まんがパウチ (レビュー・ネタバレ)

漫画の絵とストーリーを、真空パウチするように書きとめました。
【ファイアパンチ】【カラダ探し】など

広告

※このエリアは、60日間投稿が無い場合に表示されます。記事を投稿すると、表示されなくなります。

進撃の巨人 13巻 第51話-2「リヴァイ班-----巨人の正体」

2014年04月14日 | 進撃の巨人
「ウォール・ローゼ」の壁内に巨人が確認されたことを受け、「ウォール・ローゼ」の住人達は模擬訓練の通り、ウォール・シーナ内の旧地下都市に避難した。
想定通り、残された人類の半数以上を食わせることの出来る食料の備蓄は、一週間が限界だった。

つまり、ウォール・ローゼが本当に突破された場合、その一週間分の食糧が尽きた後は、生き残った人類同士で、生存を勝ち取らねばならない地獄となる。飢えて死ぬか、奪って生きるかの選択を余儀なくされる。




今回は巨人が小規模でかつ駆逐済とのことで、一週間以内に「安全確認宣言」が出され、人類はそれぞれの土地へと戻って行った。
だが、皆は確信した。
「ウォール・ローゼ」崩壊後は、一週間の猶予後、人間同士の殺し合いが続くのだと。



今後の事を話し合う為、ピクシス司令とリヴァイは、大怪我から意識を取り戻したエルヴィン団長の病室に集まっていた。

そこにハンジが、コニーを連れて入ってきた。
ハンジが、コニーと共にコニーの出身村であるラガコ村の巨人について調査した事を報告しに来たのだ。
リヴァイは、「・・・コニー、ご苦労だったな・・」と、静かにコニーの労をねぎらった。




ハンジが報告を続けた。
・村の家屋はすべて、家の内側から爆発したように破壊されていた。
・あれだけの爆発があったにも関わらず、血痕一つも見当たらない。
・ラガコ村の住民の姿が忽然と消えて、見つかっていない。
・壁内に出現し、討伐された巨人の数が、ラガコ村の住民の数と一致した。
・コニーの家に残った女型の巨人は・・・コニーの母親であると思われる。

「よって、今回出現した巨人の正体は、ラガコ村の住民である可能性が高いと思われます。」





コニーはハンジの冷静な報告を聞きながら、ハンジらと村に帰った日のことを思い出していた。
かろうじて家に残ったコニーの両親の肖像画と、家に寝そべる巨人の顔を見比べてみると、やはり巨人には母の面影が残っていた。




あの時・・・、ライナーやベルトルトと一緒に行動し、初めてこの巨人を見た時、この巨人は自分を見て「お帰り」と喋った。
そう聞こえたと言ったら、ライナーとユミルが必死に「そんなことない」と否定していた。
今思えば、あいつらは知っていたのだ。何がどうなって、ここに巨人がいるのかを知って、それがバレないように誤魔化していたのだ。

コニーは、思い出して悔しそうに、怒りと哀しみで体を震わせ、涙をこらえて言った。
「そうか・・・、俺にはこの絵と母ちゃんしか残ってないんだ・・・・。誰だよ・・・、俺達をこんな目に遭わせる奴は。絶対に許せねぇ・・・」

その言葉に、ハンジは青ざめた。
なんてことだ・・・、自分が今まで敵だと思って虐待し、実験の果てに殺してきた巨人が、人間で、誰かの家族だっただなんて・・・。




その報告に、ショックを受けたのは皆同じだった。
「・・・何てことだ・・・。つまり、巨人の正体は人間であると」




だとすると、サイズの違う巨人達の弱点が皆同じ、『うなじの縦1メートル、横10センチ』なのかが、解き明かされる。
それは、人間の、脳から脊髄にかけての大きさと一致するのだ。
そこを切除されると、そこだけ修復されずに機能を失うのは、うなじの部分が巨人の物質とは独立した器官であるからだと、考えられる。


だけど、それ以上の事は何もわからない。
普通の巨人と、エレンのような巨人の違いが何かも、わからない。

ただわかる事は、リヴァイが殺しまくっていた巨人も、ハンジが実験体として虐待して殺していた巨人も、元は人間であるということだけ・・・。


皆がショックを受ける中、エルヴィンは笑っていた。




リヴァイは、この話を聞いて笑うエルヴィンにゾッとして「てめぇが調査兵団をやってる本当の理由はそれか?」と問うたが、ハンジには、その言葉の意味がわからないでいた。






いつもの冷静さを取り戻したエルヴィンは「ところで、エレンとヒストリア・レイスは今どこに?」と居場所を聞いた。
「クリスタを辿れば、我々以上に巨人に詳しい組織を追究できます。エレンの能力を発揮できれば、壁を奪還できます、二人はどこに?」
と聞いたが、ピクサス指令はエルヴィンに「あせるでない」と釘を差し、リヴァイは「俺がいろいろ決めたよ、俺の班の新しい編成もな。」と答えた。



リヴァイは、エレンとヒストリアを含む14期新兵達を「リヴァイ班」とし、人里離れ山間部での仕事を与えていた。


コメント

進撃の巨人 13巻 第51話-1「リヴァイ班----クリスタはもう辞めた」

2014年04月14日 | 進撃の巨人
超大型巨人の手から、エレンとクリスタを奪還した兵団は、命からがら、壁の上まで逃げかえってきた。


奪還に向った時、100人程いたはずの兵の数はすっかり減り、生存は40人程、立って歩けるのはその半分という有り様だった。
憲兵団は全滅、調査兵団は熟練兵士の大半を失い、エルヴィン団長は片腕を食われて意識不明、ミカサはあばら骨を折ったまま馬で長時間揺られて満身創痍。

その被害の大きさに、エレンは責任を感じて青ざめた。




青ざめるエレンに、アルミンが声をかけた。
「でも、帰りは損害がなかった。巨人が僕らを無視して、ライナーに向い続けていったからね。あの時・・巨人の攻撃目標をあの巨人や、鎧の巨人に差し向けたのは・・・、エレンなんじゃないの?」
そう言われてもエレン自信にその意図があったわけではなく、とまどった。





するとコニーも「あの時・・あのまま巨人と戦ってたら、みんな死んでたぞ」と同調すると、今度はジャンが「お前を取り戻す為に死んだ人達を・・・、活かすか殺すかは、お前次第なんじゃねぇのか?」とエレンの目をまっすぐに見て言った。

エレンは、ぐっと拳を握りしめて、力強く言った。
「ありがとうな、ジャン。おかげでこれ以上はぐじぐじしなくて済みそうだ。
お前の言う通り、やるしかねぇよ。巨人を操ってやる、ウォール・マリアも塞ぐ、ライナーの奴らを捕まえて、償わせる。みんなの死を人類存続の功績とする・・・それがオレのなすべき償いだ」






やる気を取り戻したエレンに、力なく倒れ込んでいたクリスタがふらふらと近づいたかと思うと、「違うよ、私の名はヒストリア。エレン、壁の向こうに早く行こう、ユミルを取り戻さないと・・!!早くしないと遠くに行っちゃうから!!エレン強い人でしょ!!巨人の力で何とかしてよ!!」と半狂乱でエレンに掴みかかって叫んだ。
ヒストリアは、ここにユミルがいない事に気が動転しているようだった。

取り乱すクリスタに、エレンは諭すように言った。
「ユミルは連れて行かれてからも、どうやったらお前が生き残れるだろうかと心配してた。ユミルはお前のことしか頭にないようだったよ。
・・・でも、おれにはよくわからないけど、最後、自分の意志で向こう側に行ったんじゃないのか?」


コニーも、ジャンもそれに同意した。
誰の目にも、ユミルは自分の意思で去ったのだ。
結局、ユミルが何者で、敵なのか味方なのか、何をしたかったのかは誰にもわからないままだ。


クリスタはは力なくうなだれた。
「許さない・・・私よりあっちを選ぶなんて・・・。一緒に自分達の為に生きようって・・・言ったのに・・、私を置き去りにして行くなんて・・裏切り者・・絶対許さない・・・」と涙をその目ににじませた。
やっと、信じることのできる人に、共に生きようと思える人に出会たのに、その人も自分の元から去って行くなんて。





皆は、そのクリスタの様子にとまどった。いつも女神のように優しく、人を許してきたクリスタとは思えない。
ジャンが「どうした?クリスタ、お前らしくねない」と声をかけると、今度は笑い出した。
「あはは・・!クリスタ?クリスタはもうやめたの。もうどこにもいないの、クリスタは私が生きるために与えられた役で・・・子供の頃に読んだ本の女の子・・・だった・・はず」そう言って、涙を一つ流した。




クリスタはぼんやりと、女の子が挿絵の本を思い出していた。
コメント

風の谷のナウシカ 1巻-4「ペジテの姫より託された物」

2014年04月03日 | 風の谷のナウシカ
翌日、ナウシカは、風の谷に伝わる「ガンシップ」に、
腐海で見つけてきた「王蟲の目の殻」を取り付け、
ミトじいを後席に乗せて、試し乗りに出て行った。


ガンシップは、建造されてから100年、この一隻しか残っておらず、
そのエンジンを創る高度な技術は、失われていた。
過去の高度文明の遺産は、文明を失った現在、その威力を発揮する。

城では、ナウシカの乗るガンシップを見ていた、王ジルが、
「あいつは、父のわしより、風の心を肌で感じ取るようだ。
女が族長になったためしはないが、あいつならやっていけるに違いない」



続けて、「500人にも満たない小国のわしらが、自治権を守ってこれたのは、
ガンシップのおかげなのだ。風の谷の族長は、ガンシップの戦士として、
トルメキア王の戦列に加わるという、古い盟約は守らねばならぬ。
愚かな戦とは、わかっている。
しかし、ツバメもタカとして生きねば、飛ぶことも叶わぬ世なのだ。」

と、自分に言い聞かせるかのように、ナウシカの出陣に反対するユパに伝えた。



ガンシップを操縦していたナウシカは、不意に「あの声」を聞いた。
≪コロサレタ! コロサレタ!!コロセ!コロセ!≫


ナウシカは、「あの声」が王蟲だとすれば、また人が殺されるかもしれないと
考え、そのままガンシップで、≪声≫のする腐海に向った。
突然のナウシカの行動に、ミトじぃは、姫さまは気がふれたかと思った程だった。

しかし、ナウシカのカンは的中し、腐海の中で、大量の地蟲に襲われた商船を見つけた。
それは、女、子供ばかりを乗せた、まるで避難船のような、ペジテ市のブリッジだった。
ペジテの商船は、ナウシカの決死の救援も虚しく、蟲に押し潰されて墜落する。
   

ナウシカとミトは、蟲も人も、墜落の爆炎の中でたくさん死んでいく中に、
かろうじて息をする少女を見つけた。
少女は、ナウシカに小さな「塊」を手渡した。
「わたしは、ペジテ市の長の娘、ラステル・・
これを・・・兄に渡してください・・・・。
ペジテ市は、昨日トルメキアのヴ王の親衛隊に襲われて、焼き尽くされました。
お願い、それを決してヴ王に渡さないで・・・・」

そう言って、少女は息をひきとった。
   


その様子を、王蟲が見ていた。
以前、森で遭った、あの王蟲。
ナウシカとミトは、いくら動転していたとはいえ、これ程巨大な
王蟲がこれ程までに接近していた事に気付かなかった事に驚いた。
緊張が走るミトだったが、ナウシカは落ち着いていた。
目は青く、攻撃するつもりはないらしい。


≪ミンナシンダ・・・シンデシマッタ・・・≫
ナウシカは、王蟲の悲しみの声を聞いた。

怒りの衝動に我を忘れて行動するも、あとになって、その結果を悲しむ・・・
ナウシカは、王蟲の悲しみがわかる気がした。



コメント