日銀券を増刷して日本国を救う村島定行のBlog

①日本は世界最大の債権国、お金がなければ刷りなさい②英語を多用すると次第に馬鹿になる③靖国参拝は日本人の義務だ。

天皇の願いは「生前退位」ではなく、「旧皇族の皇籍復帰」である。

2016年11月28日 | 経済

 天皇陛下のお言葉で生前退位の是非が論じられているがこれはあまり大きな問題ではない。天皇は政治的な権能を持たないとなっているから本来「生前退位をしたい」ということすら問題である。天皇の気がかりは皇位継承者が僅か3人しか居ないことだろう。今のままでは必ず皇位継承者が途絶えることがあるのは確実だ。そのときのために宮家を増やすことであろうが「宮家を増やしてくれ」とは天皇は言えないであろう。宮家を増やせば皇室関係費が増える。これは税金から賄われる。贅沢だという連中が出てくるだろうが皇室関係費は在日に提供している税金にくらべて極端に少ない。皇室関係費を100倍に増やしても誰も文句を言えない程だ。天皇は本心はなんとか皇位継承者を確保することであろう。そのためには宮家を増やさなければならない。これを天皇自ら政府に要請することは出来ないであろう。周りが気を使って皇位継承者の確保の方策を考えて差し上げるのが筋だ。先に小泉内閣の時に有識者会議が開かれ、皇太子の長女愛子さんが天皇になれるように女系天皇も認める報告書をだした。この報告書を出すのに有識者会議は天皇や皇族の意向を聞くことなく、これまでの伝統にない、第一子相続の答申を出している。寛仁親王は個人の見解と断って女系天皇に明確に反対し、旧皇族の皇籍復帰を求めたが吉川会長は全く歯牙にもかけなかった。

この一連の顛末は天皇陛下の御心にはそぐわなかったのではないだろうか。寛仁親王が述べられた意見は今上天皇の考えに沿っているはずで、それを全く無視したのだ。

 天皇陛下は皇位継承者を女系天皇を認める形ではなく、万世一系の日本の伝統に添った形で確保したいとお望みであろうと拝察する。そのためには旧皇族の皇籍復帰が必要だ。陛下の目の黒いうちにそれを確認したい。そういう陛下のお考えが生前退位をしたいという発言になったのではなかろうか。陛下は昭和天皇が退位を何度も望み乍らも退位されなかったことをご存知である。

 生前退位の議論が天皇制の全般の議論に移り、皇位継承者の少なさに関心がいき、宮家を増やす方向へ世論が移って行くことをお望みと拝察する。間違っているであろうか。

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする