イコンのもとに


在宅介護16年が終了後、やっと自分のために生きられる。イコンも描いてます。ブログは書いたり書かなかったり、気分で。

宗教のパワハラ

2013年06月01日 | イコン
労働局の紛争相談の内容が、「解雇」についての相談を抜いて
「いじめ • 嫌がらせ ( パワーハラスメント)」が最多となったそうです。

私は職場でのパワーハラスメントではなく、
宗教の中でのパワーハラスメントを感じたことがありました。
宗教の中と言っても、聖職者からのパワハラではなく、信徒からのパワハラです。

我が家の歴史、両親双方の家の、
この200年をみてもクリスチャンよりの家系ではあるので
オルソドクスとご縁があったのは
自然の成り行きとして、両親も受け入れてくれ、洗礼を受けました。

信徒からのパワハラというのは
「私は神父の娘なんだから、私の言うことは間違いないのよ」から始まり
「私はイコンを描いているんだから、私を助けるのは当然でしょう」は繰り返し言われ

でも、真言宗の仏画を勉強していたときには、
お寺の子どもや仏画家からは、
そんなことは言われたことは一度もなかったのに、と思いながら、
そのイコン画家にイコンを教えてもらっていた訳です。

画家の夫は、岡山や岡山県民が無能だと罵るので
岡山のアーティストの間では有名で
私も「いったい、いつまで岡山への批判は続くんだろう?」と思っていましたし、
母の岡山在住の東京出身会の仲間でも
夫婦とも、東京生まれでもないのに、
住んでいる岡山を罵る人として知られていました。

私は私個人として、クリスチャンの信仰があるので
人の評判は悪くても、おつきあいはできるだろうと思っていたので
10年ほどのおつきあいがありましたが、

やはり、いつまでも岡山批判があり、
「東京のうちの娘のようになってみろ!岡山の人間は無能だな!」と私以外にも何人か言われたそうで

ならば、お茶の水在住のオルソドクスの日本のボスと
その、無能な岡山の人間よりできのよいテレビ局をしている娘に
「おかしくありませんか?」と連絡をした訳です。

「私たち夫婦はすばらしいんだから、なぜ岡山の人は私たちを称えないのかしら?」
「主人は大学教授になる人なのに、なぜ岡山の人は主人を大学教授にしないのかしら?」ともよく話していましたが、
これは、全く理解できませんでした。

神父の娘だからと言って、称えたりはしないし、
岡山批判を繰り返ししている人を岡山の大学は教授に迎えたりしないことは
誰でも理解できると思います。

「あのネットテレビと正教会は関係があるんですか?」と何人かに聞かれたのは、
イコンとネットテレビのカンパがごちゃごちゃになっているからで

「直接、インターネットテレビに聞いてください」と答えて
ネットテレビをしている娘さんに知らせました。

私は仏画も学生のときに勉強していたので
高野山や比叡山や、仏教の内面をほんの少し覗いて知っているのですが、
私利私欲を持った仏画家や仏師には一度もお会いしたことがなく、
そのイコン画家で初めて、
新聞やテレビを使って宣伝をして自分のイコンを売り込むとか
娘のネットテレビのカンパを募るとか
そのような行動を見ました。
「すばらしい家族」は、有名人になりたいようです。

昨年の今頃、母がついに
「どう考えてもおかしい!
天のボス(神様)やお茶の水のボス(ニコライ堂)は、
イコンは金に替えてはならないと言っているのに」と怒り、
私はイコン教室は辞めました。
私が辞めたあとも、あれでは何かあるだろうと思っていたら
教室内でも先生と生徒の金銭感覚の違いでトラブルがあり、私にも連絡がきました。
私もキルトの教室をしていましたが、
習い事に金銭トラブルがあれば
その指導者は信用なりません。
絶対に起こしてはならないのが、金銭の問題です。

神父様にお聞きすると、
「彼女がイコンを売るのは生活の糧だからでしょう」とのこと。

私は教会や神父様に従いますから、
それはそれでいいのでしょう。

けれども、イコンは私利私欲に使うものでは決してなくて
イコンを描いているから、画家になんとか賞をあげるとか
イコン画家を褒め称えるとかは
絶対に辞めていただきたいと思います。

仏画家で褒め称えられた画家に会ったことなどないと母が言っています。

日本のイコン画の世界の稚拙を感じます。
また、
自分や夫の芸術の仕事がすばらしいと言い切る愚かさにも驚きます。
もっと、日本画や日本の文化を勉強されたらいかがでしょうか?

これらが、パワハラのようなものだったと気づいたのは最近です。
私以外の人は早くに気づいていて、
よけいなエネルギーを使う人間とはさっさと離れていたのです。

人生経験も積んでいる40、50代になる人たちが信用しない訳ですから
いくら「私たちは立派な仕事をしてきた」と言っても
みんな信用せずに離れていきました。
私もそうです。
いつまでも、しつこく罵るのは無礼千万です。

岡山批判を恐らく死ぬまで繰り返すだろう夫婦とつきあいを辞めてよかったと思っています。

私は介護をしながら、ゆっくりイコンを描こうと思います。
その方が、暖かな柔らかいイコンが描けるように思います。

あの夫婦は、ただおかしいのではなく、
何か認知症のような精神的な病気があるのではないか?と
インターネットテレビをしている娘さんに手紙で知らせました。

春にニュースになりましたが、
人を痛烈に卑下したり、
人より自分が優秀であるという思い込みの強いのは
脳内のホルモン異常があるそうで
つまり、
いじわる爺さん、いじわる婆さんは
ただのいじわるではなくて
病気であるそうです。
病気であるならば、ご家族が関わらないといけません。

ご家族がいるので
他人の私たちが面倒を見るのではなく、
ご家族が見てあげればいいのです。

パワハラをする方も、パワハラをなぜするか?理由があるので
その理由を解決すればいいのです。

私の解決は、私たち夫婦はすごいんだといばりまくる夫婦から
母や父が救ってくれたことでした。
あのままでは、あの夫婦の個人的な要求に利用されていたと思います。
母が絶交状を画家に書き、
「ギャラリーで買ったら10万円するのよ」と言って渡された失敗作の花瓶やコップを段ボール2つで送り返しました。
欲しくもない花瓶やコップを受け取っていたのですから、
それは、正解だったと思います。

信仰は一切、変わりません。
それは、我が家の歴史もあるからです。

正しい信仰が個人の考えによって曲げられるのは
ナチズムやオウムと全く同等です。
それは、許されないと私は思っています。





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