夢畑通信『畑の花』 田舎暮らし体験日記

北海道に移住して二十数年。田舎での子育てを終え、残された夫婦は新たな楽しみを見つける旅を続けます。

コロナ対策費の行方 ページ2

2020-11-30 07:05:33 | 議員報告


「ファッションにもこだわりたいと思っているんですけどね~」
服は機能性を重視した安価なモノの使いまわし。――――「せめて帽子ぐらい」そんな思いでお買い物。
先日はハンチングを買いました。
「オジサンがかぶると、もっとお爺さんに見える」って?
反論する気はないけど、ハンチングと言えばブラウン系の枯れた色が多いでしょ。ネイビーなのでアクティブな感じがしない???
これから冬に向かうのでかぶる機会は当分ないけど、かぶってお出かけが楽しみです。

と言うことで金曜日にアップした議員報告の続き。「この後どうなっていくか?」をご覧ください。

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11月27日(金曜日)のブログではコロナ対策費の骨格にあたる対策費の総額と事業費と使用用途を説明しましたが、先ずは紹介した4つのグループを割合で見てみましょう。

≪ 感染拡大防止対策費 ≫    38.6%
≪ 雇用維持・事業継続対策費 ≫ 26.8%
≪ 強靭な経済活動の構築費用 ≫  6.1%
≪ 経済活動の回復 ≫      28.3%


になります。
個人的な意見としては、クーポン券や商品券、または現金を配るという対策費がなくて良かったと思っています。
現実的に言えば「お金を配る」ことが一番実感力のある支援だと知っていますが、村の経済を循環させるという効果を考えると、利用券があっても使える場所(用途)が少ない為、目的のないバラまきになりかねない。
その観点から他市町村のようなクーポン券の配布がなかったことを村民の方もご理解頂ければと思います。

次に、ブログでは以前から「コロナの最大の被害者は子供たち」と言い続けてきましたが、望み通り、子育て支援の対策費が多かったのは良かった点だと評価しています。
犠牲と言う言葉を使うべきではないかも知れませんが、中学三年生にとって地元で学ぶ最終学年。色んな文化イベントやスポーツイベントが中止になったという点では一番の被害者ではないでしょうか。
この学年に光を当てることが赤川村の教育の厚みにつながると考えています。子育て支援は幅広いサポートを求めていきますが、中三の生徒達には、更に手厚いサポートができるよう教育現場にも働きかけて行きたいと思っています。

残念だったのが、経済活動の回復というグループに全体の28%も交付金が当てられたこと。事業の中身は公共工事の前倒しです。
「そのうち、やらなくてはいけない工事」を村内事業者に発注したことに過ぎません。
前に書いた通り、不適切な使い道だとは言いませんが、政策としてはあまりにアイデアが無い。前倒しした分は来年度以降の予算に反映できるので、今後の政策に気を配りたいと思います。

次に、コロナウイルス感染症対策臨時交付金の第三次について説明します。
第三次分があることは政府も早くから発表していますがどれだけの交付金があるかは未だ不透明です。
ご存知の通りコロナ感染も第3の波が再燃し、国も経済対策から感染予防対策に軸足を変え、当然、予算の見直しも余儀なくされてくることでしょう。
そんな見通しができない三次交付金ですが、赤井川村は予算の中から『光ファイバー網整備事業』を行うことが確定しています。――――「来年度中には全村民が均等に光ファイバーが使えるようになります」
今まで村は金銭的な理由からやれなかった事業。今回、国の思惑も重なり、コロナ対策費と過疎債(過疎地域自立促進特別措置法に基づいて発行される地方債)を利用し、村の持ち出しは3500万円程度で情報インフラ整備(光回線ネットワーク網)が行われることになりました。
こちらも、以前からお伝えしていた通り、情報インフラの整備について真っ先に取り組んだ課題でした。当初、村は「お金がない!」と一点張りでしたが、思わぬところで転がり込んできたことになります。
学校教育でもGIGAスクールが始まり、小学生からコンピューターを使ったプログラミング教育が始まりました。大人たちも乗り遅れることなくパソコンやスマホ、タブレットの利便性を追求すべきだと考えます。
「おいおいまたかよ」との意見もあるでしょう。面倒なことだし、そんな声を無視するわけではありませんが、家電や車などがネットとつながり(Iotと言います)、機能や性能を上げているこの時代に利用しない手はありません。
自宅までの引き込み料金はかかりますが、是非多くの方が光回線を利用し、生活の質の向上につなげて貰いたいと考えます。
既に、光回線の普及と利用促進は強くお願いしています。
GIGAスクールに対抗してJIBA(ジジ・ババ)スクール(高齢者に向けたパソコン・スマホ教室)の開設を要望していこうと思っています。

コロナ関連最後に、村内飲食事業者(3事業者の連名)から村、及び議員に対し対策支援の要望書が提出されました。
村の対応としては、国や道で行った休業補償、村独自で行った支援に加え、給付金を支給することは検討していないということを伝えましたが、飲食と宿泊の大変さは心が痛いほど理解できます。
協議した内容なので議会も了承したことですが、近いうちにもう一度実情を整理する必要があるのではないかと考えています。
飲食店・宿泊業者を守るのは、この異常事態では当然です。ただ、GoToイートに参加した赤井川村の事業所だけでも18店舗(キロロエリア内ばかりです)。それ以外にも数事業所があります。
その事業者を均等に支援する為には、先ずは国や道の制度を上手く利用した上で判断して行かなければなりません。
三次交付金の利用も含め、今後どのような措置がなされるか?しっかりと監視しなければいけない課題ですね。

金曜日に行われた臨時議会で地方公務員(議員も含みます)のボーナスカットが可決されました。
カット比率が本当に世間的に見合ったものか、少し疑問はありますが、国全体で考えると大きな額になることは間違いありません。
お金の必要性をあえて言うつもりはありませんが、「払う」「あげる」「渡す」「集める」「失う」「奪われる」、人は自分のお金を利用するとき、それぞれの感情が付きまとうものです。
少しでも不公平感をなくす為には丁寧な説明が必要。それは村の財産にしても同じことです。少しでも多くの住民の方に、コロナ対策費の使われ方をご理解いただく一助になればと思います。
『コロナ対策費の行方』はこれで終わり。尚、間違いがないよう心がけて紹介したつもりですが、お気づきの点がありましたらお知らせ頂けると幸いです。
最初に言った通り現在進行中の途中経過。今後、ページが加算していくことをお約束して、一旦、終了とさせて頂きます。

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最後まで読んで頂きありがとうございました。
次回の議員報告では農産物加工施設のその後を私見を交えて紹介しようと思っています宜しければご覧ください。



好きなものと言えばこいつですな。
山口のお酒が美味しかったので、おとなり広島のお酒を頂いてみました。
ほんのりと白濁したお酒なのに、沈殿物が見つからないので『にごり』ではないし微炭酸でもありません。
甘いのにスッキリした柔らかいお酒ですね。女性向かな?と思ったのですが、妻の評価は思ったほど上がりませんでした。
ラベルも縁起が良さそうなのでめでたい席にも合いそうですね。
あくまで個人的な感想なので参考まで、、、、。

それでは今日も色々と村を内回ります。氷点下の寒い朝。素敵な一日をお過ごしくださいね。

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