日銀券を増刷して日本国を救う村島定行のBlog

①日本は世界最大の債権国、お金がなければ刷りなさい②英語を多用すると次第に馬鹿になる③靖国参拝は日本人の義務だ。

日本語を捨てる日本人1

2005年08月21日 | 日本語
 1、2年前であるが新聞に「ロースクール」という言葉がよく載っていた時期がある。法科大学院の意味であるが以前同じものを法学部と訳していたからあまり厳密ではないのかもしれない。私の上さんは少しは教養があると思っていたら「ハイスクールの逆のロースクールだから小学校か」と聞いてきた。また新聞に「ウインドオブゴッド」という日本の映画か芝居かわからないがものの記事が載っていたがうちの上さんが「ウインドオブゴッド」だから「神風という意味だ」という。「神風は英語になっているというからカミカゼというはずだからウインドオブゴッドの意味ではないか」と私がわけのわからない反論をし、しばらく揉めた。
 このように揉めるのは結局は日本人が使い慣れない英語を使うところに原因がある。「スローフード」とか「スローライフ」とか日本語を使わないで英語ばかり使っていれば、日本人の言語理解能力、言語表現能力に大きな困難がもたらされ、日本人は次第に馬鹿になり、簡単にだまされる人間になるのは間違いない。
 我々が当たり前に使っている「スクール、ライフ、フード、ハイ、ロー」は日本語であろうか。これら多くの英語から入ってきた単語が我が物顔で使われるようになる背景で多くの昔からの日本語が使われなくなっていくのは当然の現象である。
 日本語は日本文化の中心にあり、学問、経済、文化あらゆるものの基本に位置する重要なものである。日本人が日本語を捨てて英語で置き換えようとしているのは日本の文化を捨て、日本の知恵を捨て、日本の未来を捨てようという行為である。

 最近読んだ文章の中にインド系のマフバニ氏の発言として「文化に対する自信は発展の必要条件である」というのがあった。マフバニ氏がどういう人物か知らないが現在のように日本語を過度に使わなくなると本来持っていた日本語の力が失われ文学も映画も漫画も力強さを失っていくことは疑いない。


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