室伏、金になった！

　室伏選手が金になりました！！

　かねてから、問題となっていた、ハンマー投げ金メダリストのドーピング問題でついにはく奪処分となり、繰り上げで室伏選手が金メダルに輝いた！
　
　おめでとう！陸上でフィールド競技としても投てき種目としても、更にはマラソンを除けば、金メダルはすごく価値あるものです。形はどうあれ、正真正銘の金メダルですね。

　それにしても・・・
室伏選手の爽やかな戦いぶりに水を差したドーピングの問題。一時は負けたとはいえ、勝負としては２８センチ差という、とてもスリリングなものでした。それが「お薬」の力だったのか。もしかしたら、アヌシュ選手だって「お薬」を使わなくても勝てたかもしれない。その可能性は低くないはず。室伏選手があそこまで完璧な投てきしたとは限らないんだから。「お薬」を使わないで金メダルを取る想像が本人にもコーチにもできなかったのが、残念です。製薬会社のステロイド剤開発の一端として（ある意味被験者）選手たちがドーピングに関わってる現状があるそうです。スポーツの裏稼業で稼ごうとする人々がいる限り、スポーツマンシップが戻ってくることはないでしょう。東欧諸国の選手たちの表情が柔らかくなったなあと感じ、人間らしい失敗も多く観られるようになり、国を挙げてのドーピング禍から足を洗っているのではと思っていましたが、経済の自由化の流れの中、利益誘導の手段としてのドーピング禍はまだまだ残っているようです。もちろん、旧共産圏以外の国でも問題は残っているので、イタチごっことはいえ、対策を講じてもらいたいと思います。

　とにもかくにも、日本の１６個目の金メダル、おめでとうございます。これで東京五輪の記録に並びましたね。本当にすごい大会になっちゃいました。