今朝の朝日新聞にハングル専用の韓国語の話があった。ハングルは独立の証として誇らしげに書かれていた。ハングルについては使用を日本に弾圧されたとあったが事実は違う。日本は漢文が公用語であった朝鮮でハングル教育を取り入れ、漢字ハングル混じり文を普及させている。
戦後日本から離れて南北両朝鮮に分かれたが朝鮮語に大量の日本語が流入していてそれに対する反発から漢字が禁止された。しかしながら漢字を禁止してハングルだけで書くようになったが日本語はハングル表記のままで使われ続けた。政治、経済、文化、大学、交通、鉄道、地方、文学、小説、随筆など殆どの日本語が同じ意味で朝鮮語の中で使われ続けたのである。こういう漢語は漢字で表記しなければ意味がわからない。「戦争」を「せんそう」と表記していたのでは「戦い争うこと」という意味がわからない。ハングル表記に変更したことは漢字から得られる情報を捨ててしまったことを意味し、朝鮮語の単語の意味の理解に大きな障害になっている。日本に留学した韓国人が漢字を覚えるうちに朝鮮語がよく理解できるようになったという感想をもらす。これは朝鮮語に漢字が必要であることを意味する。
今韓国では漢字を子どもたちに学習させる家庭が増えている。これは中国、日本との交流に有用という意味だけでなく朝鮮語そのものを根源的に理解するうえで不可欠なのである。漢字復活を主張する人とハングル専用論者との間の論争は六十年戦争といわれているが最終的には漢字復活が勝利すると私は考えている。これまで漢字漬けできた国が或いは殆ど漢語で出来ている単語を使っている国がハングルだけで暮らすということが不自然極まりないからである。
その意味で朝鮮語の書き言葉は日本統治時代に使っていた漢字ハングル混じり文が最終的な形になるはずである。日本の漢字かな混じり文は1100年以上前に確立したが朝鮮語ではまだ最終的な形が確立していないといえる。朝鮮語の書き言葉が完成して、韓国、北朝鮮が真っ当な文化国家になるのは20年後か、50年後か100年後か。
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情報処理においても、朝鮮語の漢字ハングルまじり文は好ましいものと思われるのですが、同じくハングル専用の北朝鮮と統一すれば、統一のコストがかかりすぎるのと、統一を維持するためのガス抜きとして反日反中が悪化すると思われるため、ハングル専用の時代が長く続くでしょう。
統一から50年経過したくらいでないと、漢字ハングルまじり文にはなっていかないのではと私は考えています。
南北が合併する前に韓国に漢字を復活させるのがいいと思います。漢字を理解できれば韓国人も少しはまともになり、日韓の摩擦が減るのですが・・・・・・
困ったことです。