イコンのもとに


在宅介護16年が終了後、やっと自分のために生きられる。イコンも描いてます。ブログは書いたり書かなかったり、気分で。

リーナさんのイコン

2015年01月25日 | イコン
昨日、届いたリーナさんのイコンの本です。

リーナデルペーロ 現代イコン作品集。
神秘を彩るイコン。
玉川大学出版部
ISBN-472-11281-7
税別 6000円。



イコンの本は東北の震災後、
大量に古本が出ましたので
インターネットで購入できる限りの物を買い、
岡山県立図書館に寄贈したり、
教会に贈りました。

一昨年は両親合わせて、11回の手術があり、
手術の同意書も11回書き、
ひとりでほとんどみた私の身体が
ガクガクになり、
昨年は、その壊れた身体をリセットするために
毎日、トレーニングの生活でしたが、
絵は描かなくても
インターネットや本でずっと観ており、
このリーナさんの本も購入したかったのですが、
6000円ですから、私には高すぎる。
Amazonはずっと見ており、
先日、200円と少しで出たところを
やっと買いました。

結果、
私には買ってよかったイコン本だったのです。
オリエント美術館に紹介したイコン画家からしか
私はイコンを知り得ることがなかったのですが、
今まで書いてきたとおり、
ただの習い事に
次々と非常識な出来事が起こり
私は「イコン画家って、レベル低すぎる」と絶望していたのですが、
この本に、今、出会って、
本当にイコンのすばらしさを感じました。

本当のイコンって、
教会の中だけではなく、
普通の暮らしの中で大切にされるものなんだと思います。
オリエント美術館のイコン画家からは
「私は神父の娘なんだから、私の描くイコンは力が違うのよ」と
教室内でも聞かされており、
たいへん奇妙な話だと思っていました。
仏画家でも寺の子はいましたが、
そんなことを言う人には会ったことがないので、
絵として習う以外に
画家本人の個人的な宗教の思い込みがあり
信徒ではない人が習うには
私以上に無理があったと思います。

オリエント美術館に紹介したときには
岡山の新聞にも「イコンの正統な伝承者」と紹介されており、
正教徒として、
そのあたりをわきまえて
イコンを絵として、
ちゃんと教えてもらえると思いましたが、
オリエントの学芸員に言われて
初めてエッグテンペラを描いたそうで
どおりで膠の知識も少なく
日本画を知っている生徒から見れば
知識の少なさに驚いたのでした。
先生という人は、自分より知識があり
人間的に尊敬できなくては先生とは言えませんから
いくら、正教会の神父の娘でも
生徒より知識がなく、
しかも10年以上岡山を罵り続けている、
人が展示しているギャラリーにやってきて
「こんな絵じゃだめだ」と夫婦で言うイコン画家には
我慢の限界がありました。
母がはっきりと決別の手紙を書いてくれ、
私は「あまりにもダメ出しが多く、
あなたは先生としては指導力はない」とはっきり書きました。
生徒には制約ばかり、
自分はイコンを高額で販売する。
このイコン画家に
「年寄りばかりみていないで、イコンを描きなさい」と言われたときには
オリエント美術館に紹介して失敗したと後悔しました。
宗教画家としては、
あまりにもひどすぎる人でしたね。

そんな状況でイコンの基礎を知りましたから
イコン教室を辞めた人からは
「イコンは暗くて気持ちの悪いものだ」と聞いていたり、
私もオウムのマインドコントロールのような不気味さを感じて
しばらくイコンの本を見るのも嫌でしたが、
このリーナさんのイコンを拝見しますと
実にのびのびと描かれていて
オリエント美術館のイコン画家から聞いた「イタリアの金箔じゃなきゃだめだ」とか
数々の制約を感じることは全くありませんでした。
確かに、イコンの決まりは守らねばなりませんが、
描き手の想いは自由であり、
リーナさんののびのびとしたイコンに
私は生き生きとしたものを感じます。
私が習っていた仏画に近いものがあり、
精神性の自由さを
イコンの描き手であるリーナさんから感じました。

同じ宗教画家でも、精神性の高い人徳のある人から習わないといけませんね。
生徒や若い人をサポートできる先生や先輩でないといけません。
若い作家をいじめる夫婦では、よい先生とは言えません。
先生は選ばないと、人生にさえ影響があります。
私ははっきりさせてよかったのだと思います。
「私は神父の娘だから」と言う
宗教を利用したマインドコントロールにはご注意ください。
神父の娘だから、何なのでしょう?
本人は聖職者ではなく、
イコンを描いている普通の主婦ですから、
私たち主婦と変わりありません。
特別扱いする必要はない。
あのイコン画家は
夫の庇護の元、
パートひとつ働いたことのない
ただの主婦が絵を描いているだけですから
神父の娘だから、と言って
特別なイコン画家ではないわけです。
仏画家で、そんな考えの方は誰も知らないので
イコン画家ってレベルの低いものだと思いました。

私の祖母は仏画を東京や鎌倉のお寺に描いていましたが、
「絵描きはただの絵描きだ。
聖職者ではないから、絵だけ描いていなさい」と言っていましたが、
その通りだと思います。
ただの絵描きは、ただの絵描きであるだけでいいと私は思います。


リーナさんの本のページを開いて
ハッ!としたイコン。
聖家族ですが、
このイコンが全ての人間の元ですね 。
キリスト教のイコンではありますが、
宗教は関係ない親子の絵に見えます。
私がイコンはすばらしいと思うのは
単純な構図に人間が生きている姿が描かれているところです。
文字が読めない方でも、絵を見ればわかる、
絵のすばらしさは、そんなところにも感じています。
絵のうまい、ヘタは全く別です。
イタリアの金箔じゃないとダメだなんてことは
決してありません。











  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ギャラクシータブレットS

2015年01月25日 | 岡山
昨日は、
病院での点滴を待つ間に
買ってきました。

私は、ギャラクシーを。
タブレット端末を。



ネットを使った仕事が非常に忙しくなり、
病院通いの着替えの荷物と一緒に
持ち歩きできる重さでないとだめですから、
軽い端末と、スマホとのセット割にしたのです。
、、、(^^) と言いますか、

スマホの画面が小さくて
オババな私は、
目がシバシバしだしたのでございますよ。
少しでも画面の大きなものに、
変えようと思いました。

もう少し使い慣れましたら
ギャラクシーから、このブログも書きますね。
そうなると、
この文章みたいに、
文章の長さが、横に短くはならず、
長くなると思いますが、
スマホでも読みやすいようには
書いていきたいと思います。

ちなみに、ギャラクシータブレットSは
サイズがiPadより少し大きく
10.5サイズなので、
市販のケースにお気に入りがなかなかなくて
またネットで探そうと思っています。
でも、ケースの高いこと!
自分で手づくりできないかな?と考え中です。

しばらくはこれで、
仕事も、絵の情報収集もしたいと思います。




  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

花時計