イコンのもとに


在宅介護16年が終了後、やっと自分のために生きられる。イコンも描いてます。ブログは書いたり書かなかったり、気分で。

責任

2012年10月07日 | イコン
岡山市内は日中は汗ばむくらいです。

しかし、夜になると毛布を掛けて寝ています。

きっと北国はストーブをつけている所もあるのでしょう。


一昨日、死にかけた父ですが、
最近流行している風邪が原因でした。

母も鼻水や咳が出だしたので内科や耳鼻科に行きました。

長年お世話になっている耳鼻科の先生が
「熱が出ても38度くらいから上がらない。

鼻水と咳が続いて、熱も上がらないから大丈夫と思っていたら
すごい深い咳き込みとなって
子どもや年寄りは咳き込みで脱水となりすぐ死ぬからね。

そういう流行りの風邪だから、必ず抗生物質を使って早めに抑えるように。」と言われました。

(みなさん、うがいや手洗いを敢行してください。
喉が痛くなったら内科より耳鼻科にまず行ってください。
直接、鼻と喉に薬をさしてもらうのが悪化を抑えます。)


私の経験ですが、信頼できる経験深い医者ほど「死」を口に出します。

80歳過ぎた両親の主治医たちは
「まだ死んだらあかんよ!まだ生きれるんだからね」とよく両親に言います。

未経験の若い医者は、恐る恐る「死」について話します。

それは仕方ないのですが、
医者としては「死」に立ち向かって
「患者を死なせるわけにはいかない!」という責務を示してくれて初めて信頼できる医者になります。

両親も間近になった「死」を怖がらず迎える用意をしています。

「死」の話を冗談混じりで笑いながら
両親としてくれる主治医たちに感謝しています。

私が手術で死にかけたときにも執刀した医者が謝りにきました。

「僕はもう少しで福井さんを死なせるところでした。」と言いました。

子宮の外側にできた筋腫の内蔵への癒着を見抜けなかったのです。

正直な医者で、彼は現在はとても出世しています。
看護士たちの信頼もあります。

仕事の責任と情熱が人のためになります。
どんな仕事でもです。
久しぶりに およべうどんのお父さんとお話をして
仕事というものを考えました。

真面目に生きることは決して損はしない。

必ず誰かのためになっています。
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