まんがパウチ (レビュー・ネタバレ)

漫画の絵とストーリーを、真空パウチするように書きとめました。
【ファイアパンチ】【カラダ探し】など

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東京喰種トーキョーグール 2巻 013「白鳩」

2016年06月18日 | 東京喰種トーキョーグール
僕は、四方(ヨモ)さんに連れられて、崖の下の森に来ていた。

四方(ヨモ)さんを一人待っている時、崖の下に人間の死体があるのを見つけて、僕は驚愕のあまり、悲鳴をあげて、ガクガクと震えてしまった。
僕の声を聞きつけて崖を駆け下りて来たヨモさんは、僕の様子に「初めてか?死体を見るのは」と聞いた。
初めてではないけれど・・・人間の死に慣れることなんてない。


ここは人間の自殺の名所らしく、「あんていく」はこうした自死遺体の回収もするのだと聞いて、誰かを傷つけずに済む自死遺体を選んでいるのだろうかと思った。

だけどヨモさんは、暫し無言の後「選んでいるつもりはない。殺して喰う時もある、トーカも他のヤツもそうだろう。俺は芳村さんに頼まれてやっているだけだ」と言ってから、僕に遺体を袋に詰めるよう言ったが、そんな事出来るわけがなかった。
腰を抜かしてガクカグ震える僕に、ヨモさんは溜息をついて「もういい、あっちへ行ってろ」と言って自分で遺体回収をしだした。

僕が驚いたのは、ヨモさんが遺体に対してまず手を合わせて拝んでから回収したことだった。


僕は、ヨモさんの心理について考えていた。
”アレ”は何だったんだろう・・・?
人間に興味なさそうだけど、可哀想という気持ちはあるんだろうか・・・。


その後、ヨモさんは一人で歩いている笛口さんを見つけて、車に乗せた。
笛口さんは「カネキくん大変でしょう?私達の為にありがとう」と言ってくれたが、何もしていない僕は苦笑いをするだけだった。

ヨモさんは、少し怒り口調で笛口さんに話していた。
「別にあなた達母娘の為だけにしているわけじゃないから、礼なんて要らないです。
・・・僕はあなたに旦那さんの所へ行くなと言ってるわけじやない。一人で行動する事が問題なんです。
”白鳩(ハト)”をおびき寄せたのはリゼじゃない、奴らが捜しているのはあなただ。
リョーコさん、ヒナミを巻き込みたくなかったら・・・」

と言いかけたところで、リョーコさんが話しだした。

「わかっています。芳村さんから聞きました、彼らがすぐ傍まで迫ってきていること・・。
今日はマスクを埋めてきました。いつまでも彼に頼っていては駄目ね、私が甘えてちゃ、ヒナミが甘えられないもの・・・」
彼女はそう言って、少し無理して笑ったような気がした。




僕は、二人の話を聞きながら、いろいろ【喰種グール】の世界の事を考えていた。
”白鳩(ハト)”とは、「喰種捜査官」のことを指しているのだろうか、なぜこんな大人しそうな笛口さんが捜査官に追われているのだろう?

それにしても・・・どの世界でも子をも思う母は強いらしいことは、僕にもわかった。


この時、僕達は誰も気付いていなかった。
この瞬間も笛口さんが、捜査官に尾行されていたことや、僕らと合流した所を見られていたことを。



--------------
「CCB喰種捜査局」では、捜査員達が調べた【喰種】の動きについて、報告があった。

まずは721番の行動は、昼食にドーナツ3個とホットコーヒーを食べる。
表示変化なし、その後のトイレの利用なしだが、コーヒーが気になるので引き続き捜査継続。

次は20区担当から723番の行動報告。
「電車移動後、石碑のようなものの前で数十分滞在、徒歩帰宅途中知り合いの車に乗り込む」

ここで亜門からの質問が入った。
「車のナンバーは?」だが、20区捜査員は、ナンバーを確認していなかった。
「石碑のようなものは墓ではないのか?墓の埋葬品を確認すれば、証拠が出てきたのでは?」
という質問に、20区捜査官は墓を暴くなど、倫理に欠けると拒否した。

この『倫理』の言葉に、亜門はひっかかった。
「『倫理』で『悪』は潰せません。我々は『正義』、我々こそが『倫理』です」



亜門にとって【喰種】は憎むべき相手であって、情けをかける必要などなかった。
20区は捜査官の手ぬるさもあったのだ。

こうした亜門の強硬姿勢に、真戸は理解を示した。
「君の心は義憤の業火に燃えている。
君のその火は、正しき世界を求める者達には、必ず燃え広がっていくだろう。
要は胸の中に、”松明”を持っているかだ、火を灯す為のね。
私も持っているつもりだ。君にはいい影響を受けている」


亜門は、ベテランの真戸にそう言われて「真戸さん・・・」と帰って行く真戸の
背中を長いこと見ていた。

すると、管内を孤児の子供が職員に連れられて歩いていくのが見えた。
子供とは思えぬ暗い表情の子を見て、亜門は、じっとしてなどいられなかった。
「クソッ!休んでなんかいられるか!」



走って局を出て行った亜門が向かった先は、723番が立ち寄ったと報告のあった
”石碑のようなもの”だった。
その下を一人掘っていた亜門は、とうとう、決定的な証拠を見つけだす。
【喰種】と確定している696番のマスクだ!!
これで、【喰種被疑者】であった723番は、【喰種】であることが確定する!!
亜門は、マスクを掲げて喜んだ。


こんな世界は間違っている!!!


723番、【喰種被疑者】は、笛口リョーコである。

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