ワンピースまんがぱうち(レビュー・ネタバレ)

ワンピースをまとめながら、フラグとなる詳細を記録しつつストーリーを追っていきます。

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32巻-353話 伝説の船大工 (トムズワーカーズ-1)

2016年06月23日 | ウォーターセブン編




ルッチはこの薄汚い橋の下の小さな倉庫が「世界一の造船会社の本社」だと聞いて、鼻で笑って相手にしなかった。
そんな事はどうでもいい、彼等の目的はたった一つ"古代兵器の設計図"を世界政府の元に収めること。

容易に口を割りそうにないフランキーを、カリファはトゲのムチで縛りあげ、身動きの取れなくなったフランキーに冷ややかな言葉を投げかけた。
「8年も前だが、カティ・フラム、君は犯罪を犯している。トムと同じ様に」

フランキーは痛みを忘れて怒りを露わにした。
「トムさんは犯罪者じゃねェ!!!!てめぇらなんかがわかった口きくな!!!」



今でこそウォーターセブンは華やかな水上都市だが、昔は不遇の時代があった、その頃の話。
22年前の不景気のこの島に、一人の造船技師と、二人の弟子がいた。
弟子の一人は、カティ・フラム12歳。

その2年前、あまりにも手に負えないとして、通りすがりの船から親がこの廃船島に一人の10歳の子供を投げ捨てた。
その子供は、泣く事なく一人で廃船をうろつき、廃船場にあった道具を使って独学で大砲を作りあげて暮していたが、ある日、その子供はたまたまそこを通りがかったトムに「おっさん、おれを拾ってくれ!」と頼んできた。

トムは哀れなこの少年を拾って自分の工房に住まわせて弟子としたが、少年は仕事の手伝いを放りだして、対海王類用の戦艦「バトル・フランキー号」等を勝手に作っては、海王類に闘いを挑む自分勝手なキカン坊ぶりは変わらなかった。




もう一人の弟子は、アイスバーグ16歳。
真面目で、よくトムさんの仕事を手伝い、カティ・フラムの悪行を叱る兄のような少年だった。
アイスバーグはいつも、カティの危ない遊びを憂いて、バトルフランキー号の製造を辞めて廃棄するよう言っては叱っていた。




二人の面倒を見ているトムさんは、大きな体のコンゴウフグの魚人で、トムズワーカーズの社長だ。
ペットのカエル「ヨコヅナ」を連れて、その巨体から繰り出される力と技術で、頑丈な船を作り続けていた。
豪快によく笑う人で、口癖のように「男はドンと胸を張れ」とよく言っていた。




トムズワーカーズの美人秘書が、若き日のココロさんだった。
ココロさんは、海賊王が死刑になった後の今の大海賊時代を憂いていた。




「アクア・ラグナ」の浸水で、材料が手に入らなくなったこの島では、造船の前に物資の交易が必要になっていた。
だが、増え続ける凶暴な海賊、年々酷くなる高波、海王類に阻まれ、その物資の交易も難しくなっていった。
島の人々は職を失い、貧困にあえぎ、喧嘩や自殺が絶えない希望のない島へと成り果てていた。
かつて、造船業で一時代を築いたウォーターセブンの面影はどこにもなかった。


そんな絶望の風潮の中で、トムさんが寝る間も惜しんで描き続けていたのは”島の希望”だった。
トムさんは、ウォーターセブンの復活を誰よりも望んでいた。



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