イコンのもとに


在宅介護16年が終了後、やっと自分のために生きられる。イコンも描いてます。ブログは書いたり書かなかったり、気分で。

リキテックスの説明を見て

2017年09月13日 | イコン
イコン画家は人吉のイコノスタスを、
直接、リキテックスのアクリル絵具に
粉状の顔料を混ぜて混色し、描いていたのですが、
私は非常に抵抗がありました。
画面各所の収縮率が違い、
どこかで必ずヒビが入ると思ったので。

白石孝子さんからは「年寄りばかりみていないでイコンを描きなさい」と言われたので、
さっさと辞めました。
イコンより両親の介護が大事でしたから。
白石さん、自分の孫にイコンを描いてもらったらどうでしょうか。

リキテックスの説明を読んでいたら、
自家製絵具のバインダーには
ジェルメディウムをと書いてありました。
チューブの絵具に粉状の顔料を混ぜたりせずに
ジェルメディウムで顔料を練ってから
混色したらよかったのにと思いました。

テンペラでも、顔料同士を混色せず、
バインダー、メディウムで練ってから、
できた絵具を混色します。
同じような状態のものを混色するのが、
画面が安定します。
ヒビ割れもない。
白石さんはテンペラの混色を
知らなかったのだろうと思いました。
でなければ、チューブ絵具に
顔料を直接混ぜたりしない。

適当な分量の顔料をアクリル絵具に混ぜてたから、
バインダーの量も足りてないから、
必ずヒビ入るわ、と思ってます。
私はそれをするのがすごく嫌でした。
ですから、していません。
描くのが嫌で嫌で、、、。
辞めて正解。
壊れていくのがわかっている絵は描かない。
すご〜く、時間のムダだもの。
年寄りばかりみていますから。

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