財修復とは真逆を行くイコンだなと思いました。
パリパリ剥がれていくイコンをまた描いているんでしょうか?
ですから、白石孝子さんにイコンを習っても
意味があまりないなぁ、と思いました。
画材のことがさっぱりわかっていない画家には師事できません。

ちなみに、私はアクリルで描いたイコンを差し上げるときには
「アクリルですから、いずれ剥がれます。
その時にはご連絡ください。
また描きなおします」と話しています。
アクリルは短時間で剥がれますので
必ずアフターケアが必要です。

白石さんのイコンを棄てたという人にお聞きしたら
やはりアクリル絵具がパリパリになって剥がれたから棄てた
こんなに短時間で剥がれる絵は初めてだ
ということでした。
アクリルはマニキュアと同じですもの。
剥がれるのは当たり前と思っていていいみたいです。
白石さんがご主人の陶板にアクリルで描いたセラミックイコンは
シール状になって剥がれると思います。

白石孝子さんは元々油絵を描かれていたのですから
イコンも油絵で描けばよかったのに、と私は思っています。
乾くのに時間はかかってもアクリルよりは長持ちだろうと思いました。
いくら一生懸命描いても、
アクリルメディウムのイコンは短命ですから。
イコンが短命だなんて、
まだ印刷物の方がマシだと言われるわけです。

仏画家、仏絵師は画材を知って描いていますから
まさかイコン画家が画材を知らないとは考えてもみませんでした。
もう、あんな画家はいいわ~
岡山を夫婦で罵りまくるし、
母の聖人を間違えたイコンを贈ってくるし、
二度と関わりたくはない画家だわ~と思っています。
自分勝手な考えで動くから、めちゃくちゃですもん。

私も人吉のイコン献金を出しましたが
あんなめちゃくちゃな画家なら
出さなければよかったと思いました。
あんな短命のイコンのために献金などしなければよかったと思っています。
すぐ剥がれていくことがわかっている人吉ハリストス正教会のイコノスタスは
すぐ剥がれていくのは予測できますので
また白石さんが描きなおしていくのだと思います。
21枚も修復しなければならないなんて
たいへん (´・_・`)
21枚もすぐに剥落するとわかっているイコンを描いたわけですから
ご苦労様でしたとしか言えません。
ため息が出ました。

今は、すごくまともな日本画の教室で
学ぶ機会ができてよかったと思いました。
常識のない画家に習っても
絵の上達は望めないなと思いました。

自分のイコン教室の生徒に柳井原ハリストス正教会で
「神父が見ていないんだから、至聖所に上がっていいわよ。
上がって撮影しなさい」と言うイコン画家ですから
私は信頼はできない宗教画家だと思いました。
至聖所に上がったりする女のイコン画家のイコンを
高額で買わされるわけですから
白石孝子さんのイコンを買われるときには
充分にお気をつけください。
母は至聖所に上がったりする女のイコンは気持ち悪るがるし、
違う聖人を描かれたので
白石孝子さんに送り返しました。
タダでもらったものでも、気持ち悪いイコンは持ってはいられません。

今度、白石孝子さんに会ったら
「神父の娘って、女は上がってはならないと言われている教会の場所に
上がってもいい特権でもあるんですか?」と聞いてみようと思います。
「私は特別なのよ」と言われていましたから
日本正教会の神父の娘に
特別な特権でもあるのかもしれません。

非常に奇妙な宗教画家だったなぁ。
だから岡山の画家たち、作家たちが
白石さん夫妻を警戒しているのだと思いました。
私も嫌な思いをたくさんしました。
日本画家からは、そんな嫌な思いをさせられたことはないので
イコン画家ってレベルが低すぎるとつくづく思いました。

今では、白石さんのやり方は
オウムの布教活動と似ているなと思っています。
自分を正しいと褒めあげ宣伝材料とし、
テレビなどメディアを使い宣伝していく手段です。

本当に正しいことは、
ニコライ堂に聞かれて確かめてください。
ちゃんとした教義を確認された方がいいです。
白石さんが度々言ってきた
「私はすばらしい仕事をしているんだから
私を敬いなさい」なんて教えは
どこにもありませんから
イコン画家を敬うなんて奇妙なことは
一切ありませんから
確認なさってくださいね。
それでなくても、今は宗教が怪しく思われてみんな避けているのに
神父の娘が奇妙なことをするものだと思いました。
いまだに私も母も気持ち悪く思っています。

私は
人吉ハリストス正教会のイコノスタスを描かなくてよかった!
私が日本画の模写を習った林司馬先生や
日本画家の先輩方に
「あんなペラペラなもん描いたんか!」と叱られてしまうところでした。
林司馬先生は入江波光と法隆寺の金堂壁画を模写された画家です。
修復士の方は「アクリルのイコノスタスなんか描いたんか⁈
考えられん」と言われていました。
社寺の聖像画にアクリル絵具など考えられんのです。

白石さんが自分勝手にミカエルとガブリエルを取り上げていかれて
私には本当に幸いでした。
おかげさまで、また日本画の勉強ができます。
奇妙なイコン画家の洗脳から逃れて
さっぱりいたしました!

アクリルメディウムは日本の風土、環境など考えられたメディウムではありませんから、
塗った瞬間から劣化が始まる。
膠のメディウムは板の支持体を湿気から守り
絵具を守り、さらに堅牢にする。
ですから、文化庁も板絵修復のアクリルメディウムを膠に総入れ替えしているわけです。
これを知らないなんて、
日本の画家とは言えない。
白石孝子さんて、日本の板絵を全く知らない人でした。
イコン画家ではなくて、
アクリル画家ではないのでしょうか?
白石孝子さんがメディウムや絵具をよく知らなかったのは
アクリルのチューブばかり使っていたからだと思いました。
チューブ絵具は非常に便利ですが、
画家の本能、感覚を鈍らせますね。

白石さんのイコン教室では、
エッグテンペラにもスプレーワニスを常用でした。
私はこれもダメだ!と思いました。
スプレーを使うとガスで、偏った部分乾燥になるからです。
エッグテンペラにスプレーをぶっかけていました。ゾッとした風景です。
スプレーワニスをぶっかけられる前に
毎日新聞のイコン教室は辞めました。
画材がめちゃくちゃなイコン教室には通えません。
あれらのエッグテンペラも
早めにごっそり剥落するだろうと思います。

人吉ハリストス正教会のイコノスタスにも
スプレーワニスを使っていたとしたら
本当、絵としては最悪!
絵がよくても、画材がめちゃくちゃなイコノスタスだな、と思いました。
洋金箔シールを平気で独占販売できる画家ですから、画材は知らないのです。
こういう人を先生とは、とても言えません。
主婦の趣味だな。
こんな仕事をするイコン画家の
どこを敬えばいいんでしょうか?
「私を敬いなさい、すばらしい仕事をしてきたんだから」と言われましたが
どこを敬うのか?
「神父が見ていないんだから、
至聖所に上がっていいわよ」とイコン教室の生徒に言うイコン画家が
人吉ハリストス正教会のイコノスタスを描いているのですから
どこがすばらしいのか?
さっぱり私はわかりません。

すぐに剥落するとわかっているイコンを描かなくて
本当によかったと思います。
林司馬先生や日本画の先輩方が
「へんな絵描いたらあかんで!」と
私の絵を守ってくれたと思っています。
絵には真面目に取り組みたいです。
百年持たないアクリルイコンを描かなくて
よかったとつくづく思います。
















































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後悔するのは

2015年05月19日 | イコン
先日、病室にて、
大小合計19枚のイコンを描き
それぞれを差し上げたのですが、
ほとんど私より年下の方々だったので
「皆様のそれぞれの人生をお守りくださいますように」
なんて手紙をつけて、お渡ししたのでした。

昔なら、若すぎて
そんなことは書けなかったけれど
最近、立て続けに
しかも同じ年代の男性から
「俺の人生は失敗だったよ」という話を聞いてしまって
私は、かわいそうにと最初は思ってみたのですが
妻も子もあり、しかも孫まで生まれそうな歳の男が
「俺の人生は失敗だったよ」と自分だけを哀れんでつぶやくので
妻や子の方が
コイツの失敗人生の犠牲になってしまったワケか⁈と、
かわいそうになってしまいました。

こういうのに、すごく若い女の子は
騙されたりするのだろうな、
と思ってみたりもして、
そういえば、
人生を後悔しているのは
みな男ばかりなので
男の更年期だろうか?とか
後悔ブームがやってきたんだろうか?とか
考えてみましたが、
やはり、「俺の人生は失敗だったよ」なんて
私のようなたいしてあんたの人生とは関係のない女につぶやくのは
「身勝手な男だなぁ」としか
思えませんでしたね。
自分で歩んできた人生、
失敗したのは自分のせいじゃないの、
としか思えず
妻や子のせいでもない。
ジジイの腑抜け野郎だな、と思いながら
話を聞いていました。

傍でなんとなく話を聞いていた
80歳の女のベテランが
「まともに話を聞いたらいけないよ。
あれ、たぶん、いろんな女に
俺の人生は失敗だったよ、と話しているだろうからね。
そういう、やり口なんだよ」と言われ
さすが人生のベテラン、
わかってらっしゃるなと思いました。

さらに
「男は、やっちゃってから後悔するからね。
女は後悔なんかしないよ」とも言われ、
確かに、身体的にもそうだろうと思いました。

私は「これだけ私はすごいんだから
私を敬いなさい」と言うイコン画家から
イコンをもらいましたが、
洋金シールの光背は変色し、
アクリル絵具はパリパリと剥がれている現在ですから
「私の人生はこれだけ成功したのよ」と
思い込んでいる女の画家に会っているわけで
前の後悔男性にしても
わざわざ、自分の人生を
他人様に披露しなければならないのかな?
自分誌なんて作るのも流行りだし、
他人から見たらどうでもいいようなものを
残したくなるほど
すばらしい人生を他人様に知らせなくてはいけないのかしら?
あぁ、めんどうくさい!
自分誌なんてもらっても、すぐに棄てるわ!
と思っているのでした。

そんなに、自分の人生を人に知ってもらいたいのか?
私は理解できないブームもあるんだな、
人生見せびらかししたい精神疾患も
おそらくあるぞ、と思っているのでした。
特に団塊の世代の派手な生き方や死に方は
理解できないものがあります。
じいさん、ばあさんになってまで
そんなに自己主張したいのか?
世代の問題もあるのだろうと思いました。

イコン画家の白石孝子さんは
「私たち夫婦は立派な仕事をしてきたんだから
岡山に美術館ができて当たり前なんだ」と言っていましたが、
美術館作るより、
イコンを被災地に贈ってあげたらいいんじゃないの?
と私は思いましたが
プロのイコン画家はタダでは贈れないのだそうです。
岡山の人が彼らの美術館を作るとはとうてい思えないのだけど。
そんな話は全くでないと思います。

バブル時代にチヤホヤされたイコン画家は
まだ「自分崇拝」が抜け切れていないようでした。
東京自慢、夫自慢、子ども自慢、自分自慢をイコン教室で聞かされながら
絵を習うのは初めての経験でした。
そんな下衆な宗教画家に習う必要はなく、
自由に絵を描ける方が、楽しいですから。

私がイコンを差し上げた方々は
人のために仕事をされている方々でした。
あの方々がいないとみんなが困る。
あの方々の健康を守って欲しい、と思って描きました。

慈愛 というものが
少しだけわかりかけた年齢になりました。
人生の後悔はない。
あとは描くだけ。
瀬戸内寂聴さんもおっしゃってましたし
「愛した、書いた、祈った」って。
私は書いたは、描いた になるけれど
それでいこうと思いました。










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塗り絵

2015年05月18日 | イコン
昨晩の情熱大陸、
山口晃さんが 衆生来迎図を描けなくて
苦しんでおられる姿が映されていました。

水戸の個展会場を何かで観たときに
ああいう現場制作を見せる展示なのかしら?
と思っていましたが
個展までに描けなかった、ということだったのですね。

私は山口さんの鳥瞰図は大好きで
好きな理由は、
絵が素直だから、なんです。
山口さんも「塗り絵になる」とおっしゃっていたのですが、
「塗り絵のどこがいけないのか?」と私は思います。

絵って、全て塗り絵から始まっていますので
塗り絵で全然よくて、
山口さんはそのまま
あの絵を貫かれたらいいと思いました。

描けなかった衆生来迎図は
無理矢理、絵にしようとしていた気がしました。
これも、別に来迎しなくても
元々、山口さんは持っているんだから
来迎図を描く必要はなかったんじゃないか?
と思いましたね。

あの衆生来迎図を観たときに
すぐに横尾忠則さんのブッダとか天使とかを思い出しました。
横尾忠則さんは「イッちゃって」て
サラサラと描いたように思いましたが、
山口さんはまだそこまでイケてないように感じました。
全く違う画家の絵を比べるのは失礼なんだけど
宗教の絡んだ絵を描くときに
その画家の宗教感、宗教観、深層心理がモロリアルに出てくるので
その時の画家の状態がわかりやすいのです。

無理矢理、来迎図にする必要なかったんじゃないの?
というのが私の感想です。

イコンを描いてみてください、と
私はこのブログに書いているけれど
宗教画って、描く人の本性がモロに出ますから
欲だとか、願望だとか、はっきり現れますので
それに描いた本人が気づくのかどうかがまだあるのですが、
ですから、
今まで書いてきたような
白石孝子さんのようなイコン画家が「私は立派な画家なんだから私を敬いなさい」だとか
「私たちの美術館があってもいいはずだ。
岡山の人間は私たちの美術館を作らないバカばかりだ」とか言っていたりするのを聞いていると
描いたイコンでさえ、ペラペラに見えてきました。
「あんな塗り絵を高い値段つけて売ってるなんて」と言われた人もたくさんいました。
私は塗り絵でもいいけれど
普通の常識がなくては
宗教を知らない人には理解できないだろうなと思いました。

白石さんのイコンは気持ち悪いので
もう捨てたという人にも会ったので
宗教画家と名乗るには
やっぱり、精神修行がいるものだと思いました。
母は白石さん本人に
もらう必要のない聖人を間違って描かれた気持ち悪いイコンは
送り返しました。
イコンを気持ち悪いというのは不謹慎なのでしょうか?
気持ち悪いものは、気持ち悪いのです。
バカと言われながら、美術館を作る人がいるかしら?
いたらお会いしたいものです。
今度、白石さんにお会いしたら
「イコン画家のどこがすごくて、敬うところなんですか?」
と、聞いてみようと思っています。
私はイコン画家は、
普通の人にしか見えませんので
白石さんには、何か特別なものがあるのかもしれません。
だから、特別なイコン画家と自分で言われているのでしょう。

山口さんは頭の中に衆生来迎図は完成しているのだと思います。
ただ、絵に現れるまで
まだまだ時間がいるのだと思います。
本当に素直な絵、
まだ少年の心を持っている絵だと思いました。

塗り絵でいいじゃないの。
山口晃さんの絵を描いていってほしいです。
山口さんの塗り絵を貫かれたらいいんです。

イコンも塗り絵が脈々と続いてきた絵ですから、
それを特別扱いして
高額販売しているというのは
非常に奇妙な話です。
ですから、普通の人でも描けます、
と私は言っているんです。
塗り絵ですから、
子どもたちでも描けます。








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どう遺すか

2015年05月14日 | イコン
白石孝子さん夫妻の若い作家いじめや
岡山を罵る発言は
岡山の作家の中では
すごく有名な話でしたが、
私は「まあそれでも大人なんだから
いつかは言わなくなるだろう」と思っておつきあいしていましたが、
ますますひどくなり、
みんな離れていきました。

私も、自分のアクリル画をガレリアプントで展示したときに
白石さんがやってくるなり
「こんなのはダメよ。
絵とは言えないわ」と言われました。
白石さんに私のバラの絵を見せても
「これがバラぁ~?」とか
百合の絵でも「これが百合~?」という表現だけですから
私の絵がおかしいのならば
植物専門の先生に習おうと思って
イコン教室と同時に
植物画を習いに行きましたところ
白石さんは全くそんなことは言わなくなりました。
奇妙な絵の指導だと思いました。
全て白石さん個人の感想を言い放つわけですから
白石さんは絵の神様か⁈と思いました。

白石さんの絵の指導には
ずっと不信感はありましたが、
自分で「正統なイコンの伝承者」と
言われて新聞に載せているくらいですから
イコンくらいはマシな教え方だろうと思っていましたら
金箔の独占販売はあるし、
カビの生えた顔料は使っているし、
教室作品展にかかる経費は計画性なく
高額な請求はあるし
少し絵を知っている生徒なら
不信なイコン教室だとわかりました。
私は、どうにも白石孝子さんの言動が
おかしいので
教室作品展の準備に私が使われる前に
イコン教室は辞めました。

のちに、残った生徒や生徒の家族から
イコンを習いに行ったのに
白石さんのイコン販売を生徒が手伝うようになっているので
ニコライ堂に聞いてほしいと連絡があり
私が正教会に問い合わせたことがあります。

普通の絵画教室とは、とても言えない状況でしたし、
その後も母の聖人を間違えて描いたイコンを
私や母は頼んでもいないのに 渡されたり
「ギャラリーで買ったら10万円もするのよ。
あなた、欲しかったでしょう」と曲がった花瓶や
ギャラリーで販売できないコップをもらったりしたので
母が気持ち悪がり
全て白石孝子さんに送り返したことがあります。
認知症とか、病気ではないかと思い
白石さんの娘さんにも連絡しました。

そんな経緯で、私は白石さんから
精神性のきちんとしたイコンを習うことは不可能でしたから
非常にがっかりはしましたが
白石さんの「私たちはすばらしい芸術家夫婦なんだから
私たちを敬えばいいことがあるわよ」と
繰り返し聞かされた洗脳から
すっかり離れることができ、
今は描きたいイコンを自由に描く楽しみを感じています。

絵の指導者が悪ければ
元から持っている能力も出せないんだなと思いました。

白石さんは私の祖母がたくさんの慈母観音を描いたように
被災地へイコンを贈らないのかな?と思いましたら
「私はプロのイコン画家なのよ。
どうしてタダであげなきゃいけないのよ」と言われました。
これには、驚きがっかりしましたから
離れて本当によかったのです。
私は祖母が関東大震災後に、
半紙にたくさん慈母観音を描いて配った行動に倣いたいのです。
祖母は当時二十歳の若い画家でしたが、
あの時に配った慈母観音を大切に持っておられる方に
母は祖母の葬儀後、会ったそうです。
この行動は祖母の大先生であった鏑木清方の考えでした。
指導者が違うと若い画家の人生さえ変わります。

私は、今は描きたいイコンを描いて
被災地へも贈れますし、
宗教画の世界を楽しむ、と言ったらおかしいかもしれませんが
絵として楽しむことができます。

実際に日本正教会の神父様方にお聞きすると
白石さんのイコンの考え方と正教会の考え方は、全く違うので
白石イコン、セラミックイコンというジャンルを
自分たち夫婦で作っていたのだな、ということがわかりました。
これでは、歴史に伝わるイコンを習う精神性は全くないわけです。
白石さん個人の作り出したイコンを習う必要性はありませんから。
プロのイコン画家って、あまりにもレベルが低すぎて
あれを日本正教会はイコン画家と認めているのか?
と不思議でしたが、
どうやら違うそうです。
私や母が今までで出会った最悪の画家でしたから。

こんな経緯で
まともなイコンを習う場は、今はないので
私は同時介護の合間の楽しみで描けたら満足です。

ともかく、大量のイコンが東北の津波で流された。
仏画は誰か描く画家はいるだろう。
私は少しはイコンが描けるので
とにかく描いて東北に贈ろうと思います。
描ける人は描いてあげてほしいと思います。

アリンビーの考えに基づいたイコンのオークションも準備していますから
待っていてください。
アリンビーについては「ロシア正教のイコン」という本の058ページや、
このブログの、チャリティーの起源 という2012年12月10日の記事を読んでください。

親戚の山口静一という叔父は、
アーネストフェノロサと岡倉天心の研究者でしたが
叔父から新納忠之介のことも聞いておりました。
先日の日曜美術館で新納忠之介の特集があり
新納は「文化財になるような仏像は、誰が作っていたかは問題ではない。
それをどう遺していくかが問題だ」という考えで仕事をしており、
実に立派な精神の方だなと思いました。
岡倉天心の指導は正しかったのです。

宗教画を画家個人の欲を満たすために利用しては
決してダメだと思いました。
神父の娘が日本のイコンの方向性をダメにするつもりか!
と思いましたから
白石さんからは一切離れました。
この行動も正しかったと思います。

私は、生き生きとしたイコンを描いていきたいです。
イコンの中の人は亡くなった聖人ではあるけれど
イコンを観る人の中では生きるわけですから
生き生きした美女や赤ん坊やイケメンを描いていきたいです。

、、、刀剣乱舞と似たとこありますね~
イコンに出てくる騎士や戦士は
すごくかっこいいですもん!
私もかっこいい男子は好きですもん!
わかる、わかるよ。
おばちゃんは!

(^ω^)










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花時計