「1000兆円の借金を抱えても円は安全資産と言われるのはなぜか」というスレッドがたっていた。テロや暴動等の起こる可能性がない安定した国家だからという訳のわからない説明が多いが世界一の経済強国だからと言う説明が有ってもいいのだがなぜかない。そこでこの記事を提供する。
つい10日程前だが2015年の日本の経常黒字が16.6兆円になったという報道が有った。原発の再稼働が進めば2016年度の経常黒字は20兆円を超えるであろう。日本の対外債権は400兆円に近い額であり世界最大である。世界最大の債権国であり膨大な黒字を稼ぐ日本が弱いはずがない。世界一の経済強国になれる国であるから安全資産なのだ。
世界一の経済強国と言わずに強国になれる国だといったのは経済政策の間違いでここ20年程国民の貧困化がすすんでいるからである。(そのかわりに対外債権の額が異常に膨らんでいる。)毎年世界一の黒字を稼いでおり対外債権の黒字額も世界最大の400兆円もあるので増税等する必要はなく、お札を刷って財政出動をし国民を豊かにする政策を取れば世界一の経済力を持った国になれる。経済政策が間違ったままの現在でもその基礎的な数字は米国に匹敵するほど強力である。
安倍首相が訪ソするが「千島列島を返還すれば50兆円を貸しますよ」というような提案をし、実行することが出来る。ロシアに50兆円貸すことに米国は反対するであろうが日本にとって経済的には何の負担でもない。こういう提案を簡単に実行出来る国は日本以外にはないであろう。世界一の経済強国になれる国であり、米国と同盟を結んでいることも大きい。その他に頭のおかしい中韓以外の殆どの国から好かれており、尊敬を受けている。テロや暴動も起きる可能性が低い。安全資産と見られる理由である。
因に経済政策が間違っていると書いたがどうすれば正しい政策になり世界一の経済強国を実現出来るか記そう。日本は世界最大の借金国でなく世界最大の債権国であると今までと180度違った考え方に立たなければならない。ということは180度違ったつまり今までと真逆の経済政策を取らなければならない。安倍首相の「増税や歳出削減」から減税と財政出動に変えることである。日本経済がデフレに落ち込んでいるということはお金の使い方が少な過ぎることを意味する。デフレから脱却するにはお金を「がんがん」使うことが必要である。その意味でアベノミクスで増税をやったことは最大の誤りである。もっと具体的に言うと96兆円の年間予算を130兆円程度に増やすことである。借金は増やしても結構。増えた借金は利子が低いのでそのままにしておいてもいいし、刷って返すことも出来る。安倍さんの政策で言えば日銀にお札を刷らせて市場に流すのは正しいが「政府がそのお金を使おうとしない」のがまずい。アベノミクスの推進者達が「日本は世界最大の借金国家」というデマに影響されている結果である。この点を改めれば日本は生産力も技術力も金融力も無敵なのであっという間に世界最強の経済が実現出来る。そうなれば何故円は安全資産なのか誰も疑問に思わなくなる。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます