まんがパウチ (レビュー・ネタバレ)

漫画の絵とストーリーを、真空パウチするように書きとめました。
【ファイアパンチ】【カラダ探し】など

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進撃の巨人 2巻 第6話「少女が見た世界」

2013年12月02日 | 進撃の巨人
[ミカサの幼少期]
その惨劇は、ある日突然起こった。
貧しいながらも楽しく暮らしていたミカサの父を、突然の訪問者達は、
有無を言わさず切りつけた。狙いは、「東洋人」の女だった。

「東洋人」とは、その昔「東洋」と呼ばれる地域から壁の中に逃げてきた人種で、
すでに他の東洋人は絶滅しており、母が唯一生き残る純血、ミカサは、東洋人の
血をひく混血となり、人身売買では希少種として高額で売れる。
しかし、ミカサを守る為、男達と戦った母も殺された。


両親を殺され、逃げるべき場所も、その意味も無くしたミカサは、ただ、寒さだけを
感じて、呆然自失となったまま、山小屋で男達に捕らえられていた。

その頃、少年エレンは、医師である父に連れられ、同年代の女の子がいるという、
寂しい山奥のアッカーマン家を訪ねた。だが、扉をあけると、そこは惨劇だった。

人を呼びに行った父と別れたエレンは、近くの山小屋にひょっこりと顔を出した。
が、次の瞬間、少年が「死んじゃえよ、クソ野郎」と言った時には、
男の一人が首を切られて死んでいた。


少年エレンは、間髪いれずに、もう一人の男にとびかかり、、「お前らなんか、こうなって当然だ!!」
何かに憑りつかれたように刺し続けた。


だが、エレンは戻ってきた3人目の男によって、半殺しにされる。
首を締め上げられながら、エレンはミカサに言う。
「戦え!!戦わなければ勝てない・・・」


ミカサは、ナイフを握るも、体が振るえ、涙があふれ、出来ずにいた。

とまどう自分の目の前で、エレンが力尽きた時、ミカサは思い出した。
この光景は、今までに何度も何度も見てきた・・・
強い者が、弱い者を殺し、食らって回る世界。
そうだ、この世界は・・・残酷なんだ。

   

今、生きていることが、奇跡のように感じた、その瞬間、少女は覚醒する。
その時から、ミカサは、自分を完全に支配できた。
握ったナイフの柄は少女の力で粉砕し、踏み込んだ足元の床は壊れ、
何の躊躇もなく、エレンを襲った男の心臓を背中から一突きに刺した。
   

父と憲兵団が戻り、エレンは父に叱られた。
「お前は運がよかっただけだ!!私はお前が自分の命を軽々に投げ打ったことを、咎めているんだ!!」
強く反論していたエレンも、父の自分を心配するその言葉に、しゅんとして
「でも・・早く助けてやりたかった・・」とつぶやいた。

でも、助けられたところで、両親は死に、頼る人の皆無な世界に放り出された
ミカサに生きる気力はなかった。
「寒い・・私にはもう、帰るところがない・・・」その時、エレンはミカサに自分のしていた黒いマフラーをかけた。
「やるよ、あったかいだろ。早く帰ろうぜ、オレ達の家に。」
「・・・うん、帰る・・・」そういったミカサの目に光が戻った。
   

[現在・ウォールマリア前衛戦線]
勝者しか生き残ることは許されない、残酷な世界
私には、この世界に帰る場所がある。
エレン・・・あなたがいれば、私は何でもできる


ミカサは、指令を無視してエレンのいる前衛へと向かった。
そのエレンが巨人を食われたことを、まだ知らない。




ミカサの異常とも言える能力の高さが、東洋人という人種にあるで
あろうこと、その一族に伝わる何らかの秘密の印がある事、そしてエレンによる「覚醒」。
ミカサのマフラーと、エレンへの執着などが、ここで一気にわかりました。
対人関係に難があるのは、人里離れた環境での暮らしも影響あるのかな。
ミカサの親と、エレンの父に、定期的な接触があるので、そこからも
何か、この世界の秘密が浮かび上がりそうな気配がします。
記憶を辿ると頭痛を起こすことも、エレンの父が関与していそうな気配。
特に病気がちでなさそうなアッカーマン家に、何をしに行っていたのか、気になります。

エレンの方も、違った意味で、難のある性格をしていそうです。
友達が一人しかいない、その一人は苛められっこアルミン。
危険を冒してでも、弱者を助けたいという強い思いと、強い好奇心は、
父親譲りの生来の性格なのか、と思われるのは、父親のあの言葉。
普通、殺人はいけない、と倫理感を説く場面で、命の護り方を説いている。
うーん、父も一癖ありそうです。

題の、少女が見た「世界」は、幸福な時も、惨劇の最中も、そして今も、
被害者が入れ替わるだけで、ずっと残酷なルールの世界に生きている、
という「世界」なのかもしれません。ミカサは今でも少女ですし。

この回が、エレンとミカサの生き方や性格を知る、大きな手かがりになる
ような気がしました。

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