「お天道様に感謝して」 赤井川村石川農園から米農家便り

石川農園でのお米の栽培の様子や、赤井川村の出来事をお伝えします。
皆さんがおいしくお米を食べる事が出来ます様に。

幼穂形成期

2008年07月09日 00時40分20秒 | 08年の事
6月28日頃から稲は、早い品種から順に幼穂形成期に入っています。


幼穂形成期?

稲は自分の体を育てた後、子孫を残す準備をします。それが幼穂形成期。

いままでは自分を育てようと、葉の色をグングンと濃くしながら成長していくのですが、
ある日スーッと色がさめた感じになります。
きっと子孫を残す為かなりの体力を消耗しているのでしょう。
そおなると幼穂形成期が近づいた、もしくは幼穂形成期に入ったサインです。

十分な水管理を行う為、各品種ごとに確認を行います。


こんな感じです。

まず、またまたかわいそうだけどプチッと一本ちぎります。


葉耳の間隔で大体分かるのですが、


カッターで切断してみます。


真ん中の透明なような白っぽいような三角のとっきが稲の穂の赤ちゃんです。


かわいいでしょ。ねっ。


この幼穂がこの後20日間掛けて約18㎝程に茎の中で成長します。
この時期穂は籾数を決め、花粉を作りながら成長します。
又、この時期に低温(15℃以下?)に合うと花粉ができなっかり短い穂になってしまいます。
なので北海道では幼穂形成期から前半10日間を前歴期間、後半10日間を冷害危険期と呼びます。

僕にできること。
それは幼穂の長さに合わせ、田んぼに沢山水をはって幼穂を守る事。
日中温まった水は、夜から朝にかけて15℃以下になる事はなく、
穂は安全に成長できるのです。

なんだか明日からの長期予報は曇りばかりで気温が上がらない予報。

腕の見せ所。

田んぼへ行かなくっちゃ!





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