まんがパウチ (レビュー・ネタバレ)

漫画の絵とストーリーを、真空パウチするように書きとめました。
【ファイアパンチ】【カラダ探し】など

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カラダ探し 第一章、第弐章をふりかえる

2016年06月11日 | カラダ探し第二章(完)
(1)第一章のカラダ探し
県立逢魔高校には、古くから言い伝えられている「学校の怪談」があり、それは「放課後、『赤い人』を見たら振り返ってはいけない」というものだった。

本気でそれを信じる人などいない中、ある日突然クラスメートの「三神遥」から「私のカラダを探して」と奇妙な事を頼まれた6人がいた。「森崎明日香」、その親友の「鳴戸理恵」、二人の幼馴染「伊勢高広」、ギャル系の「柊留美子」、秀才「浦西翔太」、大人しめの男子「杉本健司」

6人は気に留めずに帰宅するが、その夜奇妙な事が立て続けにおこり、深夜12時になったと同時になぜか制服姿でスマホを持ち、夜の学校前にいた。スマホには「カラダ探し」のルールが着信していた。通話も、学校から外に出ることも出来ず、6人は強制的に校舎内での「カラダ探し」に参加させられる。校舎内の生徒玄関には、全身に返り血を浴びて真っ赤に染まった幼い少女『赤い人』が待ち構えていて、目撃した瞬間に6人は『赤い人』に惨殺される。
6人は否が応でもバラバラになった三神遥のカラダを探しださない事には、『赤い人』に惨殺される日が続き、元の世界に戻れない事を悟って「カラダ探し」を開始させる。

第一章では、「杉本健司」がキーパーソンとなります。
彼は、呪いの元凶である「小野山美子」を殺害した真犯人の「山岡雄蔵」の孫にあたり、当時犯人とされて殺された真犯人の兄「山岡泰蔵」、健司にとっては祖父の弟に憑依される。

小野山姉妹と仲のよかった「山岡泰蔵」は、姉妹を手助けしてあげようと、他のプレーヤーを殺す手助けをするが、健司自身もプレーヤーとして『赤い人』の殺害対象者であるという複雑な立場に立ちます。

第一章では、『赤い人』と「健司」に見つかってはならないという二つの恐怖の中でカラダを探さねばならず、仲間は5人に減るので
カラダを探す人手も減ってしまう。

最後は健司とも和解し、6人全員の命がけのリレー方式で、『赤い人』が持つぬいぐるみの中から最後のパーツである頭部を取り出して、棺桶の三神遥のカラダを全部探し出すことに成功する。
だが、リレーの最後の担った森崎明日香は、殺されずにゲームを終えた事が仇となり、復活した三神遥に棺桶の中に押し込められ、次の「カラダ探し」の依頼者とされてしまう。
「カラダ探し」は、依頼されたメンバーの1人が棺桶に入り、次の「カラダ探し」の依頼者となって再び「カラダ探し」を始める、延々と終わる事なく続くゲームであった。

第弐章では、森崎明日香を依頼者として、ゲームが開始されることとなる。



(2)カラダ探しの原因って何?

「カラダ探し」とは、50年程前に学校の近くに住む10歳の少女「小野山美子」が知的障害のある男に殺され、バラバラにされて当時建設中だった県立逢魔高校の校舎内に、その遺体を隠されていたことを発端とする”呪い”のようである。

犯人は当時自殺した、知的障害があり、殺害された少女と仲のよかった「山岡泰蔵」とされていたが、明日香達が調べていくうちに、どうも真犯人は凶暴な性格の弟「山岡雄蔵」ではないかと思われた。

小野山美子殺害後、双子の姉「小野山美紀」が、原因不明の病気で死亡しており、放送室でアナウンスをしているのは、姉の美紀である。
  
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後の第弐章でわかった事は、双子の姉妹の姉妹喧嘩が「カラダ探し」の呪いを作り上げる直接的な原因だった。
姉の美紀は、妹美子に対して姉ぶりたく、「お姉ちゃん」と呼ばせたいが、美子がそれに反発するので、よく意地悪をしていた。
性格は我がままできつく、ルールに執着する。


妹の美子は、感情を内に秘めるタイプで、姉のわがままな振る舞いに我慢しつつ、近々生まれてくる赤ちゃんを楽しみにしていた。
自分は妹に対して優しいお姉ちゃんでいるんだ、と。
だけど、お母さんのおなかの赤ちゃんが流産してしまい、うさぎのぬいぐるみを妹に見立てて大事にするが、それが美紀には気に入らなかった。お姉ちゃんは自分一人だけでいいい、と。

そんな姉妹喧嘩の火種がくすぶる中、美子は山岡雄蔵にレイプされ、レイプを誤魔化す為に遺体をバラバラに切断される。
美子殺害後、美子の呪いは姉の美紀へと向かい、美紀は全身をあざに覆われ、その背中から『赤い人』と化した美子が飛び出すことで死亡する。

美子の呪いで死亡した美紀は、死後の世界でも美子を支配したく、「カラダ探し」の舞台や設定を学校で整えて美子をその中のプレーヤーとして操ったのが、「カラダ探し」という呪いのゲームの全容だった。

呪いは美子と美紀の二重構造。
「カラダ探し」自体は、美紀がゲームマスターであり、美紀が作り出したものだと考えられた。


(3)カラダ探しのルールと注意事項

・「私のカラダを探して」との依頼は毎日必ずあり、その相手を殺害しても、逃げても拒否する事はできない。
・依頼者は、前回の「カラダ探し」に巻き込まれたプレーヤーの1人である。

・深夜12時、何があっても制服を着て夜の学校に飛ばされます。
・学校外への逃走はできません。(見えない壁があり、逃走できない)
・依頼者のカラダがバラバラに校舎内に隠されているので、全部探して、ホールの棺桶にキレイに並べて収めましょう。
 カラダが全部繋がって完成すれば、ゲームは終了です。

・「カラダ探し」の時、『赤い人』に見つからないようにしましょう。
・『赤い人』の出没情報は、放送室からアナウンスするので、よく聞きましょう。
・『赤い人』に見つかると、背後から抱き着かれて、「赤い人のうた」を歌います。唄い終ると、腰を引きちぎられて殺されます。
・背後にしがみつかれても、決して振り返ってはいけません。瞬殺されます。
・背後にしがみつかれても、振りほどいて逃げることはできます。

・『赤い人』を見た後、”振り返る”という動作をすると、『赤い人』が駆け付けて瞬時に惨殺します。
・たとえ誰かにしがみついて、『赤い人の歌』を歌っている最中でも、振り返った人を優先して殺しに行きます。

・「カラダ探し」の空間で、目と足が使える状態で死ぬ、または殺されると、美紀が憑依して校舎内をうろつきます。
・歩き回る死者に見つかると、『赤い人』が召喚されて、死者と『赤い人』のはさみうちで殺されるので注意しましょう。

・死者がいないときは、美紀が校舎内をうろうろする事があり、美紀に見つかると『赤い人』を召還されるので注意しましょう。

・旧校舎も「カラダ探し」の対象ですが、屋上からしか出れないので工夫が必要です。

・基本『赤い人』はルールにのっとって行動しますが、怒るとルール無視して超パワーでの虐殺される事もあります。

・例外として、美紀のいる放送室に入ろうとすると『赤い人』を最優先で召喚され、ルール無視で虐殺されます。
 また、頑張って放送室を開けても、中には入れませんので努力するだけ無駄です。

・カラダが見つかる毎に、翌日に何らかの”変化”を体験する事ができます。
・「カラダ探し」が終わるまでは、現実社会は延々と同じ日を繰り返し、プレーヤーだけが年をとります。
・完了後、元の世界に戻っても、「カラダ探し」で費やした期間分、年をとった状態で戻されます。


(4)カラダ探しの記憶について
プレーヤーだけでなく、「カラダ探し」をしていない生徒や、プレーヤーの親など、関わる人の記憶は改ざんされる。
前回の「カラダ探し」プレーヤーである「依頼者」と自分が幼馴染であり、高校のクラスメートである事も、記憶の改ざんによって
思いこまされた事である。
プレーヤーが「カラダ探し」を終えて現実社会に戻る時も、プレーヤーや周囲の記憶を改ざんされるので、違和感なく元の世界に馴染むことができる。


(5)カラダ探しのおわらせ方について
※第一章の一番肝心なネタバレになります。
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・「カラダ探し」は終わらせ方にコツが必要です。
・終了時、いわゆる依頼者のカラダパーツが全部揃った瞬間に死んでいたプレーヤーは、「カラダ探し」の記憶を全て消去されて、現実社会に戻されます。

・終了時に生きていたプレーヤーは、「カラダ探し」の記憶を保有したまま現実社会に戻されます。
・終了時に生きていたプレーヤー、もしくは復活した依頼者の中から一人、次の「依頼者」になる人を決め、その人が空になった棺桶に入る必要があります。
・「カラダ探し」はプレーヤーが次の依頼者となり、延々に終わる事なく続く呪いのゲームです。

なので、第一章で最後のカラダパーツを棺桶に収める役をした森崎明日香が、次の依頼者となって、第弐章へと続きます。
次の依頼者が決まったら、前回依頼者は開放されます。

・新しい依頼者は、次のプレーヤーを選出して「私のカラダを探して」と依頼して次のゲームを開始します。
・新しい依頼者が、現実社会に姿を現すまでは、「カラダ探し」をした日数分後になります。



・八代先生は、高校生の時に「カラダ探し」のプレーヤーとして5年もの間、「カラダ探し」をしていた。
・ゲーム終了時に生きていたので、当時の記憶を保有している。
・当時、5年の歳月の中で「カラダ探し」の呪いについていろいろ調べており、小野山姉妹の情報も八代先生から得た。

・ただ、プレーヤーと違って、翌日には前日の記憶がなくなっており、プレーヤーと先生は毎日が初対面となるので、八代先生と会話をする時は、その事に留意して話を切り出す必要がある。



(7)カラダ探し第弐章
「カラダ探し」終了後、伊勢高広だけがその記憶を持ち、他のプレーヤーは完全に記憶を消去された状態で、元の生活に戻る。
厳密には、「カラダ探し」をした8日分のずれが生じているはずだが、僅かな誤差なのでストーリーには差し障らない。

初め、高広が戻った世界に明日香がいなかったが、8日後に「依頼者」として登場する。
明日香は他の生徒からその存在が見えず、発言も自由にできないようで、教室で無言で孤立して座っている。

依頼者である明日香もまた「カラダ探し」わ拒否する事が出来ず、新しいプレーヤーを選出して依頼する。
前回の記憶を持つ「伊勢高広」、前回その頭脳を駆使して役だった「浦西翔太」、前回ムードメーカーだった「柊留美子」と、
明日香とは別で『赤い人』を目撃してしまった「相島美雪」、高広と仲の悪いヤンキー「袴田武司」、その恋人の「二見結子」の6人が選ばれた。

今回は手探り状態だった前回と違って、前回の記憶を持つ高広のおかげで、スムーズに進行していく。
だが、「カラダ」を集める事に起きる”変化”が厄介だった。
今回の”変化”は、カラダが集まるにつれて袴田の妹が病気となり、じょじょに容体が悪化していくというものだった。

妹思いの袴田は、高広が明日香を助ける為に、自分の妹が死んでいく事がゆるせず、「カラダ探し」の妨害をする。
また袴田の恋人の結子も、袴田の為のスパイとして美雪達に近付くなどして、妨害活動をする。

だけど美雪が、このままでは「カラダ探し」が終わっても、また次の「カラダ探し」が始まるだけだと気づき、呪いそのものを解く方法の模索に走る。その中で『赤い人』である小野山美子と心を通わせることができるようになり、美子の協力も得て、袴田達の協力も得て、美紀との対決へと向かっていく。

美雪が美子から聞いた「美紀の呪いの解き方」の一つは、最後のパーツが完成して明日香が復活した後、空の棺桶に美紀を入れて眠らせてしまう方法。
だが、これは美紀の怒りを買っただけで、失敗におわる。美紀の激怒を抑える為にも、美子から聞いた”もう一つの呪いの解き方”を実行する為にも、美雪は自ら棺桶に入って、次の依頼者となる。
美雪は最後まで”もう一つの方法”を誰にも言わなかったが、一抹の不安があり、何かを明日香に耳打ちしてから棺桶に入った。


第弐章は、呪いそのものを解こうと頑張る相島美雪が中心となり、小野山姉妹の秘密が明るみになっていきます。
後半、美雪と美子が会話をするに至るまで、呪いの本質に近付きつつあるも、失敗におわる。

最終章は、全員が「カラダ探し」の記憶を保有したまま元の世界に戻るので、次はさぞスムーズかと思いきや、相島美雪が復活する前に、別の誰かが依頼者となって、前回プレーヤーだった「森崎明日香」、前々回のプレーヤーで前回の依頼者だった「三神遥」、
第弐章で結局妹を救えず、妹死亡にショックを受けて廃人状態の「袴田武司」と、いかにも「カラダ探し」に適していなそうな新人3人を加えた6人のメンバーが指名されて、新たな「カラダ探し」がスタートする。

前回メンバーの活躍、
明日香と遥の依頼者コンピの活躍、
美雪の復活、
新メンバーのダメッぷりを含みつつ、本当に呪いそのものを終わらせることができるのか!?が最終章のお楽しみポイントだと思います。















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