赤レンガ咲く街より

神戸の街には石畳ならぬレンガ畳の路面箇所が幾つもある。
激震後、希望者を集い「赤レンガ」に其々の想いを記し
メッセージレンガとして路上に敷き詰められている。

歩行視線から、１つ１つを読み取ることは出来ないけれど
向かい風に思わずうつむいてしまうよな心境のとき、
必ずや目に入る。

神様が、人に忘れることの出来る１つの機能を授けたのは
思い出さなければならない事に耐え切れない人もいるわけで
辛さ故に思い出せない事もあるわけで、
覚えを抹消すること出来るボタンによって
救われる人もいるのだと、そう思う。

今も赤レンガのメッセージは少しも色褪せることなく敷かれている。
荒れた大地にレンガの花は咲かずとも、
必ず根を張る樹木咲く日がくることを信じて　。

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少し前したためた記事を、
みかんさんブログ「陽だまりのねごと」でご紹介預かりましたこと
この場を借りてお礼申しあげます。
並びに、しもべ１号シモベ２号さんブログ「猫日記【TIEZO】」に
バトントラバさせていただきました。