夢畑通信『畑の花』 田舎暮らし体験日記

北海道に移住して二十数年。田舎での子育てを終え、残された夫婦は新たな楽しみを見つける旅を続けます。

変化

2017-04-03 13:36:52 | 風景
競技スキーに関わっているので小中高大と学生に知り合いがいて、年度変わりには卒業や入学・入社の話題を身近に感じることが多いように思います。「大きな変化ですね」。新しい門出を心から応援したいと思います。
指導者としては3月一杯は生徒達といて4月1日が作業開始の合図。もう何年になるでしょうか?周りの農家さんを見回すと、除雪やハウスにビニールが掛かったりと、すっかり動き出しているようですが、僕は焦る気持ちを抑えて我慢我慢。そして4月。ようやく『夢畑』も始まりました。
―――――突然ですが、やっと始まった『夢畑』本年を持って最終年にしようと思っています。

誤解を招くといけないので先に書いておくと、別にどこかに行くわけでもないし、何か特別なことをするわけではありません。今までもこれからも、農業は続けていく予定ですが、販売方法として『夢畑』という部門を終わろうと思います。農園を作り25年間、個人の方を対象に販売を続けてきました。ここまで身勝手に色んな事をしてきましたが、ここまでやってこれたのは支えてくれた購入者や応援してくれた方々のおかげです。辞めるにあたって、色々と思いはありますが、先ずは今年を一区切りにしようと思っています。

理由は色々とありますがひとつだけ紹介すると、
『夢畑』はお届けする野菜の中に家族の成長と言うのをエッセンスを入れてお届けしてきましたが、子供たちの成長・独立とともに通信を書きながらご紹介することが窮屈に感じるようになってきたのです。『北の国から』という倉本聰のドラマを見ていて、純と蛍が大きくなるにつれて、少しづつ大きくなっていった違和感に似ていると思います。子育てをテーマに移住してきた家族としては、一応の終焉を迎えたと言うことでしょうか?
過去を思い起こしても色んな事を紹介してこれたと思います。それを上手(じょうず)に紹介できたとは思っていませんが、それぞれに現実の中で、もがき苦しみ、喜び笑いあえた事実は、僕の中での25年としてしっかり刻むことができたと思っています。
次の10年に向けて、自分がどうありたいのかを、しっかりと考え、次の変化に向かいたいと思います。この年齢になると、変化するのは勇気。ただ、勇気やチャレンジする心だけは、死ぬまで持ち続けたいですよね。

先ずは今年。良い野菜をお届けしたいと思います。体調(膝や腰具合)もここ数年の中で最も良い。是非、多くの利用をお待ちしています。「これでもか!」というぐらい動き、走り回りたいと思っていますので、一杯買ってください!(笑)
言葉足らずでごめんなさい。このブログにて今後も次年度に向けた変化をお伝えしていこうと思っていますのでお許しください。
まずは、数日天気も良い予報なので、倉庫の屋根のペンキ塗り「頑張ります」。