村越正海の釣り日記

プロアングラ-村越正海の「釣り」「遊び」「自然観察」日記。ある日突然おもいついたことや最新情報も真っ先に。

蔵出しエッセイ⑥

2012-06-21 11:56:36 | Weblog

 

<手元にある1本のルアー>

 手元に1本の、ボロボロになったルアーがある。

『ショアラインシャイナーR50LD』

 ご存じ『ショアラインシャイナーR50』のロングディスタンスモデルだ。

 ホロは、ほぼ全て剥がれ落ち、元のカラーは跡かたもない。

 言うなれば、クリアーボディのフローティングミノー。

 しかし、なぜかどうしてか、このルアーは最後まで釣れ続けた。

 主だった釣果は、ヒラスズキとイナダ。

 合わせて20尾以上は釣り上げただろう。

 当然、ヒット数はそれ以上。

 最後は、「んっ、動きが変だ」と気づき、その原因が水漏れと判明。水漏れの原因は、ボディにヒビが入ってしまったため。

 何せよく働いてくれた。過酷な使用に耐え続けてくれた。よって、ひび割れは仕方ないことと諦めがつく。「ご苦労さん」と言ってやりたい。

 似たようなケースは、しばしばある。

 塗装の剥げたメタルジグがなぜかどうしてか釣れ続けるケース。

 元の色はおろか、鉛が剥き出しになってしまった状態でも延々釣れ続くことがよくある。

「ルアーのカラーって本当に意味があるのか」と悩んでしまうのはそんな時だ。

 あるいは、アオリイカにかじられ歯型でボロボロになってしまったエギが、やはり釣れ続けることも珍しくない。

 バランスは? カラーは? と心配になるが、なぜかどうしてか釣れ続く。

 おそらく、ボディ(ルアー)そのもののバランスがよいのだろう。

 そんなことを考えているうち、前述の『ショアラインシャイナーR50LD』が特別よく釣れるルアーにおもえてきた。

 即、リペアー。

 ドリルで小さな穴を2カ所開けて内部に入り込んだ水を完全に抜く。

 穴にジェルタイプの瞬間接着剤を流し込み、開けた穴をふさぐ。

 ひび割れた箇所に、液状タイプの瞬間接着剤をたっぷり流し込み、補修する。

 カラーは、あえて何もせず、そのまま使ってみる。

 心配なのは、でっかい魚が掛かった際に、再びボディが割れ、せっかくの大物に逃げられたりしないか。

 ともあれ、こうして廃棄寸前のルアーが、ルアーボックスの中に後戻りしたのである。

 

(初出:2010年10月)

 

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3 コメント

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同様 (相模原のプチ)
2012-06-21 15:28:01
僕も同じ経験を何度もしていますが、補修をした時点で毎回釣れなくなります!
補修の仕方が悪いのでしょうか?

このルアーは釣れる!と思い、同じ物を買いますが、同じ釣果には至りません。
やはり、物によって違いが出てしまうのですね。
この気持ち (ケン付き30号)
2012-06-21 20:44:20
こんばんわ。

この気持ちって年を重ねる毎に大きくなって行きます。
物を大切にする気持ちと、ルアーを擬人化して
感情が入る気持ちを私は持ってしまいます。

色も大事ですが、動きも大事で市販の同じ色の
ルアーでも、時々ですが『釣れる』『釣れない』の
差が出たことがあります。

リペアしたルアーがこれからも、村越さんにとって
、欠かせない相棒になる事を願います。

蔵出しエッセイ、好きです。草花の写真と共に
ファンです(笑)
塗装。 (シルバーベア)
2012-06-21 21:59:51
今晩は~
破損したルアーを修復してフローティングがサスペンドになって動きが変わり太刀魚狙いで使用して太刀魚が釣れたのは、嬉しかったですね~塗装の剥げたジグを色を塗ったりシールを張りコーティングしています。修復作業も楽しいですがメーカーによってジグの塗装の厚さや塗装の強度が違いますね~

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