まんがパウチ (レビュー・ネタバレ)

漫画の絵とストーリーを、真空パウチするように書きとめました。
【ファイアパンチ】【カラダ探し】など

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東京喰種トーキョーグール 1巻 005「喰場」

2016年06月18日 | 東京喰種トーキョーグール
その男は言った。
「なんだ、人間だったら喰ってやったのに」と。




僕は、まだ何が起きているのか判断できずに、そこにへたり込んでいたが、男は構わずしゃべり続けた。
「ここ、オレの”喰場くいば”だからさ、邪魔なんだよ。
俺のテリトリーに入ってくるな、20区の【喰種】ならそのぐらいのルール知ってるだろ?」

そう言いながら、僕の首を凄い力で締めあげていった。


僕は【喰種】のルールなんて知らない・・・、僕はたまたま通りかかっただけだ
と言っても、男には通用しなかった。
殺される・・・と思った時、頭上から声がした。
「誰の”喰場くいば”だって?お前のじゃねーだろ、リゼの場所だろ、錦」


見上げるとビルの上にトーカが座っていた。
いつからそこに居たのかは、わからない。
ビルの屋上から軽くトンと降りると、男とトーカが言い争いを始めた。

元々ここは錦と呼ばれる男の場所で、それを”大喰いのリゼ”が男との戦いに勝って手に入れたらしい。
そのリゼがいなくなった今、20区の管理は喫茶「あんていく」の仕事で、
「あんていく」の主導で、”力の弱い【喰種】”に分け与えるのだと言う。

トーカは「そもそも、ここが奪われたのってアンタがリゼより弱かったせいだろ、恨むなら自分の弱さをうらめよ、バーカ!!」と挑発した。

男は「年下のクソ生意気なガキにコケにされるのが、スゲームカツクんだよな」
と言うと、体中からバキキ・・と異様な音を立てながらトーカに向かって行った。

トーカは、俊敏すぎる身のこなしで、男の体を一瞬で数か所切り刻み、
全身から血を噴き出したその男は、悔しそうに走り去った。
その瞬間紅く変わっていたトーカの眼は、すぐに元に戻った。






僕はただ、腰を抜かして一部始終を見ていた。
何だよコレ・・・何なんだよ【喰種】って・・・。
゛ヒトは殺す、仲間だって関係なし、道徳も秩序もない・・っ!!!
こんなの・・・こんな世界…最悪だッ!!」

僕の様子にトーカは「まだあの肉食べてないんだ」と言うので、力の限りに反論した。
「食べられるわけないだろッ!あんなもの!」

トーカは、「じゃあ手伝ってやるよ」と言うと、そこに転がっている死体の肉をちぎって、無理やり僕の口の中にねじ込んだ。



僕は、人間の肉を食べてしまった。
その瞬間、気持ちが浮いて持っていかれそうな、体中の細胞が活性するような、不思議な感覚に捉われた。


だけど僕は必死で理性を取り戻し、口に指を突っ込んで吐いた。
人間の肉を吐いた。人間の死体の肉なんて、食べるわけにいかない!!!

トーカは「どうしたの?喰えよ?」と言う。
僕は人間の肉を口に入れてしまった恐怖にガタガタと震えながら、それでも精一杯の怒りを持って言い返した。
「僕はッ人間だッ!!!お前ら化け物と違うんだあッ!!!」


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