核武装論３（非核安定力？なんてあるのか）

　船橋洋一というのはおかしなことをいうものだ。「日本は非核安定力を発揮してきた。それは日本のソフトパワーである」という。日本は世界第二の経済力に見合う安定性を発揮していない。ここ２０年ほど日本は歴史認識で中韓から小突き回されていたではないか。北朝鮮が暴発したときのためにイラク出兵をしアメリカの機嫌を取っとく必要があると言ったのは小泉前首相だ。北朝鮮が怖いからイラクに出兵したのである。日本が非核安定力？などと言うのはどこから出てくるのであろうか。日本は北朝鮮の乱暴に対して反撃する手段を全く持っていない。１００名以上の拉致被害者に対して日本は何も出来ない。出来ることはアメリカ、中国、国連に頼むだけである。ベトナムやモンゴル、東欧の小国にも頼んでいる。どうして自分で行動せずに関係のないベトナムやモンゴルに頼むのか。
　日本が再軍備していれば靖国問題など起こらないし、とっくに国連の常任理事国になっていたであろう。
　また「日本の核武装はNPT体制を空洞化させ、日米同盟を緊張させる」などと言う。NPT体制はとっくに空洞化されている。いまや米国が日本の核武装を言い出している時代である。船橋洋一は頭がおかしいのではないだろうか。