まんがパウチ (レビュー・ネタバレ)

漫画の絵とストーリーを、真空パウチするように書きとめました。
【ファイアパンチ】【カラダ探し】など

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カラダ探し最終章 52話「世界が壊れた日⑪」ネタバレ 

2017年12月13日 | カラダ探し 最終章(完)
『黒くて怖い人』の悪意の矛先は、明日香へと向かった。

だが、遥が明日香の前に飛び出して明日香を守った。
遥の身体は『黒くて怖い人』の触手のようなものが貫通し、遥は宙に浮いたままボタボタとその腹から血を流していた。



遥の心配をする暇もなく、人魂は「高広さん、"黒くて怖い人"が体を広げている今のうちに・・」と遥よりも『黒くて怖い人』の攻撃を優先させるように指示してきた。

高広もそれはわかっている。わかっているが、悔しくてたまらず、今までの渾身の力よりもさらに激しい怒りに満ちた拳を『黒くて怖い人』へと向けて振るった。
全身血まみれで息も絶え絶えの遥も、自分の体を貫通している『黒くて怖い人』をガッと掴んで離さなかった。
「逃がさない・・・わよ・・・」
自分の命を賭しても、悪夢のようなこの"呪い"を解いてみせるという遥の執念だった。



人魂と遥に拘束されて体を開ききった『黒くて怖い人』は、高広の拳をその腹にまともに受けて粉砕し、黒いもやは急激な勢いで壺の中に渦を巻いて取り込まれていった。全ての黒いもやが壺に入り切った時、人魂が「ありがとう・・・高広さん・・・」と礼を述べ、高広は『黒くて怖い人』との戦いが終わった事を知った。



だが、遥の腹に空いた穴からはドクドクと血が流れ出て止まらない。泣きそうな声で明日香が高広に助けを求めた。
「高広ぉっ!!遥の血がっ・・どうしたらいいの!?」

遥の傍らに駆け付けた高広に、遥は「高広・・・さすが・・・ね・・・」とかすれる声でねぎらった。
高広は「すまねぇ、オレがもっと早くアイツをぶっ倒してりゃ・・」と悔やんだが、遥はその言葉を遮った。
「・・いいのよ・・・、言ったでしょ・・こんな世界、なくなってしまえば・・・いい。そう思っていたんだから・・、これでいいの・・・」

明日香はボロボロと泣きながら、「嘘、嘘だよ!!じゃあ何で"呪い"を解くために私に協力してくれたの!?日菜子とも友達だったでしょ!?今話さないのも、全て戻ってからまた会いたいって、思ったからじゃないの!?遥だって本当は元の形に戻った世界で・・・生きたいって思ってたはずでしょ!!?」と聞いた。



遥は、「だから・・・アンタに賭けたんでしょ・・明日香・・、私はやれる事を・・・・やっただけ」と苦しそうに答えた。

高広は、頭上を飛び回る人魂に何とかしてくれるよう頼んだが、人魂達はそうした力はないようだった。
そして人魂が告げる。
「来たみたい・・・。"赤い人"が吸い込まれたら、壺を壊してください・・・」

次の瞬間、『赤い人』が人魂のような形で地下室に飛び込んできて、地下室内を暫く彷徨っていた。

遥はもうもたなかった。吐血しながら最後の言葉を明日香に伝えた。
「何でも・・・恥ずかしげねなく・・口にする・・・明日香・・・ホント・・大っ嫌い・・・」
その目には涙が溜まっていて、息を引き取ると同時に大粒の涙が遥かの頬を伝って流れ落ちた。



その間に、『赤い人』は壺にズズズズ・・・・と吸い込まれていた。
人魂は「高広さん・・・」と壺を壊す事を高広に促したが、高広を遮って明日香がスコップを持って壺の前に立った。






待ってて遥、美雪、みんな・・・。お願い、全ての"呪い"は消えて、元に戻って!!!
そう強く強く強く願いながら、明日香は手にしたスコップを思いっきり壺に振り下ろした。






壺はあっけなく粉々に割れて散らばった。中には、あの禍々しいものが吸い込まれたとは思えない程にまばゆい光に満ちていた。
そして、その瞬間「ありがとう・・・おねえちゃん」とあの声が聞こえた気がして、明日香は後ろを振り向いたが誰もいなかった。

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