監督・脚本:萩上直子
出演:小林聡美/片桐はいり/もたいまさこ
2006年3月公開作品
以下、内容についてネタバレしています。
***************************************************************************
誤解を恐れずに言うと、思った以上にないない尽くしの映画でした。
説明がない。
ストーリーがない。
ヤマ場がない。
オチもない。
だけど……退屈しなかった。
心地よかった。
サチエがなぜフィンランドなんて場所に食堂を開いたのか、
ミドリがなぜ「目をつぶって地図を指さしたらここだった」なんて
でたらめな方法で選んだ場所に旅行に来たのか、
いっさい説明はない。
突然わら人形なんていう、この映画の雰囲気にそぐわない不気味な小道具が出てきたり、
留守中に前に同じ場所でお店をやっていた男の人が厨房に忍び込むなんていう
よくわからないエピソードがあったり、
開店以来しばらくお客が一人も来なかったのに、映画の最後ではいつのまにか
大繁盛するようになっているんだけど、そうなった過程はとりわけ描かれてなかったり。
不親切といえば不親切。
ストーリーを語る気なんか全然ないみたい。
ふだんだったらこういうタイプの映画、好きじゃないの。
独りよがりだよなー、そんなのに付き合ってらんないよ、って思う。
だけど、この映画ではそれが正解、と思えた。
説明しないのが、この作品の最大の魅力だ。
「なんで?」って思わないこともないんだけど、次の瞬間、「ま、いっか」って思っちゃう。
この映画が醸し出す空気が、
淡々としていて、清々しくて、ゆったりしてて、細やかで、気持ちいいの。
それに浸っていると、「なんでって別に、そうなんだからそれでいいじゃん?」って、
何もかもをあるがまま受け入れられるような透明な心持ちになれる。
『西の魔女がしんだ』(映画)を思い出しました。
日常の細々としたことを、手間を惜しまずていねいに、しかもムダなくやって、
そこに喜びを見いだす。
西の魔女の暮らしとサチエさんの暮らしは似ている。
フィンランドに、行ってみたくなりました。
観光に行くのではなく、暮らしてみたい。
出演:小林聡美/片桐はいり/もたいまさこ
2006年3月公開作品
以下、内容についてネタバレしています。
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誤解を恐れずに言うと、思った以上にないない尽くしの映画でした。
説明がない。
ストーリーがない。
ヤマ場がない。
オチもない。
だけど……退屈しなかった。
心地よかった。
サチエがなぜフィンランドなんて場所に食堂を開いたのか、
ミドリがなぜ「目をつぶって地図を指さしたらここだった」なんて
でたらめな方法で選んだ場所に旅行に来たのか、
いっさい説明はない。
突然わら人形なんていう、この映画の雰囲気にそぐわない不気味な小道具が出てきたり、
留守中に前に同じ場所でお店をやっていた男の人が厨房に忍び込むなんていう
よくわからないエピソードがあったり、
開店以来しばらくお客が一人も来なかったのに、映画の最後ではいつのまにか
大繁盛するようになっているんだけど、そうなった過程はとりわけ描かれてなかったり。
不親切といえば不親切。
ストーリーを語る気なんか全然ないみたい。
ふだんだったらこういうタイプの映画、好きじゃないの。
独りよがりだよなー、そんなのに付き合ってらんないよ、って思う。
だけど、この映画ではそれが正解、と思えた。
説明しないのが、この作品の最大の魅力だ。
「なんで?」って思わないこともないんだけど、次の瞬間、「ま、いっか」って思っちゃう。
この映画が醸し出す空気が、
淡々としていて、清々しくて、ゆったりしてて、細やかで、気持ちいいの。
それに浸っていると、「なんでって別に、そうなんだからそれでいいじゃん?」って、
何もかもをあるがまま受け入れられるような透明な心持ちになれる。
『西の魔女がしんだ』(映画)を思い出しました。
日常の細々としたことを、手間を惜しまずていねいに、しかもムダなくやって、
そこに喜びを見いだす。
西の魔女の暮らしとサチエさんの暮らしは似ている。
フィンランドに、行ってみたくなりました。
観光に行くのではなく、暮らしてみたい。
家族が寝静まった後に夜食のおにぎりを二つほど用意して、
一人でこっそり観るのがお薦め。
と、紹介したことがあります。
静かで不思議な映画でしょう?
群ようこさんの原作本・・・といっても、映画ありきの原作で、
どちらかというとノベライズに近いんですけど、
その本には、もうちょっと経緯が書き込んであります。
でも、私は「蛇足」と思ってしまいました。
私もフィンランド、行きたいなー。
白夜も見たいし、ムーミン谷にも行ってみたい。
フィンランド語の文法が、日本語に近いってのも、
行ってみたい理由の1つです。
実は昨日から、かもめ食堂のシナモンロールが食べたくって
レシピを食い入るようにながめているところなんです。
りんさん、作ってみない?
「かもめ食堂」に辿り着いたゆんです。
いいですよね。
なにもなくて、ほんといいですよね。
”余計なものは入っていない”って
CMのフレーズがシンクロしませんか。
小林聡美という女優が
もたいまさこという女優と出会うと
こうなってしまうのだ!の景色が満載ですよね。
「やっぱりネコが好き」の時代から
ずっと熟成させてきた二人の空気が
画面全体から流れてくるような・・・
時間の流れも
絶対、日本のとは違いますよね
北欧って響きもいいなあ。
北欧製の家具も素敵だし。
なかなか、自分のゆったり時間とれないので、もう少し、お楽しみをとっております。
生活を、楽しむ。
普通のことを大切にする。
おだやかに、すごす。。
そんなことを望んでいるんのに、なんとまあ、自分の ばたばたさ加減にあきれてしまいます。
りんさん、ぶろぐ、、本当に楽しいです。
もしかして、また、ぎっくり再発??と心配していました。
ごはん、、、美味しそうでした。
優しいごはんだね!
あああ、そのオススメのしかた、いいですねぇ。
私は夜中に甘いものが食べたくなるタチなので、
用意するのはシナモンロールがいいです♪
(カロリーさえ気にしなければ。)
ネット上にはちゃんと『かもめ食堂のシナモンロール』と銘打ったレシピが
あちこちにアップされてますねぇ。
「食い入るように」見ているふわさんを想像して笑っちゃいました。
作りたいけど、パンの成型が絶望的に下手なんですよねー、私……
こっそり作って、写真をアップせずにこっそり食べちゃってもいいなら
やってみます(笑)。
群ようこさんの描く世界とはまたちょっとちがうような…?と感じてました。
(本、未読です。)
『サチエ』『ミドリ』っていうネーミングはいかにも群ようこですけどね。
~ゆんさん
そう、空気感。
小林聡美ともたいまさこが醸し出す空気感がね~。
そこに片桐はいりがまたうまいこと、こう、ね。
言葉にできませんけど、こう、ね!(笑)
家具もいいし、雑貨も素敵ですよね。
コーヒー飲むのに使ってたフリーカップみたいなの、いいなぁ…
サチエさんが着る総柄のシャツon総柄のエプロンも、全然ヘンじゃないんですよね~
~yuuhiちゃん
>生活を、楽しむ。
>普通のことを大切にする。
>おだやかに、すごす。。
そう。そう。そう。
そうなんだよね~~~!!!
できないよね~、なんでかなぁ(泣)
手元に置いておいて、時々見返したい映画だったよ。
寒い寒い三連休、家でおとなしくしておりました。。
腰はまだ本調子ではないけど、ダマシダマシやってるよ~
ありがとう!
>>>>北欧旅行
たしか 消費税が15%
物価は東京より高かったです。
私が行った時はまだユーロじゃなかったけど。
でも 本当に。
想像よりも遙かに美しい国々です。
ベルゲン(ノルウェー)に着いて
空港の外に出てバスを待っているとき
不覚にも涙が・・・・(笑)
空が水色で弱々しくて
冷たい風が吹いてたんだよーーー
まんまじゃん!北欧!
北欧貯金してぜひ行ってください。
そして北海道とそれほど変わらなかったらごめんなさい。
フィンランド語 発音も日本語っぽいですよ。
私…一時期習ってました(忘)
いいねー、北欧いいねー、サーモンも大好きだしー(そこかい)
>北海道とそれほど変わらなかったらごめんなさい
うーん、たぶんだいじょぶ(笑)
確かに空は弱々しい水色だけどね。
でもなんか、全体的に、こう、がさつです、人間が(笑)。
いい意味で(笑)。
あ、おおらかっていえばいいのかー
いまから貯金すれば20年後くらいに行けるかな~