役所公司

レンタル期間がもうすぐ終わりそうなので
昨夜慌てて「どら平太」を観る。
（週末はダンナさん出勤だからなかなか観れそうもなかった）
用事が立て込んでいて、家事用事を足しながら観始めたのだが

ところがコリャ面白い。
市川昆（コンの字上手く変換できなかった）監督作品ということだが
市川昆・小林正樹・木下恵介・黒澤明という
名監督集団「四騎の会」による脚本であるらしい・・・。

しかし役所公司は名優ですね。
彼は昔から好きなのですがそのまま区役所勤めしていたら
日本の映画界には結構な損失だっただろうなぁ。
初めて彼の演技をすごいなぁと思ったのは小学校６年生の時。
NHkの大河ドラマ「徳川家康」の信長役を観た特。
本能寺のシーンでは子供ながらに身震いをしたもんです。
そういえば黒木瞳と共演した「失楽園」も観ちまいましたが（笑）。
キレ役の迫力といい、インテリの役といい、ただのおっさんの役といい
彼は何でもなりきれてしまうのですよね～・・・。いや～、すごい。
そうそう、女優でいえば大竹しのぶも好きです。
彼女もどえらい女優さんですね。

しかし宇崎竜童の切腹＆臨終のシーンは結構笑えました・・・。
切腹のシーンで腰が引けているのは何とも情けない
死に方も見事にヘタレというか(笑）。
周りが演技上手なだけに１人ういてしまった彼。
もしかして演技上の計算？？

菅原文太兄さんも時代を変えたらそのまま任侠物～。
大物役は上手いのだろうが、あまり演技に幅がない？
文太兄さんの作品はほとんど観てないの何ともいえないのだけど・・・。

原作は山本周五郎。
５０人（もっと多く見えたヨ～）切りは見ものでお見事でした。
そりゃ、天下のどら平太も疲れるわな・・・。