ワンピースまんがぱうち(レビュー・ネタバレ)

ワンピースをまとめながら、フラグとなる詳細を記録しつつストーリーを追っていきます。

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37巻-351話  クラバウターマン (ガレーラカンパニー-18)

2016年06月21日 | ウォーターセブン編





ウソップは、フランキーの話を聞きながらも、メリーを修理する手を止めなかった。
フランキーは聞く。「・・んで、船を直してどうすんだ?」
ウソップは「そりゃ当然コイツと一緒にまた冒険して、いつか故郷に帰るのさ!!」と答えた。

フランキーは神妙な顔で立ち上がると「その船の解体を手伝ってやるよ」と言うので、ウソップは怒った。
ルフィと命賭けの決闘をし、仲間と別れてまでもメリー号をとったのだ。どいつもこいつも、メリー号を勝手に殺そうとすることに憤った。「ふざけんな!メリー号はおれの船だ!!!」

「いや、もう船じゃない。人を向こう岸に渡せなくなった船は、船じゃねぇんだよ!」
そう言いながら、フランキーはメリー号を素手でメキメキと解体しだした。




フランキーは、必死の抵抗を見せるウソップを掴むと、無理矢理海へと沈めた。
「わからねぇなら、てめぇの目でしっかり見てみろ!!!」

メリー号の真下に沈んだウソップの目に、メリー号の痛々しい竜骨が見えた。
ひび割れて、今にも割れそうな竜骨に、下手くそなつぎはぎの補習が施されていた。
ウソップの涙は、溢れるそばから海水に紛れて流れていく。




海から上がったウソップは、無言で再びメリーの補修を始めた。
「ごめんなメリー・・・すぐオレが直してやる・・。何度でも!!何度でも!!」

フランキーは、メリー号の現状がいかに酷い状態かを説明して聞かせたが、ウソップは怒鳴りつけて、そして泣いた。
「うるせェってんだよ!!!黙らねぇとぶっ飛ばすぞ!このチンピラ野郎!!!
・・・本当は全部・・知ってんだ・・・。も゛うメリーがだめだってんのも!!」





それを認めたウソップは、張り詰めた糸が切れたようにへたへたと座りこんだ。
「査定の結果を聞いた時、おれは”あの日”の事を確信したんだ・・・。
おれはある夜、誰もいねぇはずの船から木槌を叩く音を聞いたんだ。誰かわからないけど船は下手くそに修理されていて、その時・・・


大丈夫、もう少しみんなを運んであげる

という声を聞いた気がしたんだ。オレは、あれはメリー号の化身だったんじゃねェかと思うんだ・・・。
別に信じなくてもいい・・・」
そう言い終わると、ウソップはポロポロと涙をこぼし続けた。




ウソップの話を黙って聞いていたフランキーは、ゆっくりと口を開いた。
「信じるも何も、そりゃあお兄ちゃん、”クラバウターマン”を見たのさ。
船乗りに語り継がれる伝説で、本当に大切に乗られた船にのみ宿る妖精。
手には木槌を持ち、船乗りのレインコートを着て、船の凶事を知らせるという・・・。正直、そいつを見たと聞くのは初めてだ。
そうやってまで運んでやりてぇクルーに出会えて、この船も幸せだったんじゃねぇのか」





クラバウターマン・・・ウソップは、一層メリーが愛おしくなった。
あの時、話しかけてくれたのは、やはりメリーだったんだ!!!!




ウソップは、ルフィの言い分や決断が間違えてなどいないこと、どうやってもメリーが治らない事を知ったうえで、ルフィと大喧嘩していたのだ。
わかっていても、わり切って見捨てる事などできなかった。
どうしてもメリーと一緒にいてやりたかった。それは理屈なんかではなかった。

フランキーの二人の妹達は、この話に感動して泣いた。


その時、フランキーの倉庫のドアをノックする音がした。



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