まんがパウチ (レビュー・ネタバレ)

漫画の絵とストーリーを、真空パウチするように書きとめました。
【ファイアパンチ】【カラダ探し】など

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東京喰種トーキョーグール 3巻 027「三人」

2016年06月29日 | 東京喰種トーキョーグール
亜門が立ち去った後、カネキは一人で想像を絶する飢えの狂気と戦っていた。
ヒトを傷つける事は避けれたものの、【喰種】の食欲が止まらなず「一旦人を殺して肉を喰おう!」という思いに支配されては、必死に"人間"の自分が押さえ込もうと、のたうちまわっていた。




カネキの意識がだんだんと【大喰いのリゼ】に支配されていき、カネキの自我が押さえ込まれていく。
人を殺す為の赫子が、止まらない。

そんな危険な状態のカネキに声をかけた者がいた。
黒いマスクをした男は「お前を、見ていた」と声をかけた。

だが、その"お前"の中はすでにリゼに乗っ取られていた。
「・・・誰かしら?フフ、まぁ誰でもいいか。ねぇ、あたし、すごくお腹がすいてるの」


そう言った次の瞬間、カネキはそのマスクの男の腹に爪状の赫子を突き刺して、笑いながら肉をえぐっていた。



男はそうなる事がわかっていたかのように、それには動じずに静かに赫子を抜き、マスクを取って言った。
「芳村さんがお前に目をかける理由が、わかった気がする。俺も・・・お前がこれから先、何を成していくのか見たくなった。
戻ってこい・・・研」



そのマスクの男は四方さんで、四方さんの顔を見てカネキは正気を取り戻した。
だが、正気に戻ったカネキにとって、自分のしていた事・・・四方さんの腹をえぐった事はショッキングだった。
相手が【喰種】である四方さんだったから助かったものの、人間がそこに居たなら確実に殺していた・・・・。
「僕・・・あ・・・何でことを・・・ああ・・・」

飢餓と正気、喰種と人間の狭間で苦しむカネキに、四方さんは「あんていく」の個包装人肉を手渡した。
「喰え、楽になるぞ」






真戸とトーカの方では、真戸が容赦なくトーカに「トドメ」を刺そうと、"父親"の赫子『クランケ』をトーカめがけて振りあげた・・・が、真戸はその手に手ごたえがなく、異様に右手が軽いことに気付いて、自分の右手を見ると、右手首ごと切断されていた。

やったのは、ヒナミ。
ヒナミは、自分を守ろうとするトーカの窮地に耐え切れず、悲しみの感情で【喰種】としての赫眼と赫子に開眼していた。
その赫子は、母のそれと似た蝶の羽のようなものだったが、下2枚は父親譲りの節足動物のような形状だった。



ヒナミは泣きじゃくりながら「もうやめてよ・・・お姉ちゃんを傷つけないで・・・、おとうさんを、おかあさんを、そんな風にしないでよぉ!!!」と言うと、その節足動物型の赫子が伸びて、真戸を攻撃した。
真戸は、ヒナミの赫子を交わすと、トーカに突き刺さった母親の赫子を抜き取ると同時に翻し、母親の赫子クランケで、娘のヒナミを殺そうと攻撃した。

だが、ヒナミの上2枚の蝶の羽状の赫子が、真戸の攻撃を防御する。

真戸は、自分の右手からどくどくと流血している事を気にも留めずに興奮した。
「素晴らしい!すごいいっ!!!母親と父親の赫子の優れた部分だけが見事に引き継がれている!!!実に良質な赫子だ!欲しい!!!」



真戸にとって、赫子とは武器の材料であり、玩具である。
左手しか使えない真戸は、リョーコの赫子クランケを「えええいっ、重い!」と放り出すと、父親の赫子クランケを握って、ヒナミを攻撃した。
「よこせええええええッ!!!!」

だがヒナミの"父親型"赫子は、真戸の"父親型”クランケに巻きついて動きを止めると、真戸ごと持ち上げ、残るもう1本の"父親型"赫子で、真戸の左足を切断した。



だが、それすら真戸は気にせず、ヒナミの赫子を欲しがり、どぶ川の中を這いずるようにしてヒナミへと近づいて行く。
「フ・・フ・・素晴らしい・・・、私のクランケにしてやるぞ!家族は一緒にいるべきだろォ・・ハハハハハ!!」


トーカは、ヒナミに声をかけた。
「ヒナミ・・・トドメ・・・」

でもヒナミは動かない。 「私、できないよ」と佇むヒナミに、トーカが強い口調で言った。
「アンタの両親の仇なのよ・・・!?」

ヒナミは動かなかった。
「私も考えたんだ。この人に仕返しすれば、このモヤモヤも消えてくれるのかなって思うけど・・・、けど違った。
復讐なんてどうでもよかった・・・・。私・・・かなしいだけなの、おとうさんとおかあさんにあいたくて・・かなしいだけだった。」

悲しみに暮れるヒナミから、赫子が消えていく。
「三人で暮らした時にもどりたい・・・ひとりはさびしいよ・・・おとうさん、おかあさんっ・・・」



「反吐が出るっ!!」と真戸が、残った左手でクランケを拾いあげて、ただの少女となったヒナミめがけて振りかざした時、動いたのはトーカだった。
トーカは、真戸のその喉を切り裂き、一撃で確実に殺した。





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