「ポーの一族」(小学館文庫)

2005-09-30 05:44:38 | 

を買う。

 「ローゼンメイデン」を読んでいたら、無性にこっちも読みたくなった。人間を置き去りにして、ときをこえ生き続けるという点で、ドールズとバンパネラは似ている。

 中学生の頃に買ったのは実家に置きっぱなしにしてあるので、読むのは15年ぶりくらい。その間、本能のままの、動物のような日常を送ってきたというのに、不思議なもので、中学や高校の頃よりもこの作品がよく見える。場面と場面のつながりとか、言葉の微妙な意味合いとか。

 少年の頃メリーベルと出会った男が、老人になってから、少女のままの彼女と再会する。そんな話が収録されているが、私にとってのメリーベルは、まさに、この本なのだと気がついた。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする