日銀券を増刷して日本国を救う村島定行のBlog

①日本は世界最大の債権国、お金がなければ刷りなさい②英語を多用すると次第に馬鹿になる③靖国参拝は日本人の義務だ。

菅首相、野田財務相、為替政策で中韓を批判し返り討ちに合う

2010年10月16日 | 経済
 菅内閣は驚くべき恥知らずの素人集団である。菅首相と野田財務相が中韓を為替政策で批判した。ついこの間日本が為替介入をやったばかりであることを忘れているのである。ご両人とも「目くそ鼻くそを笑う」という諺をご存じないのであろう。
 このブログでも「先進国で中国の為替管理を止めさせようと言うときに日本が為替介入をやれば中国を批判できなくなる」と指摘した。さらに「現在のレートは円高でなく円安だから円高対策等全く必要がない」とも書いた。
 2兆円を使って不要な円売りドル買いをやった上にやってはいけない他国の為替介入批判をやるとは恐れ入った。恥知らずにもほどがある。早速中国から「日本は為替介入を批判する資格はない」と切って捨てられ、韓国からは「日本の居直り」と非難され、韓国は野田財務大臣の謝罪を要求してきた。中国や韓国の反論は全く正しい。日本は気が狂ったと言われても仕方がない。こういう筋の通らない他国批判をやると尖閣諸島問題で中国の横紙破りに世界中が警戒心を募らせたが日本も中国と同じ程度に野蛮だと思われるであろう。日本の指導者はバカばかりであると公表しているようなものだ。
 日本の為替介入は「急激で過度の為替の変動を避けるため」だったと説明したらしいがこれで全て許されたわけではない。欧米が日本を批判しなかったのは単に日本に対する遠慮からである。急激で過度の為替の変動を避けるためであれば、為替介入に使った2兆円はいつかは清算しなければならない。そんなことは考えていないのであるから特定のレベルへの為替誘導をねらったものであることは明白である。こんな子供騙しの説明で大方の諸国に理解されたと考えて他国批判を展開したとすれば、浅はかである。
 菅首相も野田財務省も全くの素人で日本国は漂流するばかりである。日本が今何処にいて何処へ向かっているか全く分かっていないのである。なぜ批判されたかも分かっていないであろう。
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