村山民俗学会公式サイト

山形県山形市を中心とする村山地方が拠点の地方民俗学会です。会誌・会報・総会・談話室などについての情報発信を行います。

「山形民俗」37号刊行のお知らせ

2024-02-18 20:49:28 | 日記
本間郡兵衛の嘉永元年「長崎行日記」について・・・・・・・ 小野寺雅昭 1
民俗文化継承にみる武家との相関事象・・・・・・・・・・・ 菊地 和博 15
 ―「山形学」フォーラム覚え書 ―
異本 羽黒山往来・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・市村 幸夫 24
山形県における山田秀三のアイヌ語地名調査・・・・・・・・ 清野 春樹 28
月山の強力と休み場・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 渡辺 幸任 33
上山藩 絵師
丸野清耕とその弟子丸野耕秀(後の青山永耕)の真相・・・・ 野口 孝雄 37
 ~来歴や諸著述(先行研究)との相違点~
天童市内の神社史をめぐる・・・・・・・・・・・・・・・・ 村山 正市 52
 ―神社の由緒と別当寺―
芭蕉の出羽三山登拝・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 岩鼻 通明 62
―曾良旅日記の謎を解く―
県内の主な民俗関係出版物・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・66

山形県民俗研究協議会関連記事・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・66
山形県民俗研究協議会会則・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・68



           2023年10月29日発行
          山 形 県 民 俗 研 究 協 議 会

村山民俗37号刊行予定

2023-07-03 17:17:53 | 日記
2023年7月30日付にて、「村山民俗」37号を刊行します。目次は以下の通りです。

ー論文ー
立石寺弥陀洞の磨崖供養碑‐供養碑建立者に関する検討 -・・ 荒木 志伸 1
― 研究ノート ―
村山地方における真宗寺院の展開
―本山よりの申物、下付された什物に見る展開―・・・・・ 村山 正市 11
― フォーラム ―
京都から伊勢までの民俗誌 
~半沢氏「旅日記」下巻(その1)~・・・・・・・・・・ 野口 一雄 25
絵師・狩野永耕藤原応信の真相Ⅱ
―落款からわかる六田の青山永耕との相違点・・・・・・・ 野口 孝雄 34
「Look for 伝承文化」で地域を「再発見」する試み・・・・ 菊地 和博 47
次年子などのアイヌ語地名とその文化・・・・・・・・・・ 清野 春樹 64
寺内宗門御改帳にみる湯殿山行人・・・・・・・・・・・・ 岩鼻 通明 72
            会の歩み(2022年度)・・・・・・・・・・ 84
            村山民俗学会会則・・・・・・・・・・・・ 86

村山民俗36号および山形民俗36号刊行

2023-07-03 17:15:50 | 日記
遅くなりましたが、「村山民俗」36号および「山形民俗」36号の目次をアップします。

「村山民俗」36号 2022年7月
京都から伊勢までの民俗誌 
~半沢氏「旅日記」中巻(その2)~・・・・・・・・・・ 野口 一雄 1
「東北の大黒信仰儀礼の基礎的研究」補遺
─ 菅江真澄『粉本稿』および「つがろのつと」より ─・・ ・菊地 和博 8
北村山のアイヌ語地名・・・・・・・・・・・・・・・・・ 清野 春樹 14
流浪の六部喜平治の行跡・・・・・・・・・・・・・・・・ 市村 幸夫 23
絵師・狩野永耕藤原応信の真相
―古文書と作品群からわかる六田の青山永耕との相違点・・ 野口 孝雄 28
戸川安章先生の講演原稿再録
~羽黒山の修験者とその妻・・・・・・・・・・・・・・・ 岩鼻 通明 36
会の歩み(2021年度)・・・・・・・・・・ 41
村山民俗学会会則・・・・・・・・・・・・ 43

「山形民俗」36号 2022年11月
【特別寄稿】
イザベラ・バードが山形県置賜郡手ノ子で目撃し、・・・・・・金坂 清則  1
詳描した流潅頂―旅と旅行記を科学する2―

コロナ禍における民俗文化継承活動・・・・・・・・・・・・・ 菊地 和博 29
 ―最上郡「鮭川歌舞伎」の事例を中心に―
天宥と羽黒山開山像・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・伊藤 瑞恵 43
 ―「開山御尊像逆般若心経」に関する一考察
廻国六部と四国八十八所写し霊場・・・・・・・・・・・・・・ 市村 幸夫 52
山形県最上地方のアイヌ語地名・・・・・・・・・・・・・・・ 清野 春樹 61
泉沢の代ごりの小屋・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 渡辺 幸任 74
東根八代城主里見薩摩守景佐の連歌号・・・・・・・・・・・・ 野口 孝雄 80
 ―号は「光景」(あきかげ)最上義光連歌衆の一人―
山形の祭礼と博奕をめぐって・・・・・・・・・・・・・・・・ 村山 正市 86
昭和初期の飛島における漁業と檀家・貰い子をめぐって・・・ 岩鼻 通明 95
県内の主な民俗関係出版物・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 98
山形県民俗研究協議会関連記事・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 98
山形県民俗研究協議会会則・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 100
           2022年11月5日発行
          山 形 県 民 俗 研 究 協 議 会

「村山民俗」35号および「山形民俗」35号を刊行

2022-03-04 17:03:38 | 日記
 遅くなりましたが、会誌「村山民俗」および「山形民俗」の新刊を、ご案内します。

2021年7月に「村山民俗」35号を刊行、目次は次の通りです。
肥前長崎から京都までの民俗誌
-半沢氏「旅日記」中巻から-・・・・・・・・・・・・・ 野口 一雄 1
民俗学からみた「疫病」退散祈願の諸相・・・・・・・・・ 菊地 和博 11
村山地方のアイヌ語地名(一)寒河江・西村山・・・・・・ 清野 春樹 20
日高見国と王祇神
平泉の「中尊寺以前」を考える・・・・・・・・・・・・・ 大江 良松 33
山形県寒河江市平塩の
お塞神様祭りと伝承についての一考察(後編)・・・・・・ 荒井 久宣 42
日本遺産から世界遺産へ~その可能性を探る・・・・・・・ 岩鼻 通明 60
会の歩み(2020年度)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 66
村山民俗学会会則・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 67

 2021年11月に「山形民俗」35号を刊行、目次は次の通りです。
両者ともに、国会図書館・山形県立図書館・山形市立図書館に寄贈しました。
途絶えた二つの人形芝居記録ノート・・・・・・・・・・・・・菊地 和博  1
― 鮭川村「曲川人形」と山形市「山田木偶(でく)人形」―
小国町の神秘的なアイヌ語地名を探る・・・・・・・・・・・ 清野 春樹 11
南東北の「徳一上人」に関わる寺院・・・・・・・・・・・・ 渡邊 敏和 22
寛政の月山山頂・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 渡辺 幸任 36
「最上川の文化的景観」の保全について・・・・・・・・・・ 岩鼻 通明 42
書評 杉原丈夫著『北前航路と寄港地 北前船と酒田』・・・・小野寺雅昭 47
を読んで
県内の主な民俗関係出版物・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 49
山形県民俗研究協議会関連記事・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 49

山形県知事選挙候補者への公開質問状について

2020-12-07 13:27:57 | 日記
 当会は、12月3日付けで、お二人の知事選候補者へ公開質問状を配達証明付きで郵送しましたので、以下にアップします。

            2020年12月3日

山形県知事選候補者
      殿


村  山  民  俗  学  会
会 長  岩 鼻 通 明

山形県の県立博物館に関する公開質問について(依頼)

 当会は山形県村山地域を中心とする、かけがえのない豊かな民俗文化を探求すべく調査研究活動に取り組んでいる団体で、来年度で創立35周年を迎えます。
民俗学は在野の先人により開拓された学問であり、高校の地歴公民分野のカリキュラムでは学習の機会が限られており、県内の大学においても民俗学の開講は多くはありません。
 自然・人文系総合の県立博物館創設以来、人文系分野の一部門である民俗学担当の学芸員が県内の民俗文化の調査研究に重要な役割を担ってきました。しかしながら、県立博物館における民俗分野の学芸員は、多くの場合、高校の地歴公民分野の教員が担当しており、必ずしも民俗学を専門的に学んだわけではありません。
 一方、各都道府県において、近年は新たな都道府県立の博物館が新設もしくは拡充整備され、それぞれの分野に大学院修了の専門学芸員が配置される動向がみられます。また、新設された博物館は内外から多くの観覧客を集める重要な役割を果たしております。
 現在の県立博物館は開館以来、50年近くが経過し、施設の老朽化が進み、なによりも霞城公園の史跡指定により、近い将来に移転を迫られております。このような状況から、県立博物館の移転・新設を求める県民の声は日毎に高まっております。
当会はこのような状況の中で、近く行われる山形県知事選挙に重大な関心を持ち、貴殿がこの度の知事選挙に立候補なされるとお聞きし、貴殿より山形県の県立博物館に関してのお考えを伺いたく、下記事項について質問をいたします
ご多忙のところ恐縮に存じますが、ご回答は12月24日まで、一問につき二百字前後で回答をいただきたいと思います。回答は郵送・FAX・電子メールのいずれかで、お願いいたします。
なお、いただいた回答は編集、印刷して当会会員に周知すると共に、報道機関にも公表いたしますので申し添えます。この件に関する問い合わせは下記の団体にお願いします。
         「村山民俗学会」
  〒990-0055  山形市相生町2-10 岩鼻 通明
  TEL&FAX 023-623-5687
   Mail:imichiaki@mail.goo.ne.jp



           質  問  事  項

1 令和2~6年度の第4次山形県総合発展計画において、「社会的ニーズを踏まえた県立博物館の機能強化の検討」と記されていますが、この点について、あなたはどのように考えますか。

2 近年、日本国内における世界遺産登録が進められ、また東京五輪の外国人誘客を踏まえた日本遺産の認定や文化観光推進法が施行される中で、山形県でも「山形県文化基本条例(平成30年施行)」および「山形県文化推進基本計画(平成31年策定)」において、文化を活用した社会づくり・経済の活性化・観光振興を目指すことを明記しており、文化財を地域資源として活用する方向性が政策的にも重要になりつつあります。あなたはこのような状況をどのように考え、どのような対応が必要と考えますか。

3 新たな県立博物館の移転・新設は、教育効果に加えて、文化財保護や自然保護、歴史的地理的郷土認識の深化などの多面的な効果が期待されます。博物館の展示のあり方もまた、この数十年で大きく進歩・変化しております。今や博物館は観光資源としても重要な位置を占め、県外および海外からの集客の拠点となる可能性を秘めております。移転先としてコンパクトシティをめざす上からも山形市の中心市街地が適地かと思われます。あなたはこのような状況をどのように考え、今後どのような対応が必要と考えますか。

4 山形県はかつて「最上川と出羽三山を世界遺産」に登録する取り組みを進めていました。最上川と出羽三山は山形県民にとってかけがえのない、まさに「母なる川と山」であり、世界遺産の国内候補が再び補充される可能性が高まる中で、世界遺産として登録されることを大いに期待したいと思います。
 そのためには最上川と出羽三山の過去を歴史・文化的に検証するだけでは不十分であり、特に河川・山岳文化の基盤である自然環境について、これまでいかに生物多様性を破壊してきたかを反省し、かろうじて残る清流環境の保全、失われた自然環境の復元も含め未来にどのような最上川と出羽三山についての未来像を創造するか、という視点が必要と思われます。この夏の風車問題には、そうした視点が欠けていたことから生じたとも思われます。以上のような認識のもとに、このことを研究実践しうる専門学芸員を有する新博物館は中心的役割を担うことが期待されます。
 そうした時代に登録される世界遺産について、あなたは「世界遺産に登録する取り組み」の可否を含め、今後どのような取り組みが必要と考えますか。

以上、4項目についてよろしくお願いします。