ワンピースまんがぱうち(レビュー・ネタバレ)

ワンピースをまとめながら、フラグとなる詳細を記録しつつストーリーを追っていきます。

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45巻-434話 白ひげと赤髪 (新しい時代へのうねり-4)

2016年09月14日 | エニエス・ロビー編





ルフィ達の目指すグランドライン後半の海、「新世界」では大きな動きがあった。

「新世界」に君臨する4つの勢力「四皇」の2大勢力である"赤髪のシャンクス"と"白ヒゲ"ことエドワード・ニューゲートの直接接触があったのだ。
何が起きるかわからないこの事態を阻止すべく向けられた海軍本部の艦隊は敗れ、海軍はあとはもう、最上級厳戒態勢で事のなりゆきを見守りつつ、待機するしか術がなかった。


この「四皇」の接触は、"赤髪のシャンクス"が、"白ヒゲ"に会わせろと乗り込んできたのだった。
"赤髪"を迎える"白ひげ海賊団"の船では、一番隊隊長のマルコと、三番隊隊長のジョズが迎え出ていた。
「若ェ衆は下がってろい。身が持たねェぞい」
「半端な覚悟じゃ、あの男の前で意識を保つ事さえできねェ・・・!!




その言葉通り、"赤髪のシャンクス"の周りの空気はビリビリとした物凄いオーラが立ち込め、次々と若い衆が気絶して倒れていき、船の木材が引きちぎれそうになっていた。
「相変わらず・・スゲェ"覇気"だ」と"白ひげ"以外の者達はこの海賊に感心した。







"赤髪のシャンクス"は「失礼、敵船につき…少々威嚇した。療治の水を持参した。戦闘の意思はない。話し合いたいことがあるんだ」と言うと、迎える"白ひげ"は「てめぇのツラァ見ると、あの野郎から受けた傷が疼きやがる。"覇気"をむき出しにした男の言い草か、バカヤロウ」と言うとグララララと笑い出した。







人払いして二人きりになると、"赤髪"は持参した酒を"白ひげ"に渡した。
それは「ウエストブルーの酒」でシャンクスは「世界の海を回ったが、肌にしみた水から作った酒を超えるものはない。おれの故郷の酒を飲んでくれ」と人懐こい笑顔で笑った。

”白ひげ”は、シャンクスの酒を一気に飲み干すと、
「あぁ、悪くねェ・・・。ロジャー、ガープ、センゴク、あの頃の海を知る者は随分少なくなった。22年たった・・・当然だ!!
おめェもよく成りあがったモンだぜ、ゴール・D・ロジャーの船のただの見習いだった小僧がよ・・・!!!」
と父親のような優しい目でシャンクスを見おろした。




そこからは懐かしい思い出話に花が咲いた。
「ロジャーの船とはよく戦りあったせいで、殺し合いの中で妙な顔なじみになった。
お前と一緒にいた赤っ鼻はもう死んだか?」
と”白ひげ”が切り出せば、シャンクスも遠い昔を懐かしんだ。
「バギーか!懐かしいな。船長の処刑の日にローグタウンで別れてそれっきりだ・・・。」

昔を懐かしむシャンクスに、"白ひげ"はその22年も自分にとってはあっと言う間だったと言う。
伝説と語り継かせれるお前と鷹の目との決闘の日々も、おれの耳にはまだ新しい。
おめェ程の男が「東の海(イーストブルー)」で腕一本落として帰って来た時ァ、誰もが驚いたもんだ、どんな敵にくれてやったんだ、その左腕」
と聞くと、シャンクスは、無くした左腕のつけ音を愛おしそうに握って「コレか・・・"新しい時代"に懸けてきた」とだけ言った。
その脳裏には、チビルフィの言葉が思い出される。
(おれはいつかこの一味にも負けない仲間を集めて!!海賊王になってやる!!!)


シャンクスは、その"新しい時代"の為にも、"白ひげ"に本題を切り出した。
「白ひげ、おれは色んな戦いを越えて数々の傷を負ってきたが、今疼くのは、この傷だ!!!」
そう言って指したのは、シャンクスの左目を引き裂く3本の裂傷跡だ。




「おれにこの傷を負わせたのはお前んとこの・・・"黒ひげ"ティーチだ!!
おれは油断などしていなかった。おれが言いたいことがわかるか!?"白ひげ"!!
あいつはじっと機を待ってた。隊長の座にもつかず、名を上げず、自分を隠し今まで"白ひげ"というデカイ名の影に潜んでいたんだ!!そして"力"を得て動き出した。最終的には頂点を狙って来るぞ。
自分の意志で!!いずれお前の座をも奪いに来る!!!」


黙って聞いたいた"白ひげ"は「おれにどうしろってんだ?それが本題だろう」と促す。

シャンクスは「エースを止めてくれ!!!
エースは強い、そんな事はわかってる。だが、その名声と信頼が話をこじらせる。今はまだあの二人をぶつける時じゃない!!!"黒ひげ"ティーチから手を引け!!たったそれだけの望みだ」


"白ひげ"は笑い飛ばした。
「フフ・・グララララ鼻たれボーズが言うようになったな。あいつの罪は、海賊船で最もやっちゃならねェ"仲間殺し"だ!!
掟を破ったのさ、おれの船に乗せたからにゃあ、どんなバカでもおれの息子よ。
殺された息子の魂はどこへ行くんだ!!仁義を欠いちゃあこの人の世は渡っちゃいけねェんだと、ティーチのバカに教えてやるのが、おれの責任だろうがよ!!!おれに指図するなんざ100年早ェ」
と言うと、残りの酒を一気に飲み干して立ち上がった。



シャンクスも剣を抜く。
「誰にも止められなくなるぞ・・・!!!暴走するこの時代を!!!」

"白ひげ"も剣を抜いた。
「恐れるに足らん!!!おれァ"白ひげ"だ!!!」




二人の"皇帝"がぶつかりあった、その衝撃は想像を絶するものであった。




だが、"赤髪"の部下達も、"白ひげ"の部下達もこの二人の船長の戦いを静観するだけで決して手を出しはしなかった。
白ひげの部下達も、赤髪という男がどういう男であるかを知っていたからだ。
ただ、話しは決別した。それだけだ。

部下達が空を仰ぐと、雲が切り裂かれ、天が割れていた。
"新しい時代"に暗雲が立ちこめた。



しかし、シャンクスの心配をよそに、エースはとうとう”黒ひげ”ティーチを見つけ出した。





後に「頂上戦争編」で、シャンクスの予感が的中していきます。
その時、実は"白ひげ"は、ティーチが仲間殺しをして逃げた時に、異例にもティーチを追おうとする部下達を止めていました。
"白ひげ"は、実はその時点で気づいていた、のだろうと思います。
しかし、ティーチの隊長であるエースは、白ひげの制止も聞かず、海賊のプライドを懸けて単独でティーチを追って出て行ってしまう、そのエースを"白ひげ"は否定できなかったのです。
自分の教えてきたもの・・・海賊の信念を、そしてオヤジへの裏切りを許さない気持ちを貫き通そうとするエースを取れられなかった"白ひげ"が取る行動は一つしかなかったのだろう、と思います。

海賊であるからには、ブライドを持たねばならない。
海賊同士、ましてや部下と船長との信念のやり方の出し方、引き方の難しさは、かつてシャンクスがルフィに山賊とのケンカで見せたものと比較にならないものなのだろうと思います。

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