”麦わらの一味”を潰す事を至上命令としたオーズは、目標を見つけるや容赦なく攻撃してきた。
厄介なことに、この巨体にしてルフィの俊敏さと野生のカンを兼ね備えている為、戦闘力の高さは半端なかった。
サンジの攻撃は蚊に刺された程にも訊いておらず、サンジはオーズの前に倒れ、ゾロがオーズの前に飛び出した。
ゾロは飛び出すと【一剛力羅（いちごりら）・二剛力羅（にごりら）・三刀流・二剛力斬っ . . . 本文を読む
オーズがボグバッグの元に乱入する少し前。
「マストの屋敷の特別冷凍室」で、ルフィは自分の影の入ったゾンビ、魔人オーズと対峙していた。その巨体、ゆうに巨人族の倍はある。
そのオーズに、ゲッコー・モリアは最初の命令を出した。 「腕に貼ってある麦わらの一味の手配書のヤツラを全員ぶっ潰して船に乗せて来い！！億を越えるような奴らは、潰したくらいじゃ死なねぇからな！！お前の力をみせてみろ！！！」 . . . 本文を読む
チョッパーは、自らの意志でドクトル・ホグパッグと戦う事を選び、ロビンはその援護に回った。
同じ医師として、どうしても許しがたかったのだ。
だがボグバッグは、ゾロの影の入った侍ゾンビ「ジゴロー」と、サンジの影の入ったペンギンゾンビ「イヌッペ」を召還して、仲間達の力でチョッパーとロビンを取り押さえさせた。庭であった時は「女は死んでも殴らない」とサンジのポリシーを貫いていた「イヌッペ」も、今はロ . . . 本文を読む
最上階では、ブルックと侍ゾンビが戦っている最中だったが、ブルックはどうしても自分の影と屈強な肉体を持つ”侍ゾンビ”には勝てないでいた。
侍ゾンビは「私の得意とする”矢筈斬り”で斬ってあげましょうか？」と笑ったのを、ブルックは「何も知らないくせにその名を使うな」と声を震わせて言い返した。
「王国の”奇襲部隊”出身の私の得意とした速斬りの技の名は「鎮魂歌【レクイエム）・ラバンドゥロル】。その剣 . . . 本文を読む
ペローナは「冷静に頭を使えるとは驚いた。だが正解は９割。私はゴーストじゃなく幽体離脱によって本体から抜け出した意志ある私自身の霊体（ホロウ）だ！！」と正体を明かした。
ウソップは「じゃあ帰る肉体を失ったらお前は一体どうなるんだ！？」とペローナ本体に向かって【必殺大爆発星】を投げたため、ペローナは慌ててウソップに【特ホロ爆弾】を投げつけて、本体へと霊体をすべりこませた。
本体に戻った . . . 本文を読む
「マストの屋敷」内では、ネガティブ攻撃の効かないウソップが優位となって、ペローナを追いかけていたが、クマシーの攻撃を避けた一瞬、ペローナを見失った。
次に見たペローナは、先ほどまで逃げていたとは思えないほどに自信ありげだった。
「ゴーストプリンセスを舐めんじゃねーよ。今お前を倒す算段をつけた」と言ったペローナは、宙に浮かび、巨大化し、壁をすりぬけ、ウソップの攻撃をすり抜け、ウソップの体内を . . . 本文を読む
サンジは、その激しい怒りを説明した。
アブサロムが、サンジの夢を奪ったのだと。
サンジは子供のころ、『悪魔の実図鑑』を読んだことがあった。
海に呪われる能力なんぞに興味はなかったが、唯一、サンジ少年の心を捉えて離さない能力があった。
その能力であるなら、能力者になりたい・・・、その能力を手に入れたならする事、したい事の妄想を繰り返してきた。
その能力は【スケスケの実】。 . . . 本文を読む
サンジは、、ナミ救出の為、結婚式が行われている教会へ飛び込んだ。
幸い、オーズの起こした騒動のおかげで誓いの口づけはまだだった。
「お待たせナミさん、あなたの騎士（ナイト）です」とナミをその手に奪い返したサンジは驚いた。ナミがあまりに美しく、女神と見間違えたかと思ったのだ。
サンジの独り言をバカバカしいと近づいたアブサロムも、ナミの寝顔に「はっ！天使か！！」と驚いた。サンジとア . . . 本文を読む
ペローナをウソップに任せて、ゾロ・フランキーは最上階のブルックの元へ走り、サンジはナミの元へと走った。
スリラーバーク内は突如の地震に襲われ、建物内の教会で結婚式を挙げているアプサロムは、ナミへも誓いのキスが出来かねていた。
そこへ兵ゾンビから、この揺れはオーズがスリラーバーグ（巨大海賊船）の舵で遊んでいる為だと聞いたアプサロムは、式に出席していた将軍ゾンビ全員でオーズに突撃させた . . . 本文を読む
一味は、「マストの屋敷」モリアのダンスホールへ向かうルフィ、ロビン、チョッパーの3人と、階下のゾロ、サンジ、フランキー、ウソップ、チョッパーの5人とにわかれた。
ルフィ達3人「モリアのダンスホール」に入ると、そこに居たのはドククル・ホグバッグとシンドリーだけだった。
チョッパーが言う。 「ルフィ、こいつはおれに任せてくれないか！！！」
チョッパーは許せなかったのだ。同じ医者として、 . . . 本文を読む