まんがパウチ (レビュー・ネタバレ)

漫画の絵とストーリーを、真空パウチするように書きとめました。
【ファイアパンチ】【カラダ探し】など

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東京喰種トーキョーグール 3巻 024「隠刃」

2016年06月29日 | 東京喰種トーキョーグール
僕は、本気で「喰種捜査官」を倒してしまおうとは考えていなかった。
僕は、ヒナミちゃんやトーカちゃんを助けたい。
だから、この人までトーカちゃんの所へ行かせてはならない、時間稼ぎでいいと思った。




僕の体には【喰種】が入っている。包丁さえも突き刺さらない頑丈な体と、喰種特有の強い力なら、対格差は半端ないが、並みの人間相手なら僕でもなんとかなる・・・はず!!
だと思っていたが、なんともならなかった。




相手の対【喰種】用に鍛え上げられた鋼の肉体に、僕は弾き飛ばされ、地面に叩きつけられた。

僕のへなちょこパンチに、捜査官は僕を【喰種】だとは思わなかったようで、「喰種捜査官をやっていると、貴様みたいな【喰種】の真似事を馬鹿な輩が現れて困る」と、僕を"人間"扱いした。
「悪趣味なマスクだ」とマスクを剥ぎ取られそうになって僕は、ようやく俊敏に動くことが出来た。

僕が馬鹿だった・・・・。
【喰種】相手に戦うプロが、並の人間のハズがない・・・、中途半端な事をしていると、僕が捕まってしまう・・・。全力で行くんだ・・・!!!本気で!!!


そう思った時、僕はやっと自分の意志で『赫眼』に変化した。
『赫眼』を見た亜門の目つきが変わった。
あまりに非力で人間かと思ったが、【喰種】であるなら本気でいかねばならない、と亜門は持っていたアタッシュケースを開けた。
中から出てきたのは、ギャリギャリと異様な動きをする"棒"であった。
その棒は、包丁を突き刺しても傷一ついかないハズの僕の体に、いとも簡単に傷を作り、僕はとまどった。







一方、橋の下のチナミとトーカの方も、ピンチだった。
「喰種捜査官」の真戸が、トーカに近づいてくる。
トーカは顔を捜査官に見られてしまった。



「この間ぶりだね、笛口の娘に・・・ヤマグチは偽名だね、こう呼ぶべきかな、ラビット。
あの時男の方がゲートに反応しなかった理由はよくわからんが・・・しかしようやくこれで理解した。お前がわざわざ敵陣まで乗り込んだ理由。そうか、笛口の娘の為か。「CCG」が明確な情報を得ていないことがわかれば、顔を直接見た我々さえ消してしまえば捜査力は大きく弱まる・・・。」


次の言葉を発する真戸の顔は、ムシケラを侮辱して有り余る顔をした。
「反吐が出る。バケモノの分際で穏やかな暮らしを望もうなどとは!!」


激情型のトーカにこうした挑発は効果的で、トーカはバケモノ扱いの悔しさにギリギリと唇を噛んだ。
笛口の娘の為に危険を冒す【ラビット】の精神を崩すには、笛口の娘を攻撃すればいいことぐらい、真戸には簡単な方程式だった。
真戸はチナミに向かって話しかけた。
「そうそう、"贈り物"は喜んで頂けたかな?母親が恋しいかと思ってねェ・・・クククまんまと掛かりおった、ハハハハハ!!!」

チナミが見つけて持っていた「おかあさんの手」は、真戸が撒き餌として置いておいた物だった。

トーカがキレて叫んだ。 「てめェッ!!!」
だが、それが真戸の罠だった。戦いは冷静さを欠いた者が負ける。

トーカが動いたのを見て、真戸はアタッシュケースをあけて『クランケ』を取り出した。
それは以前の戦いでトーカの腕を貫いた武器で、トーカは万が一の時に、この武器が使いにくいようにと、あえてこの橋の下という障害物の多い狭い場所を選んでおいたのだった。



俊敏性の高いトーカは、以前同様に真戸の『クランケ』の動きをギリギリのところで交わしてみせた。


真戸は、二度までも交わしてみせたラビットに「ほう!見事!!そこらのザコとは違うな!!」と歓喜の声をあげた。

「今日死ぬ運命でなければ、過日の20区の【梟ふくろう】のように、さぞかし厄介な【喰種】となったことであろう!!」
と言って、刃のついた節食動物のような『クランケ』を振り回したが、トーカの読んだ通りに狭い場所ではその大きさが仇となって、役に立たなかった。

トーカが作戦勝ちを感じ、攻撃に転じようとした時、真戸はポイッとその『クランケ』を捨て、新たな『クランケ』をアタッシュケースの中から取り出した。



それは蝶の羽のような『クランケ』で、真戸の盾になってトーカの攻撃が入らない。
トーカは、先程からこの武器に対して、変な・・・違和感を覚えていた。まるで・・・アレに似た感じを受ける・・・。

すると、ヒナミが「嫌・・・・・!!」と言って泣き出した。
ヒナミがそれが何であるかを気付いたことに、真戸は楽しそうに笑った。
「ククク・・・どうだ見覚えがあるだろう?大好きなお前の"母親"だ。『クインケ』はお前達の赫子(かぐね)から作るものだからなァァァ!!!」





















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